よもやま話: 2009年9月アーカイブ

夏休みは積み残しの課題をこなしている。もういくつか片付けた。残りは二つ。複数の課題が同じ締切に設定されていたので、一夜漬けの仕事はできる状態にない。前倒しで片付けなくてはいけない。

しかし、やりたい仕事から手を付けると、そっちが楽しくて時間を使ってしまい、やりたくない仕事は締切間際にどうしようもない状態になる。やりたくない仕事に早く着手するしかない。このハードルがとても高い。

そのハードルを乗り越えていったんやり始めると頭が動き出す。とうていその課題が終わるはずがない細切れ時間で良いから、その課題について頭を動かすと、他のことをしている時間にも無意識のうちに整理が進む気がする。やってみると自分が思うほど時間がかからないということもある。そうやって締切より前に課題を提出する。

そこで思うのは、締切は不安を打ち消すためのクスリだということ。

たぶん、締切ギリギリに課題を出すほうが達成感は大きい。「やれることはやった」という気分になるからだ。締切よりずっと前に課題を提出すると、「まだやれたのではないか、見落としがあるのではないか」という気になる。不安になる。

早く出すのと、ギリギリに出すのと、どちらのクオリティが良いのかは場合による。しかし、締切ギリギリに仕上げるのは妙な高揚感をもたらすので、締切がないと仕事ができないという状態に陥る。

着実に仕事をこなしていくには、たぶん、締切中毒から抜け出さないといけない。

ところが、締切というクスリが全く効かない人も世の中にはいる。二つタイプがあって、(1)締切が大事という感覚のない人、(2)締切を破る恐れよりも自分の仕事のクオリティに対する不安が強すぎる人。いずれにせよ、クスリの効かない人と仕事をすると自分が損した気分になる。友達関係までやめる必要はないけど、仕事は一緒にしないほうが良い。