NYへ

ワシントンDCからニューヨークへ移動した。新聞もテレビもハリケーン被害の報道が続いている。無法状態になっているところも問題だが、特にガソリンの値上がり(便乗値上げも含む)が懸念されている。ブッシュ大統領の支持率も最低になってきている。新聞記事を読むと、イラク戦争よりもガソリンの値段を問題視して大統領の支持を下げる人がいるのは残念だ。

いつも思うのだが、この国はたくさんのエネルギーを浪費するシステムがはびこっている。ワシントンのホテルはチェックインしたら(サービスの一環だと思うのだが)部屋のエアコンが付けっぱなしで寒いぐらいに冷えていた。それが豊かさの象徴でもあるし、「そうやってお金を使うことで世界経済を牽引しているんだ」という人もいる。しかし、そうも言っていられない時代に変わりつつあるのではないか。

カリフォルニアで会った友人が結婚を機に日本のハイブリッド車を買い、とても喜んでいた。ハイウェイの優先ゾーンを使えるなど実利もあるが、そうしたことを考える人が増えてきているのはうれしい。

しかし、NYは暑い。おまけに泊まっているホテルが、たぶんここ数年で最悪ではないかと思えるほどひどい。パソコンを充電しようと思って部屋中を探すが、まともなコンセントがない。ようやく見つけたものを引っこ抜いたらエアコンが止まってしまった。

おまけに時差ぼけなのか、体調もおかしい。今晩の夕飯は、同行の二人の他に、日本人のゲストが二人いたのだが、最初に飲んだ一杯のシャンペンのせいで、食事中に居眠りしてしまった。子供が食事しながらこっくりこっくりするようなものだ。普段は時差ぼけはあまり気にならないのだが、こんなにひどいのは記憶にない。明日からアルコールはやめることにした。先が思いやられる。

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