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April 29, 2004

いまやりたいこと

でも、勇気がなくてできないこと。

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本のリストラ

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April 27, 2004

フォローアップ面接

AO生対象の面接。

だけど、別にそれはうちらのためというよりも、SFCをどうしたらいいか?ということが主眼だった。
大方のAO受験生は、志願理由書や面接の為に、本当に頑張ってSFCってどんな大学っていうのを調べる。それは外面的な姿であるんだけど、その外面的な姿を徹底的に調べてくれた受験生に、実際に入ってみてのSFCはどうだったか?ギャップはあったか?ってのが、今日の面接ではメインだった。

って、うちがただ単に中身のあることをやっていないからなんだけど。

そういえば、AO志願者の質の低下に悩んでるらしいです。凄い人は凄いんだけど、普通の人が増えているって。どうしたら、質の高い学生がもっと集まってくれるか、いいアイディアがある人は大学に教えてあげてください。

地下鉄をSFCまで伸ばすとか、都心に移転するとか、SFC全体のレベルの底上げとか、そんな空想的な次元じゃなくて、現実的な提言を待っています。

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April 26, 2004

へえ

「SFCに専門性を求めてはいけない。所詮、経済学部に行こうが、商学部に行こうが、学部卒業で専門性を獲得できるわけではない。」

誰の言葉だと思いますか?SFCの事務の人の言葉だって。
入学一年経過したAO生には面接があるんだけど、そこでの事務の人の言葉らしいです。友達の話だから、フィルターがかかってるかも知れないけど。

ってことは、適当に好きな授業だけとってるボクも、このSFCでは認めてくれるってことでしょうか。
何はともあれ、明日は面接、自分の番。思いっきりネガティヴに攻めたいかと思います。

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April 25, 2004

読まさせていただきます

言葉は変わり続けるものだから誤用なんてものはない、ってのはいつも思ってることなんだけど、やっぱり聞きなれない言い回しは気になっちゃうかも。

「読まさせていただきます」っていう言葉。多分、今日、新撰組で言ってた。

NHKで言うくらいだから、文法的にも「誤用」ではないんだけど、「読ませていただきます」のほうが、なんか聞き心地はいいかも。

ちなみに文法的に、「読まさせて」の「さ」は、積極的な意志をあらわすらしいです。
ちなみに、鎌倉時代にもこの「さ」いれ言葉がはやったらしいです。

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April 24, 2004

村井純コール

トラックバックする勇気はなかったので、無断リンクで。。。
(といっても、つながっちゃうんだけど、まあいいや。)

今日一日、このコールが頭の中をめぐってました。

村井純コール

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いま一番楽しみなもの

太陽系の中で一番好きな惑星は冥王星なのだけど、一番好きな衛星は土星をまわる「タイタン」という星です。

はじめての出会いは今でも覚えています。小学校のときに読んだ、子供向けの分厚い図鑑です。「宇宙人はいるの?」というコラムの中に、タイタンのことは紹介されていました。「太陽系の中で唯一宇宙人がいる可能性がある星」。そのとき感じた理性的なときめきは、今でも忘れません。

そんなタイタンにやっと探査機が赴くことになります。燃料問題で色々と物議をかもし出した土星探査機カッシーニ(土星には今年のアメリカ建国記念日あたりに到着)が、2005年、ついにタイタンに着陸をします。

メタンの大気、そして海。
タイタンの写真を見るために、今年の頭の片隅にはいつもポジティヴな期待がありそうです。

http://saturn.jpl.nasa.gov/operations/huygens-mission.cfm

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April 23, 2004

無気力?

メディアで今日はたくさんの本を読んだ。
勿論、飛ばし読みだけど、20冊くらい。

机に積み上げて本を読んでいる大学生は嫌いでしたが、いつの間にかそんな自分に誇らしささえ感じるようになっていました。それは嘘です。


最近、何を読んでも、心が動かされない。
もともと感動などすることはなかったのだけど、物語にひきこまれさえしない。

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April 21, 2004

航海

世界の果てに広がる空は
どこへ続いている
回帰風を受けながら
今日という日まで繋ぎとめてくれた
君の強さを想う


行き交う悲しみの群れに
心まで委ねられるはずもなく

針路盤さえ手に入らぬまま
路頭に迷ったことさえ、ひた隠し
混迷と呼ばれる時代の渦の
一翼を自ら担ってしまう

人は刹那
出会う夢も一炊の粟と変わらないのだから
世界の果てに広がる空も
今まで見てきた日々さえも
次の瞬きの後
出会えるかさえわからない

そして今日も意味などない存在理由を掲げ
意味を探し生きてゆく

今日という日を見つけてくれた
名も知らぬ人を想う


よく君は人生を旅路だと言う
よく君は人生を後悔だと言う

地平線の向こうには世界などないと誰かが言った
地球には果てがあると多くが信じていた

突然、あの瞬間に、世界は変わったのかもしれない
きっと、それは、歴史の衝突と同じことかもしれない

闇を抜けて全て終えた後でも
それが善か悪かなんて本当は誰もが計りかねるように


意味などないと誰かが笑った航海が
世界を切り開くこともあったのだから

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April 18, 2004

かる鬱

新学期らしさがやっとこみ上げてきた。
このやるせなさ、久しぶり。

去年は感じる余裕もなかったし、
おととしは受験の存在感が大きかったから、
実に3年ぶりかな。

まず特徴としては次の休みばかり気になる。
日曜日は憂鬱になる。

日曜日に考えることは、月曜日も火曜日のことでもなく、次の休みのこと。

そして、いつも聞かない音楽が聞きたくなる。
歌詞カードを見ながら聞きたくなる。

あと、ニュースがやけに見たくなる。
遠い世界の出来事の羅列に癒されるから。


この生ぬるい温度が余計、何年か前のあの頃を重なねてしまう。
温度、香り、外の景色がとても生ぬるくて、遅くて、ゆるやかで、散漫で緩慢に悲しくなっていく。

なんて。

終わらせたい願い
携えて背中が重い

画像の操作が途中で
倒れそうな銅像

そんな微笑みで
事件を終わらせないで

傷付くなんて
簡単だから
闘うなんて
簡単だから

戦争なんて
簡単だから
だって君は何度も
センソウしてきた


横顔を眺めて
明日の終結はあきらめて

明後日の笑顔も
とりあえずあきらめて

涙を忘れないで
せめて歩き出して

かさばる願い
それでも携えて

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April 16, 2004

今日の授業

2 多言語社会コミュニケーション

だるかった。内容がとても表面的で当たり前で、スピードもゆっくりだったから。
でも、クリオールとかの実際の例を見れたのは良かったかも。


3 社会環境論

これも初回だからか、ほとんどが既知の内容。って、世界史と日本史を前提にしてないSFCじゃ仕方ないか。

中山みき以外の明治期の新興宗教の興隆者は男も多かった気がするんだけど気のせいかな。今度調べ直してみよう。黒住教や金光教とか。
あと、愛子という人が女性天皇なった場合と、古代の女帝を同列に扱っていたのも気になったり。古代のはあくまでも血は男で、女は中継ぎじゃん。まあ、いいか。


4 近代史

小熊英二の話すスピードは好き。そして、この人の授業のノートをとるのが好き。それだけなんだけど。日本の近代史は、高校でやったし。


5 ランドスケープエコロジー

人間の存在を踏まえたうえで、生態系を、空間・時間軸で考えよう、という学問分野らしい。まあ、導入らしく、時代背景をやった。

やっぱ、SFCじゃ先っぽだけしか見せてくれないのかな、と一抹の不安。
「SFCの授業では何も学べない。SFCでは何かを眺めることしか出来ない。わかったふりが出来るようになるだけだ」

そんな、とある人の言葉が切実に響く。

ま、いいんだけど!

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April 15, 2004

同時性

一つ一つ並べるように
予定と今を比べてみる

二つ三つ傷付けず
記憶を部屋に吊るしてみる

そしてやがて知られずに
空に架かる願いを解いてみる


たった一つしか残されていない椅子
ボクが座ってしまったなら
キミはもう座れない

あまりにも当たり前なのに
キミの涙を見るまでボクの心は痛まない

そしてキミの涙を見たとしても
ボクは席を立とうとはしない

いつか椅子を作れる日を待ってよと、
筋を変えたストーリーを一人巡らせては


三つ四つ数えないうちに
想いを夢に閉じてしまう

キミが笑っているときに
ボクは泣いていたんだ

キミが泣かないと
ボクの笑えなくなるんだ

二人して笑えばいい

でも、まだ笑いという言葉が消えないから

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わけなく哀しくなったりはしない。
きちんと理由がある。
そして、それはもうどうしようもないことだから、立ち止まって悲しくなって、死にたくなって、どうしようもなくなる。

でも、それ自体はどうしようもないことだけど、他の道はいくらでも用意されている。
でも、そんなことは関係ない。

一番に欲しかったものが手に入らなかったものが、もう手に入らないという意味じゃ同じだ。
それは一番ではなかった、と適当な後付をしてもむなしくなるだけだ。

もう、どうしようもない。

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April 14, 2004

突っ込み

突っ込みって大事だよね。きっと。
たとえばテレビと話している人を見ていると哀しくなるけれど、それはきっと自己との対話ともあるはずで。。。

突っ込むっていう行為によって、どんなにつまらないものでも、ソレが新しく生まれ変わる可能性もあると思う。たとえ、いつかそれが突っ込みというよりも、むかつきだけに変わったとしても。


練習問題

http://sakura.sarasou.com/cgi-bin/diary04/cdiary.cgi?room=sy1030

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April 11, 2004

目にピアス

いたくないっていっても、十万以上かけるだけ目立つのか。

  ねえ、私の目を見て?
あれ、ごみがついてるよ。
  違うよ。ピアスだってば。よく見てよ。
ええ?ごみだよ。
  もっと良く見て?ほら!
  

http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=573&ncid=757&e=8&u=/nm/20040407/od_nm/odd_eye_dc

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つれづれづれれ

三田で16単位とるぞ!と張り切っていたわりには、今年もSFCで埋めるかも知れません。
何故なら、、、、、、やっぱりSFCが好きなのかなあ。

確かにSFCの授業は楽しい。
でも、楽しいだけでいいのか、って葛藤はある。

でも、文学部の教授も言っていたんだけど、「我々のやっていることは、無駄なことだ。生きていくのに、美術作品なんて必要ない。でも、その意味じゃ、商学部のやっていることも同じだ。金儲けの知識が生きていくのに本当に必要かといったらそうではない。ただ社会の要請の違いがあるだけだ。だから、本当に興味の有る人だけ、この授業をとってください」

あ、多分、80パーセントはうちのバイアスが入っているので、原文とはたぶん違うのだけど、やっぱり、もう将来のことを考えるのはやめようと思いまして。

正確にいえば、やっぱり、楽しければいいや、と。
だって、少なくとも今、目の前にあるものが楽しいか楽しくないかは選べる。

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April 08, 2004

D?

突然の文字の反転
あの日以来の音
そこで途切れた祈り

もう届かないよと
笑わないで、どこにも行かないでね。
ここが世界の最後でも。

ゆっくりと列車は
重力を振り払い、
空色に染まっていく。

ポストに残ったのは
届かなかった約束
今日もまた、
誰も気付かずに
新しい手紙ばかりが、
知らない人から人へと渡る。

夕暮れ付近の
この国で
君は引越しの準備を
考え始めている。

遠い国で
今まさに消える葛藤は
同じ風を包み隠し
ゆるやかに、
僕達を、
傷付けていく。

もう信じてみたいね。
描く場所は
もうここにはある。

もうすぐ列車は
駅を越える。
それは
誰かにとって
終着駅となるのだろう。
誰かにとって
通過駅となるのだろう。

でも、
誰にとっても
始発駅にはなりはしない。

終わるか、やめるか。
それだけが
この空に残された道。

今、続く。
この膜をいくつもつないだ
哀しみの線路。

どうか、
君には
届かないで。

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いいんじゃない。

自動書記。

だけどね生きながらえる

それは、ずるい答えと知っていて
微笑みながら
当たり障りない答えで
自分を納得

いつもそこにいてね。

もう言えないね。
一度も言わなかったのにね。

さよならはもう遠すぎて
あの日は濃淡の線の向こう

いつも側にいてね。
もう言わない。

一度限りなんてわからないね。

どうしてしまったんだろうか。

わからない。

そんな指示語どこから持ってきたの?

意味は与えられるものなのなら、
意味を捨てるにはどうしたらいいの?

それはいい考えだ!
あの日の話からはじめよう。

そうだ。まだ何もなかったあのとき。

あれから、ボクは独りになった。
そうだ。もう独りだと知っていたじゃないか。

ふいに、静粛なムードでもなく、
大盛りの寂しさが
苦くて、嫌だったのは。どんな昔かな。

いつかつなげて、見せて、わかって、教えて、捨てて、見つけて、笑って、認めて、そこにいて、壁によりかかって、いいっていって、わかったっていって、笑って。笑って。笑って。あざけらないで。わかんなくていいから、笑って。笑って。

眠り姫はもう眠れない。
研究会はもういらない。
ここにいてと、誓って。
つくろって。
そうだ、そうだ、どうだ。

わかって、
幸せだと思って。
そう、思ってみせる。

どこでもいい。
誰でもいい。
どれでもいい。

幸せだ。
幸せだ。
笑えるんだ。

だって、今、ここにいるんだ。

どこにもいきたくないさ。
それでもいいさ。

だって、幸せだ。
何度でもいえる。
そうだ、幸せだ。

いかない。
どこにもいけない。
だって

だって幸せだ。

もういい。
もういいんだ。
本当にもういいんだ。

さよならじゃない。
いいんだ。
見るんじゃない。
見えるんだ。

幸せだ。

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April 07, 2004

履修が決まらない。

履修が決まらない。
三田とSFCで、どれをどう組み合わせて、一体、何を見据えてとるのか。

好きなものだけ、選んでしまって、それはいいのかな。
そこに覚悟や見通しがあればいいのだろうけど、それもない。

もうここまで先延ばししたんだから、それこそ、もう本当に、決めなくちゃいけない時期なのかな。って、疑問系なあたりが、だめだ。

可能性と覚悟は裏返しだからなあ。

でも、今が楽しい。
それいじょうの野望も欲望も今のところないんだよなあ。
今が楽しいがいつまでも続くには、でも準備が必要なのかな。


転んだ世界が
回りだすとね、
空から風が
南から南へと向かうんだ。

隣でボクが笑えるとね、
それだけでもういいと
本気で思っていた。
でも、隣で笑って欲しいことも
同じなんだと気付く

変わらない昨日を
見つめるボクの場所は
どこなのか、
それは明日にならないとわからない

いつだって、確かな言葉も意味も
ほのかな希望のようにしか有り得ない

いつかは、教えてあげたい
ここがどこなのか。

逆向きにまた空が
落ちていってしまう前に

悲しみが憎しみに変わったりしないように

ここでセカイがこうやって、
ちゃんとあるように。

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April 06, 2004

84ページ

「平和とは戦争と戦争の間の期間のこと。」
「恋人や友達など大切な人が一人死ぬことと、みんなで大量殺戮されてしまうことはどっちが悲しい?たった一人の家族の死よりも、遠くの国で殺されるあなたにとっての匿名の人が何十人も日々死んでいく事が悲しい?」


そんな一見、なんでもない一説があったために、今日メディアに返す予定だった本をまた持って帰ってきてしまった。だめじゃん。

まあ、実際に、戦地になっている国の人が書いたから、説得力もあるんだろうけどね。

ひとが、リアルに感じられる範囲と言うのは、自分の回り30人ほどだそうです(これは別の本。うろ覚えだから違うかも)

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April 05, 2004

今日見た夢

パソコン。
授業を決めようとSFCのページへ。
そういえばデザインが変わったんだよな。3種類もすごい。

在校生へのお知らせをクリック。
「廃部のお知らせ」。

そっかー。このサイトのリニューアルは有終の美だったのかと妙に納得。
でも廃部かー。残念だなあ。

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April 04, 2004

reality

ゲームなら届きそうもないところへジャンプしたり、銃弾の中へ飛びこんだり、仲間を助けるために命をなげうったり出来る。
それはLIFEが3つぐらいあって、簡単に生き返ったり死んだり出来るから。

人生ゲームでも、堅実なコースを進まないで、リスクが高いコースを通ってでも1位を目指そうとする。
それは所詮、ゲームだから。

しかも、どんなゲームでもみんなが「あがり」を目指す。
それはあがりの後には、普通の生活がまっていて、早期のあがりこそがゲームの中では勝敗判断のほとんど全てだから。


たとえば、実際の人生でも、死んだ後に次のLIFEが約束されていたら、もっと世界は面白く、誰もが活動的になるのかな。

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April 01, 2004

西口駅前


上下する世界の狭間で
漆喰の空をいつも
見上げ続けていたあの人は
今も唄を歌っているのだろうか

ヘッドフォンを耳にあて
懐かしい言葉を少しだけ
消えていく背景に委ねる


全てを捨てたつもりで
駅の隅に縋りつくことを
勇気と言える時代が来るかもしれない

 大切な人に伝えてください
 明日、この場所でテロがあるかも知れません

そんなメールが回った日も
改札口はもう誰の手にも遮られることなく
瞬間の瞬きのような人が流れていた

どうしても行かなくてはならない場所なんて
ほとんど人には、他に居場所がないからくらいの意味
なのに、君は今日も何故か走っていた


巨大スクリーンの中で
たった一人きりで

勝つことも負けることもないと
笑っていたあの人は間違いなく勝っている
そしてそれを怨むあの人はきっと負けている
だからゲームは続いていく

足を止める勇気も実はない
道を閉ざす気配はいつも怖い

側にいるよと簡単に言える人の
側にはいたくない

いつか終わってしまう世界なら
もういいじゃないと、誰も言えない
どうせゲームなのにと
僕は笑っても、君は笑わない

だから、きっと傍観者になりきれず
むしろ僕感謝の名のもとで

そしてまた今朝も改札を通り越し
人込みに紛れて、続けてしまう

居場所を求めるのが旅だとしたら
また闘いは終わりそうもない

明日も無言のテロや葛藤や行き違いが
この場所では当たり前に起こる

ただ、それだけのこと

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since2003

望遠鏡の先に
見えた銀色の街は
今じゃ博物館に飾られている

君と出会うべき2003年を
幾ら通り越しても
'70sの夢は消えない

絶え間なく吹き続けるあの日からの風に
マスクの顔から
蔑みの笑い声がこぼれる

駆け巡る情報が
いつの間にか
東京さえも鮮やかに紡ぎ出して

僕たちは
気が付けば
ただの背景になっていた


13号地のトンネルを
抜ければ
少し2003年を感じるけれど、

どんな速く走っても
どんな技術を手繰り寄せても
君には会えない

だって
僕たちが
いなくても
世界が廻るだけの力を
僕たちは
持ってしまったから

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