ユビ「コ」タス

昨日、ソウルに来た。昼に着いて、午後は時間があったので、情報通信部(総務省にあたる)の一階にある「Ubiquitous Dream Hall」に行ってきた。通常はとても混んでいて予約が必要らしいが、韓国は今が夏休みのピークなので人がほとんどおらず、予約なしですぐに見ることができた。

RFIDをはじめ韓国のハイテク製品のアプリケーション展示場となっていて、各社がいろいろな製品を実演している。ガイドの女性の首からは大きめのRFIDタグがぶら下がっていて、展示ブースに彼女が入るたびに、脇においてあるリーダーがそれを読み取ってデモが動き出す(ガイドなしで勝手に見て回ることはできない)。

家庭にあるパソコンの画面をオフィスのパソコンの画面にそのまま表示させたり、音声認識で洗面所の鏡の中にニュースを表示させたり、ロボットがカフェで注文をとってくれたり、留守中に掃除機ロボットが部屋を掃除してくれたりとさまざまな利用法を示してくれる。スーパーの会計のデモでは、各商品についたRFIDタグを会計リーダーが読み取り、その金額と承認コードを携帯電話に送る。買い物客はその金額を確認して承認コードをレジに打ち込むと決済が終わり、レシートがまた携帯に送られる。

韓国は日本と同じくu-Korea構想を打ち出しており、ブロードバンドの次のターゲットはユビキタスだ。

しかし、通訳の人によるとハングルではユビ「コ」タスと書いてあるそうだ。ユビコタス社会のほうがなんとなくかわいい気がする。

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