江田島

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広島の江田島に来た。海上自衛隊の第1術科学校があり、旧海軍兵学校があったところだ。

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この煉瓦はその昔ロンドンからわざわざ取り寄せたそうだ。さわるとツルツルしている。

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若き自衛官たちは五省で一日を振り返る。

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これが有名な教育参考館。残念ながら内部は撮影不可。東郷元帥やネルソン提督の遺髪まで保存されている。

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F君が見上げるのは戦艦陸奥の主砲。とにかくでかい。

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江田島自体は思っていたよりも大きい。海軍兵学校はもともと東京にあったそうだが、都心の繁華街を避けるために江田島に来たという。

江田島は第二次世界大戦の際にも米軍は直接攻撃せず、戦後はしばらく米軍に接収されていたため、建物もよく残っている。戦前の状態を知るには格好の素材といえるだろう。

いただきもの:現代人のプライバシー

現代人のプライバシー

NEC総研の小泉雄介さんに送っていただいた。小泉さんは9.11の日に一緒にサンフランシスコにいた仲だ。

1134人にアンケート調査をしたそうだ。

Q. あなた自身の現在の生活の中で、家族や友人など近しい人には積極的には知らせていない個人的な事柄がありますか。(単数回答)

たくさんある(9.7%)

少しある(64.4%)

以前はあった(4.6%)

まったくない(21.3%)

いただきもの:ブログ—世界を変える個人メディア

ブログ—世界を変える個人メディア

最近、いろいろ書籍や報告書を送っていただくことが多くなってきた。しかし、御礼もちゃんと申し上げないままに時間が過ぎてしまうことがあるので、なるべくここで紹介していくことにしようと思う。

まずは、訳者の平和博さんからいただいたダン・ギルモアの本。ギルモアはネット系では有名人だけど、訳書は初めてみたいだ。

夜釣り

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昨年11月からすでに3回目となる湘南国際村での合宿。夜10時過ぎまで議論の後、突如乱入してきたOさんに率いられ、別のOさん、Fさんと夜釣りに出かける。釣りなんて久しぶりだ。

Oさんはベテランらしく、車の中に何でも入っている。竿から仕掛けから全部用意していただき、防波堤から投げ釣りをすると、小さな、アジが1匹、ゴマサバ4匹、正体不明が2匹釣れる。いずれもとても小さい。写真は二人目のOさんがつり上げたゴンズイ。これは猛毒らしい。実に危ない。

夜中2時半に宿に戻る。けっこう楽しかった。しかし、明日の議論は大丈夫なのだろうか……。他の連中はどこかの部屋で飲みつぶれているに違いない。

メール断ち

明日(4日)から10日まで夏休みをとります。申し訳ありませんが電子メールは読みません。あしからず。11日から13日までは学事関係の合宿なので、メールの返事はけっこう遅くなると思います。ごめんなさい。

10年以上も電子メールを使ってきて、そろそろ飽きてきました。処理できる能力を超えつつあります……。

合宿

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研究会の合宿で御嶽山に行く。宿にたどり着くにはケーブルカーに乗らなくてはならない。

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山頂には御嶽神社がある。

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朝5時から滝行に参加した勇者7人(私は遠慮した)。右端は駒鳥山荘のご主人(ブログでも紹介されている! 御世話になりました)。駒鳥山荘は安永5年(1776年)創業で、現在のご主人は17代目。今年5月に青梅で初めて光ファイバーを入れたとのこと。山の上で軽快なネット接続が可能。

台風接近中

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台風が接近してきている。これから夕方までキャンパスでイベントがあるが、聴衆はあまり集まらないに違いない。夜は嵐の中のキャンパスに泊まり込んで他の教員たちと合宿である(このキャンパスの伝統の一つが合宿好きだ)。そして明日は修士論文の最終発表がある。きっと発表する学生たちも徹夜だろう。

非伝統的安全保障

日米防衛協力の変容と非伝統的安全保障」というシンポジウムに出た。お世話になった安倍フェローシップに恩返し。最近はインターネット系の会議ばかりだったから新鮮だった。隣に座ったステイプルスさんは米軍のコマンダーだし、ヒルさんは六カ国協議の当事者だ。おまけに番匠さんの話まで聞くことができた。

しかし、私は相変わらずの馬鹿話で、ギークが安全保障にも影響を与えていますよと話してきた。Google Earthのデモを見せたらぎょっとしている人が多かった。ナショセキュ(安全保障)の人たちはネットの世界のイノベーションがあまり見えてないのかもしれない。

今回初めて知ったのだが、モーリーン&マイク・マンスフィールド財団のフェローシップというのがあって、米国の政府官僚が2年間日本の役所や政治家の事務所で研修できるとのこと。このフェローシップでは来日前に1年間日本語のレッスンがあるそうで、ステイプルさんもヒルさんも日本語が達者だ。いい制度だと感心した。

国際交流基金日米センターの皆さんの段取りも良くて、いいシンポジウムだった。でも疲れるので、今度は聴衆として行きたい。

音楽著作権

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今週で授業がおわり、妻が旅行に出ているので独身生活を満喫できるはずだったが、やたらと用事が入っていて、朝から晩まで出かけている。おかげで外食続きだ。

今日は、朝の用事を済ませ、午後はJASRAC(日本音楽著作権協会)を学生と訪問。JASRACはなにかと悪者扱いされることが多いが、アーティストたちの権利を守るための非営利組織だ。ビデオを見せていただいたり、データベース構築の手順を教えていただいたり、議論の時間をとっていただいたりしていろいろ学んだ。

夜は著作権関係の研究会。明日は朝9時から大学で用事だ。

コンテンツ政策

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授業の最終回で中村伊知哉さんに来ていただいた。コンテンツ政策の再構築と題して熱く語っていただく。京都の話、絵文字の話、各国の政策の分類の話などどれも興味深い。少年ナイフの話はここ(pdf)にある。

工場見学

昨日、市ヶ谷にあるDNP(大日本印刷)の工場見学をさせてもらった。市ヶ谷という東京のど真ん中に大きな工場がある(それも防衛庁の隣だ)。原稿の入稿からハンコと呼ばれる版下の作成までは電子化がだいぶ進んでいる(あれだけマックが並んでいる場所は初めて見た)。しかし、印刷から製本までは轟音鳴り響く工場の中で行われる。25年前の機械が現役で動いている。それよりいい機械が出てこないそうだ。電子化がいくら進んだとしても、印刷業は設備産業であることがよくわかった。

かつて印刷工場は政治的パワーを握っていた。ビラや政治パンフレットを印刷し、大衆を動かすことができたからだ(レッシグ著『FREE CULTURE』ではイギリスの印刷屋がコピーライトを独占していた様子が書かれている)。印刷業は創発的な現象が起きるきっかけを作っていたとも考えられる。今はそれが電子媒体へ移ってきているのだろうが、10万枚、20万枚と一気に紙をすることができるのはやはりパワーだという気がした。

しかし、DNPは従来型の印刷に加えて、RFIDなどのハイテク化を進めている。ちなみにこういうイベントも(SFC生向け)。

http://www.kri.sfc.keio.ac.jp/collaboration/seminar050726.html

ミニトマト

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ミニトマトはどうしたと聞かれるのでレポート。実はびっくりする勢いで成長しており、植木鉢とのバランスが悪いらしくて先日風でひっくり返った。かわいそうだが飛び出ている枝を落とすようにしている。初収穫はとっくに終わっているのだが、すでにたくさん実がなっている。別の鉢に植えたシソ、バジル、パセリもジャングルのようになってきた。

見学

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学生たちと靖国神社を見に行く。別に定見があるわけでもないのだが、何事も自分で確かめてからでないと。

確かに大鳥居は大きかったが、神社そのものはそうでもなかった。桜の季節はきれいだろう。もうすぐお祭りがあるらしく、参道にたくさんの提灯が飾り付けられている。それぞれに名前が書いてあるが、おそらく寄付をした人の名前なのだろう。膨大な数だ。この提灯の数を見るだけでも、マスコミには出てこない多くの人々が靖国神社を支持していることが分かる。

脇にある遊就館には零戦が置いてある。ただ、どこの国に行っても軍事博物館はあり、国際比較で見てみれば、大して差はないだろう(自己正当化という点では米国のNSAの国家暗号学博物館のほうがよほどどぎつい)。

遊就館の展示の最後のほうにある戦没者の写真や遺書を読むと、日本兵も普通の人たちであり、大事な家族がいたことが分かる。分からないのは、なぜ国家は彼らにあんな戦争に行かせたのかだ。50分間放映されるビデオでは、戦わずして負けるよりも、戦って負ける方が民族の誇りを保てると主張していたが、戦わずして勝つ方法を考えるべきだろう。

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この図は、展示資料の一つだ。石油76.7%、鉄類66.9%を依存している相手に戦争を仕掛けるのは普通ではできない。自国の置かれた位置をどれだけの人が理解していたのだろう。

パトリオット法

ロンドンで嫌な事件が起きた。クリエイティブ・コモンズの関係者は無事だという連絡が入っている。

サミットのタイミングをねらったものだとしても、これは大西洋の反対側にも影響を与えそうだ。米国議会はパトリオット法のサンセット条項(今年中に期限が切れる)を恒久化するかどうか議論している。もちろん、ブッシュ政権が恒久化しようとしている。

それに対し、ACLU(米国自由人権協会は)反対の署名を7月20日までに10万人分集めるキャンぺーンを開始した。

http://action.aclu.org/Petition1

パトリオット法の条項は、何の疑いもないのに医療記録、納税記録、図書館で借りたり書店で買ったりする本の記録まで、政府が調べることができることを認めている。テロリストとの関係が明白でなくても家宅捜索を無断で受けることがあるし、それが秘密裏に行われることもある。本当にこんな条項は必要なのかなあ。

Google Earth

浜村さんのブログで紹介されていたり、友人からメールで教えてもらったりしたGoogle Earthをようやく試す(私はマック・ユーザーなのだ!)。

IMINTをデスクトップにっという感じ。ワシントンDCで住んでいたアパートもばっちり見つかった。