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講義関係 アーカイブ

2009年03月27日

09年度担当講義(清水)

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 新学期まで、一週間を切り、時間割・シラバスが公開されましたね。
 私の本年度担当講義は以下のとおりです。

<春学期>
  ・総合政策学の創造
    1年生の必修講義。今年も、講義内で選挙コーカスを実施します。
    「SFCにおける『政策』」、「SFCにおける『言語』」など、注目講義で一杯です。
    阿川尚之先生、国領二郎先生と共同で担当します。

  ・近代史(日本政治外交史)
    現代日本は、どのように形成されてきたのか。現在存在する日本の政治構造の
    長所短所は、いつから、なぜ、このような形を取ることとなったのか。
    そうした、統治構造、リーダーシップ、政治判断、人材育成、社会構造といった問題を
    幕末維新から、明治、大正、昭和、戦後復興までを射程に、考えることを重視した
    講義を行います。

  ・政治史(東洋英和大)    SFC近代史に準じます。

  ・ライティング技法ワークショップ
    オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
    去年の勢いで、今年も楽しくやりたいと思っています。

  ・研究会1(日本政治外交研究)
    現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
    経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
    春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
    中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
    秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。

  ・研究会2(オーラル・ヒストリー)
    オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
    加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。
    こちらは09年度からの新規開講ゼミです。

  ・卒業制作
    卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を履修して下さい。

<秋学期>
  ・方法論探求
    リサーチモデルを構築し、研究を推進するために必要な、オーソドックスな方法論を
    伝授します。

  ・現代日本の政治(東洋英和大)
    太平洋戦争で敗れた日本が戦後復興を果たし、高度成長を経て、今日に至るまでの
    歩みを論じ、現代日本の諸問題を体系的、有機的に理解する材料を提供します。
    近代史と同様に、「考える」ことを重視する形態で進めます。

  ・福澤諭吉と現代1
    第一線で活躍する研究者、政治家、官僚、経済人をお招きし、福澤が掲げた
    「民の自立」の観点から議論します。阿川先生との共同担当です。 

  ・福澤諭吉と現代2
    同上講義の延長戦として、宿泊形式で熱く語り続けます。
    こちらも阿川先生との共同担当です。

  ・研究会1、2、卒業制作
    春学期を参照してください。

<大学院>
  ・インターヒストリー―地域・理論・政策
    歴史、地域、理論を重層的に積み上げ、ぶつけ合っていこうという、知の闘技場を
    模索するプロジェクト。土屋大洋先生、加茂具樹先生、神保謙先生、阿川先生と
    共同担当で行います。
    09年度からの、新規開講プロジェクトです。

  ・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス
    研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
    GRプログラムの全体会合です。

  開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
  ヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることを楽しみに。

  清水 拝

2009年04月24日

春学期スタート!

 昨日、4月23日は開校記念日。春学期の慌ただしさのなか、落ち着きを取り戻せる一日でした。
 スタートから2週間が立ちました。

 ゼミ1(日本政治外交史)は10名の新2年生を迎えて、18名でスタート。今週は飯尾潤『日本の統治構造』を文献に議論しましたが、こちらの論点設定を越えて議論が進み、とてもよい滑り出しとなりました。先日の懇親会には4年生に加えて、卒業生も駆けつけてくれて、とても嬉しく思いました。

 ゼミ2(オーラル・ヒストリー)は、今期から新規開講。12名でスタートです。まずは佐藤郁哉『フィールドワークの技法』から初めて、連休明けには企画検討会。グループで進めるプロジェクトも始動したようで、展開が楽しみです。

 講義も、ガイダンス週を終えて、本番に突入しました。「総合政策学の創造」は、今年も政策コーカスを実施。立候補を募ったところ、4名の候補者が出てくれました。加えて、政策ブレーンをやってみたい、という学生がとても多く、心強い限りです。

 近代史は、去年までと変わってΩでの講義。そのためか履修者が突如倍増し、課題へのコメントを考えるとさすがに気が遠くなりそうです(高い教壇が好きではないので、階段教室はやりやすいのですが)。変わらず、地道にやっていくのが何よりだろう、と思っています。

 ライティング技法ワークショップは30名(選抜後)。昨年はとても盛り上がり、オーラル・ヒストリーゼミを開講するまでになりました。よい流れを継いでいきたいと思います。

 春は、たのしい。あと3ヶ月、満喫します。
 

2009年05月29日

2009年度のゼミ

 春学期も早2ヶ月が過ぎ、ようやくゼミ、講義ともに落ち着いてきました。
 気がつけば、今年のゼミのご紹介をしていなかったので、さっそく。
 
<JPD(Japanese Political Development)ゼミ―日本政治外交史>
 2007年の着任時からスタートした日本政治外交史のゼミも、はや3年目に入りました。2年生でゼミに入ってきた学生たち(清水ゼミのファウンディング・ファーザーズ)も4年生。就職活動でも、妥協せず、自分の夢を掴んでいっている彼らには、心から敬意を覚えます。
 
 春学期は、昨年度と同様、政治学・日本政治・日本政治外交史の基礎的な理解と解釈力を身につけるため、文献と論題を設定したディスカッションを進めています。久米郁男ほか『政治学 Political Science』を中心に据えながら、これまで飯尾潤『日本の統治構造』、水口ほか『変化をどう説明するか』、ラムザイヤーほか『日本政治の経済学』、佐藤卓己『輿論と世論』、吉野孝ほか『誰が政治家になるのか』を扱いました。
 
 秋学期には、ここから個別のテーマを見出して、長期的なスパンからテーマを俯瞰する研究を進めていくこととなります。2年生10名、3年生3名、4年生6名、大目付サマ1名(男13名、女7名)で、着実に歩んでいます。
 
 
<「聞く力」で未知を拓く―オーラル・ヒストリー>
 多くの方から希望をいただいていたオーラル・ヒストリーのゼミを、ようやく開講しました。昨年春学期のワークショップ(とその、あまりに元気で愉快な履修者のみなさん)、秋学期の講義、冬の立命館での地域共創とオーラル・ヒストリーの試みなどが強く背中を押してくれました。
 
 春学期は、研究計画を磨きながら、聞くことの意味、研究における聞き取りの位置について考えることを大切にしています。参加者は2年生6名、3年生4名、大学院生1名の11名(男4名、女7名)で、すでに個人研究とは別に、2つのグループプロジェクトが始動しています。積極的な学生が多く、楽しいゼミです。
 
 
 この2年間、ゼミから受ける刺激がこんなにも多く大きいものかということを、日々感じてきました。今年も、私自身、多くのことをゼミから吸収していきたいと思います。みなさま、ご支援のほど、どうぞ宜しくお願いします。
 

2009年06月20日

第2回政策コーカス、終了!(6月16日)

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                                               (撮影:神野くん)

 総合政策学部で唯一の必修講義「総合政策学の創造」で、昨年に引き続き、政策コーカスを実施しました。入学したばかりの1年生に、必修講義の枠の中で、自ら考え、論じ、合意形成に向けて取り組む体験をしてほしいという考えからこの仕組みは生まれました。

 今年のテーマは「未来創造塾は、こう創る!」。創立20周年を迎えるSFCがどうあるべきかを提案する形としました。運営サイドとしては、昨年の「道路特定財源」からぐっと身近なテーマに舵を切ることで、より議論を充実させようという意図もありました。
 
 実際に充実したのは、議論よりもリサーチでした。いずれのグループも、学生へのニーズ調査や教員へのインタビューといった学内リサーチを行ない、さらにはSFCのある遠藤地域、湘南台、藤沢市に調査の範囲を広げて、学内外からの多様な視野に立って、政策をパッケージで立案してきてくれました。これは嬉しいことでした。

 議論を戦わせたグループは4つ。一ヶ月半、調査、分析、立案、説明、選挙、演説とがんばってきたグループリーダー、各10名のブレーンの努力に、実力に、団結に、心から敬意を表します。

 この取り組みが継承されていくことを祈って。

 SFC CLIP掲載記事 http://sfcclip.net/news2009060502
 

2009年07月29日

09年度春学期終了!

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 2009年春学期のタスクが、ほぼ終了しました。講義を中心に、回顧しておきます。

<総合政策学の創造>
  担当2年目となった「創造」。SFC唯一の必修講義。1年生全員が履修します。今年もSFCを
 代表する名物教授から、元気バリバリ若手の会まで、たくさんの先生にご登壇頂きました。
  昨年に引き続き、模擬選挙「政策コーカス」を実施。今年のテーマは「未来創造塾は、こう
 創る!」。身近なテーマで議論を重ねた4グループの発表は見事でした。
  思いのほか好評だったのが、講義冒頭で行なった研究会紹介。今年は最終課題を
 「私の研究会案内」として、学生生活の設計図を描いてもらうようにしたのですが、それに
 よって関心が高まったこともあってか、学生による研究会紹介は実感をもって受け止められた
 ようです。
  運営をがんばってくれたTA・SAのみんなに、感謝です。

<近代史(日本政治外交史)>
  こちらも「考えて、書く」リマークシステム導入2年目。なにがどうなったのか、履修者が
 270名に倍増したことで大教室に。SFCの大教室は、器材の関係か教壇が他のキャンパス
 より高く、ちょっと講義がしずらい印象があります。このため、今回は高さ1mほどの教壇から
 降りて講義をしてみました。これが案外快適。
  政治が変動期を迎える中での政治外交史の講義、多くを考えるきっかけになったでしょうか。

<ライティング技法WS>
  こちらも「オーラル・ヒストリー実践講座」2年目。今年は研究テーマが定まっていない1年生の
 履修者が多く、最終成果まで辿り着くだろうかと不安がありましたが、最終的には去年よりも
 到達率が高く、それぞれ興味深い成果をあげてくれました。この講義でオーラルについて
 お話を繰り返し、ゲスト講師の方のお話を伺い、みなさんの報告を聞いていることで、私の
 オーラル観も、徐々に変化してきているように感じています。ありがたいことです。

<研究会1 日本政治外交研究>
  春学期はとにかく基礎固め。コースワークをイメージしながら、前半は制度をゴリゴリと、
 後半は実態(歴史的展開)を丹念に。気がつけば春学期だけで15本ほどの文献を読み、
 ペーパーを切り、議論を行ないました。やはり、1全員がペーパーを出すのが、議論を
 進める上でもよいようです。
  次は夏合宿。個人研究がはじまります。どんなテーマで、何を論じてくれるのか。
 楽しみにしています。19人の個人研究、どうやって回していくか考えないと。

<研究会2 オーラル・ヒストリー>
  昨年のライティング技法WS履修メンバーと「ゼミにしよう!」と立ち上げたオーラルゼミ。
 いったいどれだけ、どんなメンバーが集まるのか予想もつきませんでしたが、立ち上げに
 ふさわしい、とても個性的なメンバーが集まりました。総勢11名。いい大きさです。
  こちらも春は基礎固め。リサーチデザインを練りながら、10本ほどの文献を読み、
 ペーパーを切り、議論を行ないました。
  オーラルゼミは夏が本番。合宿での成果報告を楽しみに。秋からは新しいメンバーも
 参加です。

 マルコム・グラッドウェルの本に「問題は夏休みだ!」というくだりがありました。
 充電しつつ、活動しつつ、秋に向けたよいステップとなる夏休みになりますように。
 

2009年09月02日

吉野作造記念館「人材育成研修会」(8月31日~9月2日)

 
 恒例となった夏の行事。今年も宮城県は古川に行ってきました。

 「民本主義」で知られる吉野作造。東京と地元の学生の学習、交流を目的としたこの研修会も3年目を迎えました。今年の講師は、猪木武徳先生、阿川尚之先生、奈良岡聰智先生、小川原正道先生、大川真先生と私の6名。参加学生も京大から3名、慶應から5名、地元東北大から5名の13名。いずれも過去最多となりました。
 
 

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 テーマは「日本近代史と吉野作造」。猪木先生による福澤論、奈良岡先生による吉野論をベースに、福澤班、吉野班、全体と3段階に分けたディスカッションが組まれ、充実のうちに3日間を過ごすことができました。
 
 
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 最終成果報告の際に、学生諸君がいずれも、自分のアタマで考えることの重要性を強調したことと、人と人のつながりを極めて大切にする姿勢を示していたことは、とても印象に残りました。独立自尊、人間交際という言葉を挙げるまでもなく、古典に触れて、今を考え、自分を見つめ直すという機会は、共通した洞察を与えてくれるのだな、と再認識しました。
 
 
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 エクステンションは、岩出山伊達家の藩校・有備館へ。

 今年も記念館をはじめ、みなさんに感謝です。

 

2009年09月14日

JPDゼミ合宿(9月8日~10日)

 日本政治外交研究(JPD)ゼミ、3年目の夏合宿は伊豆長岡で開催となりました。

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 今期は4年生6名、3年生3名、2年生10名の合計19名。在外、試験準備、体調不良で3名が休み、16名での合宿となりました。それでも、以下のスケジュール。

 8日 13:00~18:30 研究報告(6名)
    19:30~22:00 研究報告(3名)
 9日 9:00~12:30 研究報告(3名)
    13:30~17:00 研究報告(4名)
    19:00~ 懇親会
 10日 9:00~10:00 インゼミ準備報告

 予定していた散策の時間も削っての研究づくめ。4年生の卒論報告は2・3年生に、2・3年生の報告の充実ぶりは4年生に、とてもよい刺激を与え合ったようです。個人研究報告は、いずれもJPDらしく、ある程度の時間軸をもった、射程の長い研究が上がってきました。秋学期も楽しみです。

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 特筆されるのは、宿が格別だったこと。武者小路実篤が執筆にしばしば訪れたという歴史ある宿は、お湯よし、食よし、心地よしでした。学生諸君は4つのお風呂にずいぶんと癒されたようです。お世話になりました。合宿係もごくろうさまでした。

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 終了後は、オーラルゼミの合宿のため、富士山の東麓をまわり、河口湖へ。そのため、エクステンションができなかったので、今回は合宿前に韮山に立ち寄りました。頼朝ゆかりの蛭ヶ小島、後北条家の足場となった韮山城、幕末の偉人・江川英龍の江川塾、お台場の砲門を造った反射炉と、鎌倉から明治までを堪能しました。江川邸(写真)は、「篤姫」のロケに使われたとのこと(今和泉島津家)。同行してくれたゼミ生2名、ありがとう。

 秋学期も楽しみです。インゼミもがんばりましょう。
 

2009年09月16日

オーラルゼミ合宿(9月10~12日)

 引き続き、オーラルゼミの合宿に行ってきました(笑)。

 10日、政治外交史ゼミのインゼミ準備報告を聞いたのち、伊豆長岡→三島→沼津→御殿場と電車を乗り継ぎ、御殿場でゼミ生と合流。東富士演習場の脇を高速でぬけて、河口湖へ。富士山を眼前に臨む宿に到着(夜は八合目の小屋まで続く明かりが見えました)。

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 スケジュールは以下のとおり。

 10日 14:00~18:30 研究報告(3名)
     20:30~23:30 プロジェクト報告(2組)
 11日 9:00~12:30 研究報告(3名)
     14:00~18:00 研究報告(4名)
     20:00~ 懇親会。某部員は翌日に行なわれる神宮での試合のため帰京。
 12日 担当教員:OBバンド本番に参加のため、帰京。
     ゼミ生:名所旧跡を散策して帰京。

 ここでも予定していた散策を削っての研究づくめ。もっとも、夕食、昼食が外食だったので、それはそれで気分転換に。2日目午後前半は、湖畔での研究発表としました。これもよいシフトチェンジでした。

 肝心の研究の方も、夏の成果がよく現われており充実。先輩がいない中、手探りで進めてきたオーラルゼミは、勢いのある1期生に支えられて順調に進んでいます。うれしいことです。

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 合宿にあわせて作られたゼミTシャツは、なぜかピンク色でした。幸せと優しさを表わす色を選んだゼミメンバー。楽しく、充実した研究を続けていきましょう。
 

2009年09月18日

インゼミ(9月18日)

 東京大学先端研・菅原琢ゼミとのインターゼミを実施しました。

 今年のお題は「小選挙区比例代表並立制が日本の政党制に与えた影響を論ぜよ」。計量政治を主たる専門とする菅原ゼミと、政治史を主たる専門とする清水ゼミが、各々のディシプリンから取り組みました。
 まずは清水ゼミ。政党制の理論を中心に据え、「擬似二大政党制」として94年以降の構造を説明。ついで菅原ゼミ。こちらは小選挙区比例代表制の導入経緯から説き起こして、政党の変質を論じました。
 双方の報告、質疑応答に続いて、菅原先生から示された「第二のお題」をもとに議論。現実を踏まえつつ、想定の世界を論じていく、思考の訓練が行なわれました。

 終了後はいつもの通り懇親会。今回は九州の血が熱くたぎったようです。

 インターディシプリンを実践するこの試みも今年で3回目。双方のゼミに、よい相互作用が生まれてきたことを実感した会でした。菅原先生、菅原ゼミのみなさん、どうもありがとう。清水ゼミの諸君、合宿から引き続き、おつかれさまでした。

 清水

2009年11月13日

イベントのお知らせ(ゼミ生関連)

 オーラル・ヒストリーゼミのゼミ生が、下記のイベントでがんばっているので、ご案内します。
 朝日新聞、TBSなど、メディアにも取り上げられているようです。ご関心あれば。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∴∴‥∴‥∴∴‥∴‥∴∴‥∴‥∴
   がん征圧campaign ~子宮頸がん征圧イベント2009~
        ☆愛する人と向き合う未来☆
  ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∴∴‥∴‥∴∴‥∴‥∴∴‥∴‥∴

恋愛を切り口に子宮けいがんを考える、『恋愛とがん』がテーマの、今まで受けたことがないような最高に面白くてためになる参加型保健の授業。
当日は、ミスやミスターキャンパスに社会活動家の学生、未来の女医さんと今を輝く若者が一同に集います。

さらに山田邦子さんをはじめ、つるの剛士さんや柳原可奈子さん、梅宮辰夫さんといった超大物スターを中心として活動中の芸能人チャリティー合唱団である、スター混声合唱団のコンサートもあります。

■日時:2009年11月14日(土) 13:30~17:00
■場所:明治大学 和泉キャンパス 第2校舎6番教室
    (「明大前駅」から徒歩3分)
■参加費:無料
■参加資格:学生中心/男女問わず大歓迎
■参加申込:shingo726@i.softbank.jp  まで下記内容をお送りください

 名前(ふりがな)、大学、学年、誰から聞いたか
 意気込み(任意)

■このイベントに関する問い合わせ
 結(yui)運営事務局 shingo726@i.softbank.jp

■主催:女子大生リボンムーブメント結(yui)
    HP   :http://yui-c.com/
    Twitter:http://twitter.com/ribbonmovement
■共催:財団法人日本対がん協会
■協力:明治大学/スター混声合唱団/リボン運動がん新薬を普及する会
     フリーマガジン「Lily【リリィ】」

2009年12月19日

木々色づくキャンパスにて

 SFCに来て3度目の年末。山を眺めて育った私にとって、いながらにして四季のうつりかわりが感じられることは、とてもうれしいこと。わけても今朝のすがすがしさは格別でした。


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 そう、今日はキャンパスで朝を迎えました。今期から始まった宿泊型講義のためです。今回のゲストは、敬愛する猪木武徳先生。大教室での講義のあと、猪木先生、阿川先生、20人の精鋭たちと濃厚な時間を過ごしました。

 いつもはよく話す(話しすぎる)私ですが、猪木先生のお話を伺っていると、なぜか言葉を呑み込むようになります。呑み込みたくなるといった方がいいかもしれません。胸というよりは胃のあたりで言葉がまわっているような感覚です。
 そしてすべてが終わると、もやもやとしながらも、すがすがしさがやってきます。なぜなのかはよくわかりませんが、心地よいのです。年末を前に、よい場所に立たせてもらったような気がします。

 今年もあと10日。みなさまお元気で。

 清水

2010年02月07日

09年度のゼミ、講義終了(2月5日)

 2月5日(金)、研究会B(1、日本政治外交)の研究成果報告会・追いコンを行いました。

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 2年生11名、3年生2名、4年生7名の合計20名が報告。圧巻でした。2年生が多く、どうなることかと思った2009年度。彼らのがんばりが3年、4年を刺激したことで、とても充実したゼミとなりました。
 もっとも、4年生の実力は折紙つき。彼らの学年までは旧カリキュラムのため卒論が必修ではないにもかかわらず、7人全員が提出(文学部1、政治学科1)。報告会では下級生を圧倒したようです。こうやって、ゼミの伝統はできていくのでしょうね。
 今年の4年生は、私が着任した年に最下級生として入ってきたメンバーだけに感慨もひとしお。卒論はもちろん、彼らが全員、めざした活躍の場を得たこともうれしい限りです。おめでとう。

 オーラル・ヒストリーゼミも先日、納会を実施して終了。こちらは修士1名、3年生8名、2年生3名、1年生1名。1年目のゼミでこちらもどうなることかと思っていましたが、元気なメンバーに恵まれ、充実のうちに終えることができました。プロジェクトもゆっくりと、着実に進んできました。ありがとう。タームペーパー、順次返します。

 感慨にふけるのもつかの間、来期の応募がはじまりました。新しいメンバーを迎えて、来年はどんなゼミになるのでしょうか。楽しみです。
 

2010年04月02日

10年度担当講義

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 新学期になりました。
 私の本年度担当講義は以下のとおりです。

<春学期>
  ・総合政策学の創造
    1年生の必修講義。今年も、講義内で政策コーカスを実施します。コーカスも3年目です。
    今年度は國領二郎先生、竹中平蔵先生、廣瀬陽子先生がご担当。
    私は政策コーカス担当のみのお手伝いです。

  ・近代史(日本政治外交史)
    現代日本は、どのように形成されてきたのか。現在存在する日本の政治構造の
    長所短所は、いつから、なぜ、このような形を取ることとなったのか。
    そうした、統治構造、リーダーシップ、政治判断、人材育成、社会構造といった問題を
    幕末維新から、明治、大正、昭和、戦後復興までを射程に、考えることを重視した
    講義を行います。

  ・政治史(東洋英和大)    
    SFC近代史に準じます。

  ・ライティング技法ワークショップ
    オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
    座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきましょう。
    今年も楽しくやりたいと思います。

  政策構想ワークショップ
    外交政策を深く考え、実践する機会を提供します。
    前外務次官・谷内正太郎特別招聘教授がご担当、阿川尚之先生と私でサポートします。

  ・研究会1(日本政治外交研究)
    現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
    経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
    春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
    中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
    秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。

  ・研究会2(オーラル・ヒストリー)
    オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
    加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。
    2年目の今年、なにができるか楽しみです。

  ・卒業制作
    卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を履修して下さい。

<秋学期>
  ・方法論探求
    リサーチモデルを構築し、研究を推進するために必要な、オーソドックスな方法論を
    伝授します。

  ・現代日本の政治(東洋英和大)
    太平洋戦争で敗れた日本が戦後復興を果たし、高度成長を経て、今日に至るまでの
    歩みを論じ、現代日本の諸問題を体系的、有機的に理解する材料を提供します。
    近代史と同様に、「考える」ことを重視する形態で進めます。

  ・福澤諭吉と現代1
    第一線で活躍する研究者、政治家、官僚、経済人をお招きし、福澤が掲げた
    「民の自立」の観点から議論します。阿川尚之先生との共同担当です。 

  ・福澤諭吉と現代2
    同上講義の延長戦として、宿泊形式で熱く語り続けます。
    こちらも阿川先生との共同担当です。

  ・研究会1、2、卒業制作
    春学期を参照してください。

<大学院>
  ・インターヒストリー―地域・理論・政策
    歴史、地域、理論を重層的に積み上げ、ぶつけ合っていこうという、知の闘技場を
    模索するプロジェクト。土屋大洋先生、加茂具樹先生、神保謙先生、阿川先生と
    共同担当で行います。
    09年度からの、新規開講プロジェクトです。

  ・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス
    研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
    GRプログラムの全体会合です。

  開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
  今年もヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることを楽しみに。

  清水 拝

2010年08月11日

宇和島スタディツアー(7月30日~8月6日)

 宇和島に行ってきました。なんと今年3度目の宇和島です。行くたびにどんどん好きになる、素敵な町です。

 今回の宇和島入りは、地域に学生が入り、活性化の方法を提案する「スタディツアー」引率のため。このプログラムは今年で4年目。すでに長崎、宮古島、飛騨高山などで多くの実績を上げています。これまでは地域振興や観光政策が専門の先生がなさってきたのですが、2月に宇和島のシンポジウムに参加したことから担当の先生方にお声がけ頂き、参加することになりました。清水ゼミからも2名の学生が参加しました。

 これまで、市内はずいぶんと見させてもらいましたが、今回初めてだったのが離島。よく晴れた日に伺うことができまました。愛媛は長崎に次いで島の多い県だとは知っていましたが、宇和海の島々は想像をはるかに超えて美しいものでした。日本百景に選ばれている遊子水荷浦の段畑も、船上から見させてもらいました。

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 午後は藤原純友の乱で知られる日振島へ。今はハマチと鯛の養殖が盛んです。公民館の方から、純友にまつわるお話も聞かせて頂きました。土塁に囲まれた城跡があり、記念碑(同県出身の山下亀三郎が建立)があるものの文書史料に欠けるため史跡に認定されていないとのことでした。

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 圧巻は沖ノ島。はまゆうが植えられた島は、別世界でした。島の歴史を伺いながら眺める砂浜は、大きなヒントを与えてくれました。

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 翌日は宇和島市役所の大ホールをお借りして中間報告会。会場は地元の方、高校生(100人!)、市役所の方で埋まり、市長も最後まで学生の報告に熱心に耳を傾けてくださいました。市役所をはじめ、お世話になったみなさまに心から感謝申し上げます。

 最終成果報告会は11月。学生たちのさらなる探求が楽しみです。がんばろう。
  

2011年05月04日

2011年度担当講義

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 4月休校を経て、ようやく新緑のキャンパスが活気であふれるようになりました。
 本年度担当講義は以下のとおりです。

<春学期>
  ・総合政策学の創造
    総合政策学部1年生のゲートウェイとなる必修講義です。今年も、講義内で政策コーカスを
    実施します。コーカスも早4年目。これで全学年が経験したことになります。
    國領学部長のほか、竹中先生、浅野先生などにもお話いただきます。環境情報学部との
    合同講義もお楽しみに。

  ・近代史(日本政治外交史)
    幕末以後、戦後復興に至るまでの政治過程を、統治構造、リーダーシップ、政治判断、
    人材育成、社会構造、国際情勢から考えることで、現在、日本が有しているさまざまな
    長所と短所、利点と課題がどのように生まれてきたのかを考えます。
    16年前、阪神淡路大震災に際会し、日本の政治構造は大きく変化を遂げました。
    東日本大震災の災後政治はどうなっていくのかを考える入口になればと思います。

  ・ライティング技法ワークショップ
    オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
    座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきましょう。
    今年も楽しくやりたいと思います。

  政策構想ワークショップ
    外交政策を深く考え、議論する機会を提供します。
    谷内正太郎特別招聘教授(前外務次官)が担当、阿川尚之先生と私でサポートします。

  ・研究会1(日本政治外交研究)
    現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
    経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
    春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
    中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
    秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。

  ・研究会2(オーラル・ヒストリー)
    オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
    加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。

  ・卒業プロジェクト1・2
    卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を2学期以上
    履修して下さい。

<秋学期>
  ・方法論探求
    リサーチモデルを構築し、研究を推進するために必要な、オーソドックスな方法論を
    体得するための、実践型講義です。

  ・福澤諭吉と現代1(スルガ銀行寄付講座)
    第一線で活躍する研究者、政治家、官僚、経済人をお招きし、福澤が掲げた
    「民の自立」の観点から議論します。阿川尚之先生との共同担当です。 
    今年は3年目になります。

  ・福澤諭吉と現代2
    同上講義の延長戦として、宿泊形式で熱く語り続けます。
    こちらも阿川先生との共同担当です。

  ・研究会1、2、卒業制作
    春学期を参照してください。

<大学院>
  ・インターヒストリー―地域・理論・政策
    歴史、地域、理論を重層的に積み上げ、ぶつけ合っていこうという、知の闘技場を
    模索するプロジェクト。土屋大洋先生と共同で行います。
    今年はピアソンの『ポリティクス・イン・タイム』からはじめたいと考えています。

  ・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス
    研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
    GRプログラムの全体会合です。

  開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
  今年もヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることを楽しみにしています。

  清水 拝

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2011年08月14日

春学期終了。

 
 長いような、短いような、なんとも不思議な春学期が終わりました。4月休校によって4ヶ月分が3ヶ月に凝縮されたことで、相当に体力を使いました。とりわけ1年生は大変だったろうと思います。そんななかで1年生の必修科目「総合政策学の創造」では、ほんとうにみんな集中してよい講義を創り出してくれました。コーカスに参加したみなさんにも感謝です。

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 近代史(日本政治外交史)では初めて履修者選抜を行って、100名で進めました。それだけにリマークの提出率もかつてなく高く、インテンシブな講義になったように思います。

 ライティング技法WS(SFCオーラル・ヒストリー講座)は4年目。歴代の履修者がSAとしてがんばってくれました。参加者の意欲も高く、最終成果発表も活気に溢れていました。

 先日、春学期のゼミ納会&OBOG会を行いました。日本政治外交ゼミとオーラル・ヒストリーゼミの合同で行うイベントで、相互の交流が面白かったようです。秋学期に卒業する2名の成果報告もあり、盛会でした。お二人の前途を祝します。

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 この会で配付することが慣行となりつつある前年度の論文集もできあがりました。今年も労作揃いです。若林論文はSFC優秀卒業制作に選ばれました。

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 2010年度
 『日本政治外交研究』第4号(2011年8月刊行)
  「『日本政治外交研究』第四号刊行にあたって」(清水 唯一朗)
  「マスメディアが世論に与える影響―内閣支持率を通して」(齊田 遥子)
  「首相の権力と閣僚人事―平等主義から能力・実績主義へ」(若林 悠)
  「消費税はどのように議論されてきたのか」(大西 友貴)
  「ワークライフバランスに関する政策の検証」(伊藤 あゆみ)
  「雇用保険三事業見直し―内閣主導による変革―」(品川 聡美)
  「JAPAN Inc.日本株式会社の解体」(深田 大寛)」

 みなさん、よい夏をお過ごし下さい。

2012年04月01日

2012年度担当講義

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 4月になりました。
 本年度担当講義は以下のとおりです。

<春学期>
  ・近代史(日本政治外交史)
    幕末以後、戦後復興に至るまでの政治過程を、統治構造、リーダーシップ、政治判断、
    人材育成、社会構造、国際情勢から考えることで、現在、日本が有しているさまざまな
    長所と短所、利点と課題がどのように生まれてきたのかを考えます。

  ・ライティング技法ワークショップ
    オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
    座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきましょう。
    今年も楽しくやりたいと思います。

  ・研究会1(日本政治外交研究)
    現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
    経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
    春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
    中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
    秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。

  ・研究会2(オーラル・ヒストリー)
    オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
    加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。

  ・卒業プロジェクト1・2
    卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を2学期以上
    履修して下さい。

  ・インターヒストリー―地域・理論・政策(大学院)
    歴史、地域、理論を重層的に積み上げ、ぶつけ合っていこうという、知の闘技場を
    模索するプロジェクト。土屋大洋先生、加茂具樹先生と共同で行います。

  ・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス(大学院)
    研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
    GRプログラムの全体会合です。

<秋学期>
  ・政策デザインワークショップ
    今年度から新しく担当します。文理協働の政策研究を考えています。

  ・ガバナンス論(大学院)
    今年度から新しく担当します。がっちりと資料を読み込むクラスにしたいと考えています。

  ・福澤諭吉と現代1(スルガ銀行寄付講座)
    第一線で活躍する研究者、政治家、官僚、経済人をお招きし、福澤が掲げた
    「民の自立」の観点から議論します。阿川尚之先生との共同担当です。 
    今年で4年目になります。

  ・福澤諭吉と現代2
    同上講義の延長戦として、宿泊形式で熱く語り続けます。
    こちらも阿川先生との共同担当です。

  ・研究会1、2、卒業制作、インターヒストリ-、GR
    春学期を参照してください。


  開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
  今年もヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることが楽しみです。

  清水 拝

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2013年04月03日

2013年度担当講義

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 4月になりました。
 本年度担当講義は以下のとおりです。

<春学期>
  ・近代史(日本政治外交史)
    幕末以後、戦後復興に至るまでの政治過程を、統治構造、リーダーシップ、政治判断、
    人材育成、社会構造、国際情勢から考えることで、現在、日本が有しているさまざまな
    長所と短所、利点と課題がどのように生まれてきたのかを考えます。
    今年はリマークシステムに加えて、新たなインタラクションの仕組みを入れます。

  ・ライティング技法ワークショップ
    オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
    座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきましょう。
    今年も楽しくやりたいと思います。

  ・研究会1(日本政治外交研究)
    現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
    経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
    春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
    中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
    秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。

  ・研究会2(オーラル・ヒストリー)
    オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
    加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。

  ・卒業プロジェクト1・2
    卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を2学期以上
    履修して下さい。

  ・日本研究(Japan Studies)(大学院)
    日本を理解し、日本を研究し、『問題解決先進国』としての日本モデルを打ち出し、
    発信する「新しい日本研究」の入口をとなるプロジェクトです。
    土屋大洋先生、加茂具樹先生、阿川尚之先生と共同で行います。

  ・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス(大学院)
    研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
    GRプログラムの全体会合です。

<秋学期>
  ・政策デザインワークショップ
    政策研究の手法をがっちりと学ぶことを目的としたワークショップです。
    昨年は政治参加をテーマに取り組みました。今年は、参院選以後の
    動向をみて考えます。

  ・ガバナンス論(大学院)
    ガバナンスの実態を資料にもとづいて読み解き、明らかにしていきます。
    昨年は衆議院事務局の議員官僚日記を軸に、消費税導入過程の
    分析に取り組みました。こちらも参院選後の動向を踏まえて題材を
    考えます。


  ・研究会1、2、卒業制作、日本研究、GR
    春学期を参照してください。


  開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
  今年もヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることが楽しみです。

  清水 拝

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2014年04月02日

休講のお知らせ(2014年度)

2014年度は、共担の科目を除き、私の担当科目は休講となります。

春学期
 日本の近現代(旧科目名:近代史)
 オーラルヒストリーワークショップ(旧科目名:ライティング技法ワークショップ)
 研究会B(1)日本政治外交研究
 研究会B(2)オーラルヒストリー

秋学期
 政策デザインワークショップ
 ガバナンス論

よろしくお願いします。

2015年04月03日

2015年度担当講義

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 4月になりました。
 本年度担当講義は以下のとおりです。

<春学期>
  ・日本の近現代(日本政治外交史)
    かつて「近代史」という枠のなかで行っていた講義ですが、カリキュラム改編に伴い、
    戦後から現代までを論じるものに衣替えしました。引き続きインタラクションに重きを
    おいて、現代の日本をかたちづくるものを考えていきたいと思います。

  ・オーラルヒストリーワークショップ
    こちらもカリキュラム改編に伴い「ライティング技法WS」から名称変更です。
    オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
    座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきましょう。
    今年も楽しくやりたいと思います。

  ・日本研究概論2
    日本を理解し、日本を研究し、『問題解決先進国』としての日本モデルを打ち出す
    ことを目的としたクラスです。加茂具樹先生、土屋大洋先生、中山俊宏先生、
    神保謙先生と共同で行います。今期は日本理解の多様性からのアプローチを
    取ることになりそうです。

  ・研究会1(日本政治外交研究)
    現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
    経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
    春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
    中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
    秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。

  ・研究会2(オーラル・ヒストリー)
    オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
    加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。

  ・卒業プロジェクト1・2
    卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を2学期以上
    履修して下さい。

  ・日本研究(Japan Studies)(大学院)
    日本を理解し、日本を研究し、『問題解決先進国』としての日本モデルを打ち出し、
    発信する「新しい日本研究」の入口をとなるプロジェクトです。
    土屋大洋先生、加茂具樹先生、中山俊宏先生、阿川尚之先生と共同で行います。

  ・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス(大学院)
    研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
    GRプログラムの全体会合です。

  ・認知・意味編成モデルと身体スキル(大学院)
    日本研究の大学院生を受け入れてきたGRに対し、オーラルヒストリーを手法と
    する大学院生を受け入れるため、今年からこちらのCBプログラムのメンバーに
    していただきました。楽しみです。

<秋学期>
  ・日本研究概論1
    発展的理解を涵養する「概論2」に対し、「概論1」はより幅広いかたちでの
    日本への理解を獲得していきます。春学期と同様に加茂先生、土屋先生、
    中山先生、神保先生と共同で行います。

  ・政策デザインワークショップ
    政策研究の手法をがっちりと学ぶことを目的としたワークショップです。今年は
    政治参加を軸に議論を展開したいと思っています。

  ・ガバナンス論(大学院)
    ガバナンスの実態を資料にもとづいて読み解き、明らかにしていきます。
    一昨年は細川護煕日記を軸に、政権交代と政界再編の様相を分析して
    いきました。

  ・研究会1、2、卒業制作、日本研究、GR、CB
    春学期を参照してください。


  開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
  今年もヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることが楽しみです。

  清水 拝

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2016年04月04日

2016年度担当講義

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 4月になりました。
 本年度担当講義は以下のとおりです。

<春学期>
  ・日本の近現代(日本政治外交史)
    今年度から隔年でGIGA科目として英語で開講することとなりました。
    国籍、文化、宗教、多様なバックグラウンドを持つ学生たちと日本の近代と現代を
    考えて行きます。

  ・オーラルヒストリーワークショップ
    オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
    座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきましょう。
    今年も楽しくやりたいと思います。

  ・日本研究概論2
    日本を理解し、日本を研究し、『問題解決先進国』としての日本モデルを打ち出す
    ことを目的としたクラスです。加茂具樹先生、土屋大洋先生、中山俊宏先生と
    共同で行います。

  ・研究会1(日本政治外交研究)
    現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
    経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
    春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
    中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
    秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。

  ・研究会2(オーラル・ヒストリー)
    オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
    加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。

  ・卒業プロジェクト1・2
    卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を2学期以上
    履修して下さい。

  ・日本研究(Japan Studies)(大学院)
    日本を理解し、日本を研究し、『問題解決先進国』としての日本モデルを打ち出し、
    発信する「新しい日本研究」の入口をとなるプロジェクトです。
    土屋大洋先生、加茂具樹先生、中山俊宏先生と共同で行います。

  ・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス(大学院)
    研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
    GRプログラムの全体会合です。

  ・生活実践知(大学院)
    オーラルヒストリーを手法とする大学院生は、こちらのプログラムで認知系の
    研究者たちと議論を進めていきます。

<秋学期>
  ・日本研究概論1
    発展的理解を涵養する「概論2」に対し、「概論1」はより幅広いかたちでの
    日本への理解を獲得していきます。春学期と同様に加茂先生、土屋先生、
    中山先生と共同で行います。

  ・政策デザインワークショップ
    政策研究の手法をがっちりと学ぶことを目的としたワークショップです。
    今年は原点に立ち返り、政治参加をテーマに進めたいと思います。

  ・ガバナンス論(大学院)
    ガバナンスの実態を資料にもとづいて読み解き、明らかにしていきます。
    今年は質的研究と量的研究、歴史研究と理論研究の関係から考えます。

  ・研究会1、2、卒業制作、日本研究、GR、CB
    春学期を参照してください。


  開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
  今年もヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることが楽しみです。

  清水 拝

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2016年07月06日

ヒロム・ナガハラ先生特別講演(7月19日)

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 7月5日(火)、マサチューセッツ工科大学歴史学部(アメリカ)よりヒロム・ナガハラ先生をお迎えして特別講義と研究会を行いました。

 特別講義のテーマは"What History Tells Us About Today's Pop Culture in Japan"。ナガハラさんが取り組んで来られた歌謡を通じてみる日本の文化、とりわけ欧米文化との交流について、明治初期から戦後に至る長いスパンで論じていただきました。留学生を主体としたGIGA(英語)クラスでしたが、実際の音楽を多く流していただいたことでイメージが湧きやすく、充実した講義になりました。

 講義のあとは、教室を移して日本政治外交ゼミの学期末研究報告。新規メンバーによる研究テーマ初回報告、継続メンバーによる研究中間報告が行われました。幅広いテーマに対して、ナガハラ先生からは歴史学の方法論を踏まえた、示唆的なコメントを多くいただきました。

 夜はナガハラ先生を囲んで懇親会。ゼミのメンバーの特権ですね。

 再来週はベルギーからヤン・シュミット先生をお招きします。今週と合わせて、欧米の日本研究の最先端を感じてもらえればと思っています。
 

2016年07月20日

ヤン・シュミット先生特別講演(7月19日)

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 7月19日、ルーベン・カトリック大学日本学科(ベルギー)よりヤン・シュミット先生をお迎えして特別講義と研究会を行いました。
 特別講義のテーマは"The Future of the Japan and the ’long First World War’? Future Visions and Demands for Reform in Japan, 1914 to 1923"。第一次世界大戦100周年を機に国際的な研究グループを主導してきたシュミット先生から、世界的な秩序変動に伴う国際的な「知の移動」についてお話いただきました。GIGA(英語)講義「日本の近現代」の履修者に加えて、多くの聴講者を交えて活発な議論が行われました。

 講義のあとは、教室を移して日本政治外交ゼミの学期末研究報告。新規メンバーによる研究テーマ初回報告、継続メンバーによる研究中間報告が行われました。幅広いテーマに対して、シュミット先生からは俯瞰的なコメントを多くいただきました。

 夜は、春学期で卒業するメンバーの送別会。要のメンバーの卒業は不安でもありますが、皆で賑やかに送り出しました。

 春学期も終わりです。
 

2016年07月31日

青春基地&慶應SFC清水研 Family History Lab.(7月24日)

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 SFCが誇る元気印、石黒和己ちゃん率いる「青春基地」のイベントとして、高校生向けのオーラル・ヒストリーワークショップを開催しました。

 詳細は、青春基地さんのウエブサイトと、オーラル・ヒストリーゼミのブログでご覧ください!

 【前編】Family History Lab. @SFC 「話し手が主役のインタビューとは?」
 【後編】Family History Lab.@SFC 「質問は『共通点を見つけたい』というサイン」

 ブログ『FAMILY HISTORY WORKSHOP @SFC 青春基×清水研究室』

 わこちゃん、千葉くん、せれなちゃんをはじめ、青春基地のみなさん、参加してくれた高校生の皆さん、どうもありがとう!
 

2016年08月29日

「なぜ政策コーカスは始まったのか?(インタビュー)」(8月22日)

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 スタートから9年、もはやSFCのレガシーとなった「政策コーカス」。総合政策学部の1年生(春学期)が全員で取り組むアイスブレイクイベントとして定着した観があります。
 この取り組みについて『SFC REVIEW』さんが61号で特集を組んでくれました。このなかで、政策コーカスの創設に関する秘話をお話ししました。ご高覧下さい。

 そろそろ、コーカス全体OBOG会でもやりたいなぁ。来年、10年目を記念してどうでしょうか<学部長!
 

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