ネットに接続

6日目にしてもう日本食を食べてしまった。Oye先生に教えてもらったPorter SquareにあるPorter Exchangeというビルには日本食材店のKotobukiyaの他に、数店の日本料理屋(屋台と言った方がよいかもしれない)が入っている。ここではカツ丼やラーメンも食べられる。これで日本に帰らなくてもいいやという気がしてくる。食べる予定はなかったのだが、ちょっと食べてみるかということで、ホッケ定食を頼んでみたのだが、ボリュームたっぷりな上に味も良い。独身でボストンに来る人はPorter Squareに住めば問題なし。

ところで、ようやく自宅がネットと電話につながった。実は2月末に日本からネットでコムキャストにトリプルプレイを申し込んであった。コムキャストはケーブルテレビ最大手(?)で、ケーブルモデムによるブロードバンド(といっても数メガしか出ないらしい)+ケーブルテレビ+固定電話(VoIP)という三つのサービス(トリプルプレイ)をセットにして売っている。不動産屋さんが、今割引でやってますよというので安直に申し込んだのだ。

コムキャストのウェブで申し込みをして、終わったかと思うと、「チャットが始まりました。」「ジェニファーがログインしました」というメッセージが画面に出てきた。なんだこりゃと思って返事をしてみると、コムキャストのオペレーターとチャットをしながら、申し込みの確認をして、工事日を設定し、電話番号まで決めてしまおうというのである。これを電話でやられると言語に自信がない私としては困るのだが(電話というのは対面と違ってかなり情報量が減る)、チャットなら何とかなる。これは良いサービスだと思った。1ヶ月前に工事日が確定し、電話番号も決まってしまうと、後々のスケジューリングがやりやすい。

問題は、ちゃんと工事日の指定時間に来てくれるかどうかである。配送がダメなのと同じで、こういう工事もうまくいかないことが多い。これまた昔と比較してしまうが、ワシントンで電話がつながらなくなったとき、約束の時間に電話会社がぜんぜん来てくれなくて困ったことがあった。今回もそうなるのではないかと不安な一方、ボストンに来てからはほぼ順調(家具の配送が遅れたぐらい)なので、ちゃんと来てくれるのではないかという期待もあった。

約束の時間は午前8時から11時。ちゃんと8時には朝食を取り終わり、パソコンと電話機、そしてテレビを用意して待ちかまえているが、気配はない。コムキャストのバンはすぐ分かるので、来ないかと思って窓から外を見ているが、ぜんぜん来ない。10時半を過ぎ、ああ、やっぱりダメだったかと思った。午後一番に大学でアポが入っていたので、遅くなると困るなあと思った。

ところが、10時半を少し過ぎたところで、ゴンゴンゴンと扉をたたく音がする。開けてみると、腰に工具をぶら下げた学生風の若い男性が立っている。おおおっ、ようやく来たか! 彼は配電盤を開けたり、ケーブルをつないだりしててきぱきとセットアップしていく。問題はケーブルモデムだった。どうも何か特別な調整が必要らしく、私の日本語パワーブックに苦戦している。「何度もやってきたからアイコンで分かるんだけどさ」とはいうものの、日本語でポップアップメッセージが出てしまうと、「これ何?」って聞いてくる。しばらく携帯で何かやりとりをした後(ネイティブの若者言葉を聞き取るのは至難だ)、ようやくつながった。

いったん大学へ行き、研究所の所長であるRichard J. Samuels先生に挨拶する。日本語ぺらぺらの日本研究者なのだが、ここは米国なので英語で会話。彼は2メートルはあろうかという巨漢の割にきちっとした性格で、研究室はびしっと片付いている。古い雑誌のコレクションが趣味らしく、Time誌や日本の戦前の雑誌などがきちんとファイリングされて飾ってある。昔、京都の知恩院のそばに住んでいたそうで、文字の入った古瓦までコレクションとして飾られている。一つ釘を刺されたのは、ちゃんと研究所に出てくるということ。日本の研究者は、名前だけ在籍していてこちらのアカデミアと交わらず、どこにいるのか分からないまま帰ってしまうことが多い。成果の報告を折に触れてするようにとのことだった。肝に銘じておこう。

夕方帰宅して、今度はアップルのAirMac Expressで無線LANのネットワークを構築することにする。これがあれば、自宅でどこにいてもつながるし、イーサーネットのケーブルに縛られずにウィンドウズのラップトップもつなぐことができる。ところが、つながらない。設定のところでエラーが出てしまい、AirMac Expressのランプが点滅し続けている。設定をいろいろ変えてみるがうまくいかない。いったん有線に戻し、検索してみると、このページが見つかった。この人は申し込み時点のチャットでうまくいかなかったらしい。さらに下を読むと、AirMac Express とコムキャストのケーブルモデムの接続の対処法について書いてある。ここからたどって出てくる英語の投稿の対処法を読んでその通りにやってみると、なんとつながった。意味不明だが、電源を抜き差しする順番が問題らしい。このエントリーに付いているコメントを読むと、コムキャストのケーブルモデムがMACアドレスを読み込んでしまうのが問題だという。

コムキャストはあまりユーザー・フレンドリーでないことで知られていて、ネットワーク中立性ではいつもやり玉に挙がる。P2Pの制限もしているらしい。日本のブロードバンドほど速さは感じないが、それでも使えるレベルのスピードだ。 割引で年間契約してしまったので使い続けるしかない。いろいろ試してみよう。

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