「維持日本政治安定的「選區」劃分」(3月6日)
台湾紙『自由時報』6日朝刊に「維持日本政治安定的「選區」劃分」という記事を書かせていただきました。選挙区割り改定と一票の格差について、中国語で発信できるのはとてもうれしいことです。台湾の皆さん、中国の皆さん、ご高覧ください!
台湾紙『自由時報』6日朝刊に「維持日本政治安定的「選區」劃分」という記事を書かせていただきました。選挙区割り改定と一票の格差について、中国語で発信できるのはとてもうれしいことです。台湾の皆さん、中国の皆さん、ご高覧ください!
台湾・国立政治大学国際関係問題研究所が発行する『問題と研究』45巻4号に「日本の政治と学生―政治との隔絶、政策への接近―」(129~157頁)を寄せました。一昨年秋の台湾滞在中に感じたことから書き起こしたものです。
リボンムーブメント、小布施若者会議、ハピキラFACTORY、H-LAB、信州学生1000人会議、ぼくいち、政治美人、manma、青春基地など、この10年間に触れあった学生たちの活動にも触れることができました。日本の大学図書館でも読めますよ!
大好きな愛媛・松山に縁のあるお仕事をいただきました。坂の上の雲ミュージアムの小冊子『小日本』28号に「歴史からのメッセージ 明治の青年から平成の大人たちへ」という小文を寄せました。同館で開催中の特別展「子規と帝国大学」に合わせたものです。2月19日まで開催中です。
久しぶりに行きたいなぁ。今夏にはかならず!
『Wedge』29巻2号に「選挙区割り改定から見える民主主義のジレンマ」と題して寄稿しました。現在進行している区割り改定作業を念頭に、選挙区と一票の格差をめぐる歴史過程から、現状への分析を行いました。お目にとまれば幸いです。
加治屋健司先生にお招きいただき、日本美術オーラル・ヒストリーアーカイブの皆さんとワークショップを行わせていただきました。
美術史と政治史、同じ歴史を扱うものであってもアプローチの仕方は大きく異なります。メンバーの皆さんも「政治史のオーラル・ヒストリアンから学ぶものがあるのか」と疑問を持たれた方もいらっしゃったようです。幸い、4時間のワークショップを楽しんでいただけたようです。これも学部の皆さんと8年間にわたって試行錯誤を重ねてきた成果です。これまでの履修者の皆さんに、感謝。
『日本経済新聞』1月8日朝刊の記事「次期衆院選は今年後半? 政治学者10人が「酉の目」予測」に寄稿しました。牧原先生、上久保先生、待鳥先生、竹中先生など、普段からよく議論する皆さんとの共通点、差異点が見える、興味深い企画でした。
いつも当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
本年も、研究に教育にがんばってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2017年1月1日 清水唯一朗
1月 政治大学生・台湾大学生・慶應生と台湾総統選挙フィールドワーク
Wise2015@台北にSFCから「青春基地」が参加。台湾、マレーシアの学生と交流
かぞくオーラルプロジェクト第1回@湘南T-SITE d-labo
諏訪研・小川研・加藤研・井庭研との合同卒論発表会@SFC t21
2月 JPDゼミ×立命館大学政策科学部上久保ゼミインゼミ@三田キャンパス
連載「マサチューセッツからお届けします(4)スーパーグローバル!」東書Eネット
講演「時代を変える若者たち」@Wise2015。日台学生ディスカッション&プレゼン
講演「日本研究の現状と課題―国際研究交流のあり方をめぐって―」尚友倶楽部
3月 阿川先生退職記念会@三田キャンパス。ゼミメンバーと「若き血」を演奏
報告「2010年代のオーラル・ヒストリー」@第1回オーラル・ヒストリーの集い
講演 “Changing Youth in Contemporary Japan”@バルセロナ自治大学
講演 "Evolución de la opinión pública japonesa en cuestiones de seguridad"
@マドリード自治大学
講演 “Politics and Youth in Modern Japan”@バルセロナ国際問題研究所
カーチャ・シュミットポットさん特別講演
学部卒業式。高松さん、陣内さんがSFC AWARDを受賞
大学院修了式。修士2名が無事修了。濱田くんは修了生総代
4月 論文「二つの架橋―政治研究と行政研究、歴史研究と現代研究」『レヴァイアサン』58号
連載「マサチューセッツからお届けします(5)ボストンの小学校教育」東書Eネット
論文「戦後70年目の日本研究―アメリカ、ヨーロッパ、日本」『吉野作造研究』12号
5月 日本選挙学会賞受賞(2015大会「選挙区の線引きはどう行われたのか」に対して)
三谷くん、報告「有効期限の明記は「政策終了」を促すか」@日本行政学会
靍岡くん、論文「井上期条約改正交渉と知的財産権」上・下(『法学研究』89-5,6)
6月 高松さん、高校への政治出前授業に全精力傾注。
論考「18歳選挙権の次に来るもの」『公研』634号
国立政治大学日本研究プログラム×清水研インゼミ@SFC
連載「マサチューセッツからお届けします(6)英語嫌いが英語で講義をするまで」
東書Eネット
7月 ヒロム・ナガハラ先生特別講義@SFC。
参議院選挙。ゼミ生は総出で好例の選挙速報アルバイトに。教員は家でテレビ東京。
ヤン・シュミット先生特別講義@SFC。
かぞくオーラルプロジェクト第2回 powered by青春基地@SFC
8月 記事「なぜ政策コーカスは始まったのか?(インタビュー)」『SFC REVIEW』61号
講演「日本の政治・文化・社会」JENESYS台湾訪日団。日台討論・発表。
9月 第10回吉野作造記念館人材育成研修会。清水研から4名参加。
寺島くん、2冊目のZINE『LAYER/ music issue』を発行。
長野県上田高校スーパーグローバルハイスクールプログラム@SFC
秋季卒業式。越村さん、卒業生総代。
「原敬の関連書を検索しようとすると、槇原敬之がとてもたくさんヒットしてしまう。
どんなときも、どんなときも。」と書いたツイートが想定外の反響を呼ぶ。
慶應義塾大学ウインドアンサンブル第15回定期演奏会@練馬文化センター
共編著『憲法判例からみる日本―法×政治×歴史×文化』(日本評論社)が刊行。
初のJPDゼミ×オーラルゼミカップル結婚式
10月 講演「政官関係の過去・現在・未来」@人事院行政フォーラム
11月 論文「制度論的政治史試論―4つの制度から考える」『九州史学』175号
SFC「日本研究概論1」に市村良三小布施町長が登壇。4年ぶり。
講演「二つの区割り―世代と選挙区」@SFC-ORF。高校生のためのSFC講座。
報告「民主主義を規定する枠組みとしての選挙区」
@第1回東アジア日本研究者協議会(韓国)
三谷くん、報告「なぜ政策課題の解決は先送りされるのか」@同上
12月 JPDゼミ×立命館大学政策科学部上久保ゼミインゼミ@OICキャンパス
論文「日本の選挙区はどう作られたのか―空間的政治制度の始点を考える」
『年報政治学』2016-2
三谷くん、論文「医療保険政策をめぐるアイディアの継承と変容」同上。
論考「選挙区は誰のものか―国民代表論と地域代表論」『公研』640号
報告「日本の選挙区はどう変遷してきたか」
@「新時代的台日関係―社会科学領域的学術対話」(台湾)
論考「『日本の若者は政治に関心がない』は本当か?」WEDGE Infinity
論考「日本年輕人對政治不感興趣?」『自由時報』(台湾)
身長 不明。
体重 年末に入り2kg減。
今年もすこやかに。
まったく偶然なのですが、Wedge Infinityの記事公開と同日、台湾紙『自由時報』朝刊に拙稿「日本年輕人對政治不感興趣?」が掲載されました。台湾向けに若干書きぶりを変えていましたが、趣旨はほぼ同じものです。
中文の記事は、2011年に香港の雑誌に書いて以来になります。滞在中に刊行されたため、実物も手に取って見ることができ、台湾の研究者、学生の皆さんとも議論することができました。ありがたい限りです。
「時代の先端を行く雑誌」WedgeのWeb版WEDGE Infinityに「『日本の若者は政治に関心がない』は本当か?」というちょっと刺激的な原稿を書かせていただきました。
国際比較、経時的比較から、現在の若者が決して「政治に関心がない」わけではないこと、彼らは政治好きの大人が好む「大文字の政治」ではなく、直面する公共的な課題に向き合おうとしていることを論じました。
このテーマは、以前から関心があったものの、身の回りの学生の活躍を書くことになるのでためらいがありました。ですが、昨秋から台湾で、スペインで、韓国で、多くの学生と議論するなかで、この日本の動きは伝えておく必要があると考えるようになりました。
すでにいくつかのネットメディアでご意見をいただいていますが、この議論は少し時間をかけて続けていきたいと考えています。