トマス・リッド、ベン・ブキャナン(土屋大洋訳)「サイバー攻撃を行うのは誰か」『戦略研究』第18号、2016年5月、59〜98頁。
昨年6月、北京でワークショップに参加した。その際、英国キングス・カレッジのトマス・リッド教授と知り合いになり、論文の翻訳を頼まれた。このワークショップの数日後、中国版が出るとのことだった。時間がかかってしまったが、日本語版が完成し、戦略研究学会の機関誌『戦略研究』に載せていただくことができた。関係各位に感謝したい。
原文の論文は以下にある。
http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/01402390.2014.977382#.V0JFnlcp-gQ
著者によるこの論文の特設ページは以下である。
https://ridt.co/attributing-cyber-attacks/
蛇足ながら、『戦略研究』第18号が出てからびっくりしたのは、翻訳論文のすぐ後に私の著書に関する書評論文が出ていたこと。
河野桂子「中国、北朝鮮、ロシアのサイバー攻撃—日米欧の対応—」『戦略研究』第18号、2016年5月、99〜111頁。
LACの伊東寛さんの『「第5の戦場」サイバー戦の脅威』と並んで拙著『サイバー・テロ 日米vs.中国』を取り上げてくださった。防衛研究所の河野先生、どうもありがとうございました。
さらに蛇足ながら、同僚に言われて『国際安全保障』に別の本の書評が載っているのにも気づいた。
加藤朗「土屋大洋著『サイバーセキュリティと国際政治』(千倉書房、2015年4月)296頁」『国際安全保障]』第43巻第4号、2016年3月、92〜96頁。
桜美林大学の加藤先生、どうもありがとうございました。
とにかく、こういうのは突然出てくるのでびっくり。