今日、久しぶりに修士論文の中間発表を聞いた。全体的にずいぶんレベルが上がった気がする。6〜7年前には仮説といっても通じない発表や、時間配分がまったくできていない発表があったが、今の修士課程の学生はそつがない。「以上です」といった瞬間にチ〜ンとベルがなる人もたくさんいる。昔はぶっつけ本番の人が多かったから、格段のレベルアップが起きている。伝統というのは作られていくものだ。よくできた発表ほど論点が明確だから、先生たちの突込みも厳しくなることがある。評価する先生たちはあら探しのプロなんだから仕方ない。でも授業評価でこっぴどく書かれることもあるのだからお互い様かな。毎週何回も緊張を強いられるとだんだん麻痺してくるよね(それが快感になる人もいるようだが、私にはありえない)。聞くほうも話すほうも楽しめるようになるのが理想。ひとまずおつかれさまでした。