読売新聞中国取材団『膨張中国—新ナショナリズムと歪んだ成長—』中公新書、2006年。
中国側は靖国問題にひときわ神経をとがらし、[二〇〇五年]八月十五日を見据えていた。なぜ、こうまで靖国神社にこだわり続けていたのか。
七月末、南部の広東省で会った党内事情に詳しい関係者が、ようやく答えを与えてくれた。彼は声をひそめながら、「カギは四月の反日デモだ。実は、あの時、政権は追い詰められていた」と口を開いた。
新聞連載時から時々読んでいた。まとめて読み直すとやはりおもしろい。迫力がある。
土屋大洋のブログ
読売新聞中国取材団『膨張中国—新ナショナリズムと歪んだ成長—』中公新書、2006年。
中国側は靖国問題にひときわ神経をとがらし、[二〇〇五年]八月十五日を見据えていた。なぜ、こうまで靖国神社にこだわり続けていたのか。
七月末、南部の広東省で会った党内事情に詳しい関係者が、ようやく答えを与えてくれた。彼は声をひそめながら、「カギは四月の反日デモだ。実は、あの時、政権は追い詰められていた」と口を開いた。
新聞連載時から時々読んでいた。まとめて読み直すとやはりおもしろい。迫力がある。