ヨーテボリ

昨日は日帰りで飛行機に乗ってヨーテボリ(英語では「Gothenburg:ゴッセンバーグ」)まで出かける。

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ヨーテボリ大学の情報学部クリエイティブ・コモンズ・スウェーデンをホストしている。写真の5人のうち真ん中のマシアスと右隣のカールが中心になっている。もうすぐポーティング・プロセスを終えるそうだ。左端のスタファンは人類学者で日本に5年滞在したことがある。左から二番目のジョセフは建築家で大学ではデザインを教えている。右端のジョナスはフリー・ソフトウェア・ファンデーション・ヨーロッパのバイス・プレジデントだ。

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ひとしきり議論した後、ヨーテボリを案内してもらう。ヨーテボリは大阪みたいなスウェーデン第二の都市だが、文化的な中心でもある。街自体はさほど大きくなく、中心部は歩いて回ることができるが、景観が維持されている。石畳や建物の外観は古いものを残している。写真の通りはその典型的なもので、再開発の話が出たときに住民が立てこもって反対したそうだ。

カフェや書店、劇場などが建ち並び、年に一回映画祭も開かれる。スタジアムではコンサートもあり、最近はU2も来たそうだ。大学街なので教職員だけでも5000人おり、それを中心とした文化都市になっている。かつては造船業で栄えたそうで、まだドックが残っているが、日本との競争に負けてしまったという。

1時間半ほど歩いて案内してもらったのだが、大学と街が融合し、アートが溢れ(政府は一定額をアートに支出する義務があるという)、いい雰囲気だ。なんともうらやましい。スウェーデンでは数百年単位で話をすることが多いという。「われわれは16世紀以来、攻められたことがない」とか「200年前に隣の某国を失ってしまった」とかである。そう考えられるのも身近に歴史があるからだろう。

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