松島泰勝「ミクロネシアとアジア」

松島泰勝「ミクロネシアとアジア」『外務省調査月報』1999年度第1号、1999年、75〜104ページ。

 「”帝国”の島 グアムと沖縄」と比べるとずいぶん落ち着いた筆致だが、問題意識は同じようだ(こちらのほうが古い論文)。執筆当時は在パラオ日本国大使館専門調査員。

 政治力学的には米国に引き寄せられており、経済力学的にはアジアに引き寄せられているミクロネシアについて分析。

 なお、松島先生はミクロネシアを中心とする北太平洋、小柏先生はメラネシア、ポリネシアをカバーする南太平洋をフィールドにしているという感じがする。松島先生は地域協力や国際組織には興味がなさそうだが、小柏先生はSPFやPIFに多大な関心を持っている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Pacific_Culture_Areas.jpg

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