よもやま話: 2005年6月アーカイブ
ようやくアメリカから戻った。たった3泊5日なのだが、会議はまるでロー・スクールの講義のようでけっこう疲れた。ずっとハーバード大学に閉じこめられていたので、今回は他に何も見ていない。3食付きの会議だったのだが、正直あまりおいしくないものばかりで、最後のBBQはスキップして中華街に繰り出した。泣けるぐらいにうまかった。
今回の会議の前に同じハーバード・ロー・スクールでInternet Law Programというのが開かれていたのだが、そのプログラムからずっと滞在していたCCKRの連中は、毎日、韓国料理屋に逃げ込んでいたそうだ。
そうそう、アメリカ入国の際に、例のUS-VISITがあったが、右手人差し指の指紋が合致しなかったらしく、何度もやらされた。3月に渡米したときのデータと照合しているらしい。ちゃんとやっているんだなあと思った。
同僚のCyrusと立ち話をしたとき、英語の教材をくれた。そこには
"Reading is the basics for all learning."
- Annoucing his "Reading First" initiative in Reston, VA., March 28, 2000
と書いてある。「まあ、いいんじゃない」と言ったら、「英語ができる人はすぐに間違いに気づくよ。普通に教育を受けた人ならどうやったって間違えない」そうだ。「basics」ではなく「basis」が正しいらしい。なるほど言われてみればそうだ。ブッシュ大統領はどうしようもなく勉強ができなかったらしい。
ウェブを探してみると、「Funny George W. Bush Quotes」というサイトがしっかりある。
日本人ネタでは「engrish.com」が有名だ。恥ずかしながら何が笑えるのかわからないときがある。
アメリカ人はよく女性に対して「マ〜ム?」といって話しかける。妻と一緒に歩いているときもしばしばいわれた。「お前にマムとかいわれる年齢じゃねえぞ」と長年不思議に思っていた。
最近おっくうがって車通勤が多かったのだが、体重が増えるし、読書量が減るので、今日は頑張って電車で移動。三田→六本木→半蔵門→遠藤と巡る。途中で読んだのが、六本木で話題のThomas L. Friedman著『The World is Flat』だ。「世界は平らなのだよ、コロンブス君」てな感じでとてもおもしろい。
その中で、マ〜ムの謎が解けた。「ma'am」と綴って「【名】ご婦人、お嬢さん◆madam の縮約形」(英辞郎)という意味だったのだ。な〜〜〜〜んだ。「マダム」より確かに「マ〜ム」のほうが柔らかい。学校で教えてくれなかったよ。