矢崎幸生「パラオ共和国の各州憲法—比較法的考察—」矢崎幸生編『現代先端法学の展開 田島裕教授記念』信山社、2001年、3〜29ページ。
これも機内で読んだ。こういう研究をしている人がいるのかあとびっくり。
パラオの人口は2万人程度なのに、16も州があり、それぞれが憲法を持っているので、共和国憲法と合わせて17も憲法があることになる!
この中でアンガウル州の憲法で日本語が公用語となっていると書いてあったので、アンガウル州の憲法を人づてで確認してもらうと、確かに書いてあった。
その方がこの憲法を80年代に書いた人にも確認してくださったのだが、書いた本人も忘れていて、実質的に日本語で公文書が書かれている事実はもはやなく、話せる人もアンガウル州にはほとんどいないらしい(ただし、少なくとも観光客の多いコロール州には日本語を話せる人がたくさんいる)。