海はだれのものか

戸所弘光、土屋大洋「海底ケーブルのガバナンス—技術と制度の変化—」秋道智彌、角南篤編著『海はだれのものか』西日本出版社、2020年、164〜177頁。

 目次では私の名前が先に出ていますが、ファーストオーサーは戸所さんです。

現代地政学事典

現代地政学事典編集委員会編『現代地政学事典』丸善出版、2020年。

「サイバー犯罪に関する条約」と「サイバー攻撃」について寄稿しました。定価24000円はなかなか買えませんが、図書館等にリクエストしていただけると助かります。

The SAGE Handbook of Asian Foreign Policy

Motohiro Tsuchiya, “Asian Cybersecurity,” Takashi Inoguchi, ed., The Sage Handbook of Asian Foreign Policy, SAGE Publications, 2019.

 やはり洋書は出版に時間がかかりますね。猪口孝先生のお招きで、本書に1章、寄稿しました。54章もある大きな本になりました。値段もそれなりで、紀伊國屋では49,247円です。アマゾンでは37,379円です。私が出してきた本の中でも最高価格ではないかと思います。なかなか個人で買ってくださいとは言えませんが、大学図書館等でリクエストしてください(自治体の図書館では需要がなさそうです)。

Asia’s Great Huawei Debate

Pauline Reich, June Park, Aman Thakker, Motohiro Tsuchiya, and Danielle Cavem, “Asia’s Great Huawei Debate,” The Diplomat, August 1, 2019.

 外交問題の論評サイトのThe Diplomatがファーウェイ特集をするので、日本の状況を書いてくれといわれ、短文を寄稿しました。有料コンテンツになっているようですが、入り口へのリンクを張っておきます。

 「大ファーウェイ論争」というのも、なんだかすごいタイトルです。シンガポール、韓国、インド、日本、オーストラリアから寄稿が来ています。

「ウサデン」防衛、日米協力を

土屋大洋「『ウサデン防衛、日米協力を」『日本経済新聞』2019年5月29日。

 中外時評の2本目です。電磁波、電波の問題は、安全保障問題として考えている人が多くないようで、あまり文献もありません。若い研究者がやるテーマとしておもしろいのではと思います。

 しかし、「どうすれば良いんですか」と聞かれたときに困る。EMP攻撃が実際に起こったときにはどうしようもない。高高度での核爆発以外にも局所的なEMP攻撃は可能になってきているようで、やられてしまうと復旧は難しい。

 電子製品のメーカーは「EMP攻撃対処済み製品」なんてのを出すことになるのでは。しかし、そんなものは作れるのかなあ。