防衛省見学

久しぶりの授業の毎日で、慌ただしく一か月が過ぎた。こんな毎日だったなあと体が思い出し始める。その一方で、ふとした瞬間にMITでの生活の光景が思い浮かぶ。写真を撮る気もしなかった日常的な風景が懐かしくて仕方ない。最後にはとっとと帰国したいなんて思っていたのに。

アメリカの大学は先週辺りで一年の授業が終わってしまう。だから今の時期にカンファレンスが開かれることが多い。例年ならゴールデンウィークは出張に行くことが多いのだけど、今年は諸事情あってやめた(豚インフルエンザが出る前の話)。今頃ボストンは一気に暖かくなって良い季節に違いない。ボストン・コモンでもブラブラすると楽しいはずだ。

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先月23日は慶應の開校記念日で授業は休みだった。学生たちと防衛省の見学へ出かけた。ボストンで知り合った防衛省の若手の皆さんにご尽力いただいた。感謝。

実は防衛省の見学ツアーは毎日2回行われていて、団体でなければ当日フラッと行っても参加できる。

見どころの一つは市ケ谷記念館。東京裁判が行われたり、三島由紀夫が自決したりした建物を移築・復元したもの。元の建物よりも小さくなっているが、復元した講堂や部屋には元の建材が使われており、三島由紀夫が付けた刀傷も残っている。東京裁判の写真は何度も見ているが、実際の現場がどこかは考えたことがなかった。

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現在の防衛省の敷地は、陸軍参謀本部なども置かれていたところで、歴史ある場所であり、現代史を考えるには良いところだと思う。

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