正月休み

昨年からの仕事をいくつかやり残しているが、いつもより今年はのんびり正月を過ごした。元旦は実家に行き、2日は茨城県の那珂湊まで行って寿司を食べた。市場には新鮮な魚介がたくさん並んでいた。

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帰りに増上寺に寄って初詣。

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今日は昨年に続いて箱根駅伝を沿道で応援。しかし、速くてうまく写真にとれなかった。

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また明日から仕事だ。

東京24区

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ちょっと前の話に戻るが、シンガポールは東京の24番目の区だといわれているそうだ。シンガポールにいる外国人としては日本人が一番多いらしい。紀伊國屋書店にも驚いたが、高島屋や伊勢丹にも驚かされる。店内表示は英語と日本語だし、食品売り場には日本食品がずらりと並び、お正月用の食材も完璧に揃う。どれも種類が豊富だ(写真はかまぼこ)。売り場にいる外国人は日本食に興味津々で、「日本食って健康にいいのよね」と寿司を物色している。日本食の量はおそらくワシントンDCのだるまの100倍はあるだろう。ここなら海外生活も苦にならないはず。

地震(2)

だいぶシンガポール紙の論調も変わってきた。被害の大きさが分かるにつれ、各国の状況や津波発生のメカニズムを詳報している。

地震

地震から丸一日経過した。確かに昨日の朝、ぐらりと揺れるのを感じたのだが、まさかここで地震だろうとは思わないので気のせいだと思っていた。その後、夕方になってCNNを見るまで気がつかず、夕食を食べて帰ってきてから事態の深刻さに気がついた。

シンガポールは何も被害がなかったので、今朝の新聞の扱いも小さい。英字紙のStraits TimesBusiness Timesは一面に写真を載せているものの、記事は小さい。シンガポールのリー・シェンロン首相が支援を決めたという囲み記事が付いているぐらい。一方、華字紙の聨合早報はかなりの紙面を使って報じている。

それにしても、英字紙のドメインが両方とも「asia1.com.sg」に乗っかっているというのがシンガポールらしい。

ラッフルズの国へ

仕事と休暇を兼ねてシンガポールに向かう。シンガポールでもクリスマスの後に仕事をする人はあまりいないのだが、その分こちらもゆっくりしよう。空港は予想以上にすいている。年末のラッシュにはまだ早いらしい。

シンガポールを作ったラッフルズの伝記を途切れ途切れに読んでいたのだが、なかなかの苦労人だ。学者肌でもあったらしい。しかし、集めた資料を全部失う悲劇にも遭っている。つらいだろうなあ。

Live from Tokyo

今週はCNNが東京から中継している。やっぱり東京はエキゾチックらしい。GPS付きケータイ、テレビ付きケータイ、カメラ付きケータイ、おまけに自動で手洗い水が出てくるトイレの洗面台をわざわざ紹介している。そんなもんめずらしいのか。六本木ヒルズからの中継はズームイン朝みたいになっている。確かアメリカ大使館は、六本木は危険だから行くな(パスポート取られるアメリカ人が多いらしい)というお触れを出していたはずなんだけど。

今日はシンポジウム

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今日は三田のG-SECで遠隔教育に関するシンポジウム。安西塾長+黒田理事+SFCの先生たち+アジアからのゲスト。SFCの院生が一所懸命サポート。W先生は鉄の女の称号を贈られた。

疲れがたまっていて午前中はなかなか集中できず。午後最後の出番ではしどろもどろの英語で司会をする。正直、タイから来たインド系の方の英語がさっぱり分からなくて冷や汗が出た。インド系の人はどこで文章が区切れるのか分からない……。

考えてみるとアメリカ出張以来、休んだのは一日だけ。そろそろゆっくりしないといかん。あっという間に年末が来てしまう。

LIVE AID

ちょうど20年前に開かれたLIVE AID。16時間ぶっ続けのライブ演奏。最大3時間しか撮れなかったVHSのビデオをとっかえひっかえ録画し続けたのは中学生のときだ。そのDVD版が発売された。QUEENのフレディも生きている。懐かしい(おまけに初回版のほうが安い!)。DVDの冒頭に入っているBAND AIDとUSA For Africaの歌も泣けるくらいに格好いい。心意気もすばらしい。BAND AIDの新バージョンも出るらしいが、最近のアーティストを知らないのが悲しい。

BAND AIDの”Do They Know It’s Christmas Time?”で最も論議を呼んだのはU2のボノが歌う”Well, tonight thank God it’s them instead of you”だそうだ。そしてボノは新バージョンでもそのフレーズを歌うらしい。

ニューヨーク

ニューヨークは賑わいを取り戻していた。タイムズ・スクエア近辺は渋谷のような人混み。ホテルの料金も高い(その分、サービスも良くなっている)。

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中華街のJoe’s ShanghaiでLF氏とそのフィアンセと食事。この店はワシントンDCでインターンをしていた高橋氏に1997年に紹介してもらった。今彼はどこにいるのだろう。

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この店の名物の小籠包! チキンの甘酢あんかけ(?)もおいしかった。この店はいつも混んでいて待たされる。予約をとらないし、全員が揃ってからでないと席に案内してもらえない。回転がいいはずなのに、とにかくいつも待たされる。

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念のため言うと、おいしいものを食べてばかりいたのではない。アメリカでは食べ過ぎるのでだいたい一日二食に抑え、ひとりで食べるときはサンドイッチなど。今回は体重が増えずに済んだ。

ニューヨークではSさんやNさんにも会いたかったけど、時間の都合でダメでした。ごめんなさい。次回こそ。

ともあれ無事に帰宅。ORFのために明日から合宿に来いというお達しが……。つらいなあ。

帰国へ

JFK空港から接続中。たった10分のためにTモバイルの無線LANサービスを買う気がしないので、モデムでつなぐ。いまどき信じられないが24Kしかでない。写真をアップロードできる状態ではないのでやめておこう。

ワシントンDCやニューヨークでいろいろな人が使っていたのがEVDOサービス。日本のPHSより速い(300K? 要確認)。パーム型のPDAに組み込まれていたり、無線LANのようなカードになっていたりする。

昨日のセミナーはWiMaxに関するもの。これはWiFiのいとこと表現されていて、6キロメートルぐらいは届くらしい。電力線ブロードバンドがうまくいかないので、次のラストワンマイル技術として期待されている。

セミナーはヒッキーやサッチーで有名なコロンビア大学で開催。ヒッキーの全米デビューCDはタイムズスクエアのバージン・レコードで堂々と売られていた。日本人観光客向けなのか、本当に売れているのか、よく分からない。

雑記

ちゃんと会議に出ていた証拠写真。エネルギー問題が重要になってきている。この教授は中東のエネルギー情勢について語る。公益事業の会議でエネルギー安全保障の話を聞くとは思わなかった。

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ナッシュビルからワシントンDCへ。ホワイトハウスの前は以前よりも平穏な印象(写真は議会だけど)。選挙のことはみんな忘れてサンクスギビングが気になる様子。

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ワシントンのとあるペルー料理屋にてTB氏および日本からたまたま来ていたKK氏と会食。下の写真はペルー伝統料理のセビチェ。酢漬けみたいなもので、とてもすっぱいがおいしい。リマで食べたものとだいぶ印象が違う。

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翌日、MY氏、TH氏と情報交換。他にも会いたい人がたくさんいたが、時間がなくて断念。

ワシントンは一泊で切り上げてニューヨークへ。それにしてもワシントンのダレス空港は改装してゲートを増やしたせいか、大混雑。Gゲートは、離れ小島になっていて最悪だった。

Bourbon Chicken

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今出ている会議は全米の州の公益事業委員会の役人たちとそれに関連する業界の人たちの年次会合。ここで公益事業とは、水道、電気、ガス、電気通信を指していて、それぞれネットワーク産業ということになっている。

しかし、誰も知り合いがいない。ネット系の会議に行けば、知り合いでなくても有名人がいるものだが、そういう人もいない。昨年、同じ団体が主催するブロードバンド・サミットというので話す機会があったが、そのときに司会をしてくれた通称「モンタナ・ボブ」といわれるおじさんがいるだけだ。

そもそもアジア系がほとんどいない。参加者リストでは日本人が私だけで、他に韓国人が1人いるだけ。日本の役人らしい2人組がいるが未確認。3割ぐらいがアフリカ系、残りがヨーロッパ系。偏見だが、ワシントンDCなどの都会に行くと地方自治体の役人はアフリカ系が多いし、ブッシュ支持のレッド・ステートではヨーロッパ系の人が多いのかなと想像してしまう。

「50州×数人+業界のコンサルタントやサービス請負会社」となっているので数百人が集まる大きな会議だ。おもしろいのは、公益事業といってもかなり民間業者へのアウトソーシングが進んでいて、大きな市場を形成していることがうかがえること。通信はその先端を行っているのはいうまでもない(そもそもほとんど公営事業ではない。しかし、ひどく規制された産業ではある)。

今日の昼食は気分を変えて、ホテルに併設されているショッピング・モールのフード・コートでケイジャン料理をいただいた。Bourbon Chickenのコンボだ。こういうものを食べ続けるとあの巨体が形成されていく。私が1年間のアメリカ滞在から帰ってきたときの体重は今より8キロも多かった。

英辞郎によると「Cajun」とは

【形】ケージャンの、ケージャン人[語]の◆米ルイジアナ州(テキサスの東側)に住むアケイディアン Acadian 移民の子孫。Acadian は、カナダ(Nova Scotia)(旧・フランス植民地)からの移民。

となっている。しかし、なぜバーボンなんだ? バーボンに漬けておくのだろうか?

散策

少し時間があったので散策。

ホテルの中に川まである。

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ナッシュビルはカントリー音楽の町。馬もギターを持つ。

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カントリー音楽の殿堂Grand Ole Opry。日曜日は休み。隣のミュージアムは開いている。カントリー音楽は演歌みたいなもんなんだろうなあ。ヨーロッパにはないし、ロックのように世界に拡散していったわけではない。ロックのような反骨精神がないから、普遍性がないのか。

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前のエントリーの写真と同じ場所から昼間に撮影。巨大なビニール・ハウスの中に作られたような町。

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入国審査

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いつも日本線は日本人観光客でいっぱいなのに、今回はやたらとアメリカ人らしき人たちでいっぱい。入国審査も外国人の列が圧倒的に少ない。

やはりシカゴの入国審査で指紋と写真をとられた。左手の人差し指、右手の人差し指を順番に、カウンターの読み取り機に押し付ける。デジタル処理されているようだ。小さなデジタル・カメラで写真も撮られる。思ったよりもすばやい処理。

ホテルがやたらとでかい。東京ドーム5〜6個分全部がホテルとコンベンション・センターというイメージ。あるいは六本木ヒルズ全体がホテルといったほうがいいか(高層タワーはないけど)。部屋から会議場に行くのにやたらと時間がかかる。ホテル内にいくつかガーデンが作られていて、クリスマスのイルミネーションがきれいだ。

ナッシュビルへ

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家を出てから20時間、ようやくナッシュビル到着。シカゴからナッシュビルは小さな飛行機。ナッシュビルのあるテネシーはいわゆるレッド・ステート。

機内の雑誌にCIA職員の募集が出ていた。あまりに普通の広告だった。

ORF

宣伝です。

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慶應義塾大学 SFC研究所主催

SFC Open Research Forum 2004 (ORF2004)

<21世紀をつくる対論12>

21-12

〜未来技術戦略から福澤精神まで〜

2004年11月23日(火、祝日), 24日(水)

於 六本木アカデミーヒルズ40(六本木ヒルズ森タワー40階)

参加無料、事前登録不要

詳┃細┃決┃定┃

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http://orf.sfc.keio.ac.jp/

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修士論文中間発表

今日、久しぶりに修士論文の中間発表を聞いた。全体的にずいぶんレベルが上がった気がする。6〜7年前には仮説といっても通じない発表や、時間配分がまったくできていない発表があったが、今の修士課程の学生はそつがない。「以上です」といった瞬間にチ〜ンとベルがなる人もたくさんいる。昔はぶっつけ本番の人が多かったから、格段のレベルアップが起きている。伝統というのは作られていくものだ。よくできた発表ほど論点が明確だから、先生たちの突込みも厳しくなることがある。評価する先生たちはあら探しのプロなんだから仕方ない。でも授業評価でこっぴどく書かれることもあるのだからお互い様かな。毎週何回も緊張を強いられるとだんだん麻痺してくるよね(それが快感になる人もいるようだが、私にはありえない)。聞くほうも話すほうも楽しめるようになるのが理想。ひとまずおつかれさまでした。

もうすぐ大統領選挙

こんなご時世だとのん気なことも書けない。地震の時は車に乗っていたのでまったく気づかなかった。ラジオの生演奏が中断して地震のニュースが入ってきたので、ミュージシャンは怒っているだろうなとのん気なことを考えていた。今週は雑事に追われて、新聞も読まず、テレビも見ずという生活になってしまった(ニュースはみんなのブログを通じてなんとなく追っている。RSSリーダは便利だなあ)。

時間があると、話題のp2p-politics.orgの動画を眺めている。しかし、ほとんどのコンテンツはInternet Archiveに入っているので、別にp2pじゃないと思うのだが、自分のサイトに置いておくと、p2p-politics.org経由でアクセスが大量に来るから耐えられないのだろう。大統領選の結果が楽しみだ。

ガーリック・ピラフ

今週は火曜日から土曜日まで毎日キャンパスにいた。大学院時代も含めて初めてのような気がする。

木曜日の夜は研究会の面々に連れられて食彩ガーデン・デビューを果たし、名物「ガーリック・ピラフ」を食した(祖父江君、写真ありがとう)。強烈な後味だ。それにしても、みんなあまり飲まないね。

こんなことしているせいで締切を過ぎている原稿が二つある(すみません)。来週も授業が一つ余計にあるし、つらい日々だなあ。ただ、ここ数カ月、難航していたアメリカの人たちとの交渉もまとまったので少しほっとしている。次はシンガポールだ(GWの研究会のみんな、来週頼み事があります)。