先日、気分を切り替えたくて、『love actually』のDVDを見る。別に何の理由もなく、ふと手にとって見てしまった。やっぱりイギリス人というのはおもしろい。ストーリーはいろいろなラブ・ストーリーが絡み合うものなんだけど、軽いタッチでユーモアがある。音楽もいい。Bill Nighy扮するロックンロール・ルーザーも笑える。
それにもまして、9.11後のアメリカを軽くからかっている点がおもしろい。9.11のテロの時にクラッシュした飛行機の乗客たちが携帯電話などで家族にかけてきた電話の内容は、憎しみではなく家族への愛ばかりだったという前振りには、なるほどそうだったと思わされた。ヒュー・グラント扮するイギリス首相とアメリカ大統領の対決も、にやりとさせられる。とんでもないアメリカ娘たちも登場する。この映画、アメリカではヒットしたのだろうか。