土曜日の仕事

昨日(土曜日)、学内の仕事のために朝からキャンパスへ行く。夕方までびっちりと仕事なのかと思ったら思いがけず昼でいったん終わってしまい、午後4時半の会議までぽっかり時間が空いてしまう。こんなことは久しぶりだなあと思い、やるべきことはいっぱいあるはずなのに何をしていいのか分からなくなる。

たまたま机の上にあった学会誌を読み始めるとなかなかおもしろい。ここ数年は学会にもろくに顔を出していないから、最新の状況についていっていないという漠然とした恐怖感があるが、それも少し和らぐ。学会誌に出ていた論文と図書を探しにメディア・センターに2回出かけ、コピーをとる。土曜日のキャンパスは人が少なくて居心地がいい。学生も教員もORFで疲れてあまり来てないのだろう。ダイゼン先生が連続授業をやっているのに出くわした。この人は学事から逃げるのにかけては天才的にうまいのだが、実は面倒見がいい。

午後4時半からの会議は事情で開始が遅れて5時過ぎに開始。午後5時に開始予定だった次の会議も遅れてしまう。この10月から出なくてはいけない会議が増えたけれども、総じてこのキャンパスは会議が早くていい。特に学部長たちが司会だと、みんなせっかちかつ多忙なので早い。

そういえば、先日、三田キャンパスを歩いているときにSFC出身のK先生に会う。かっちりとしたスーツを着てるのでどうしたのかと聞いてみると教授会があったそうだ。ネクタイしてないほうがおかしいという雰囲気らしい。SFCの合同教員会議だとネクタイしている人のほうが少ないんじゃないかなあ。

ORFで村井先生と大前研一さんが対談したとき、あえて三田や日吉から遠いところに新しいキャンパスを作ったのが慶應のウィズダムだと大前さんが言っていた。築地から三田に移ったときは三田の丘はド田舎だった。三田が都会になってから作った日吉や矢上もド田舎。日吉が都会になりつつあるときに作ったSFCもド田舎。あと50年ぐらいするとSFCも都会になるのかな。すでに山形にもキャンパス作ってしまっているけどね。人間を変えるには、場所を変えるか、つきあう人間を変えるか、時間を変えるしかないそうだ。慶應義塾の傘の下に違うカルチャーがあるから緊張感があっておもしろい。

カテゴリーSFC

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