崩壊は突然に

 Foreign Affairsの最新号に出ているNiall Fergusonのエッセイがおもしろい。

 帝国はダラダラと衰退してサイクルを描いたりするものではない。帝国は複雑システムであり、崩壊は突然やってきてあっという間に進むといっている。米国は衰退フェーズのどこにあるかなんて考えるのは時間の無駄だそうだ。

 歴史学者はやたらと長期間で物事を考えすぎで、歴史学者の視点で政治家たちは考えられないという指摘もおもしろい。歴史はスポーツカーみたいなもので、一気にクラッシュしてしまうかもしれないのだそうだ。

通信と放送、融合への早道は

これも2年前に産経新聞に載せてもらったもの。著作権云々はまちがっていた気がするけど、本論は今でもそう思うし、実際に進んできていると思う。

土屋大洋「通信と放送、融合への早道は」『産経新聞』(2008年2月27日)。

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