副査の修論3本

 副査をしている修論3本を読み終わった。それぞれ個性があっておもしろい。

 その個性は、院生それぞれの個性というよりも、研究室の個性という側面も強い。

 SFCでは、個々の教員による「研究室」は推奨されていない。our studentsが原則であって、○○研究室という形で囲い込まないようにしている。それでも、学生のほうは案外と「○○研究室」や「○○研究会」(○○は教員の姓)を求めていて、電子メールの署名に書いていることが多い。

 結局、普段過ごしている時間が多かったり、最後の踏ん張りのところでは主査の役割大きくなるので、論文には主査の色、研究室の色が出てくる。

 私は囲い込まないようにしているんだけど、他の教員から見ると色は出ているのだろうか。

 ともあれ、主査をした6人のうち、4人は在外研究中の同僚から預かった院生たち。彼らには大変だったろうが、our studentsを実践したわけで、許してもらおう。

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