3月27日(火)14時から、三田でシンポジウムを開催。
たぶん、ほとんどの人がシンポジウムのテーマにピンと来ないと思うのだけど、言うまでもなくパラオのような太平洋島嶼国やアジア諸国はアメリカ合衆国の影響を強く受けている。しかし、その内容については漠たるイメージで語られていて、ちゃんと議論されていないのではないだろうか。
憲法のような統治機構と、各種の技術のような文明という視点からそれを捉え直してみようという企画。
基調講演をしてくださる加藤良三・元駐米大使は、沖縄の統治システムについてアメリカが与えた影響を論じてくださる予定。パネリストの3人は打ち合わせ段階から異常に盛り上がっているので、私はちゃんと司会ができるかどうか不安。
■アメリカ研究プロジェクト年次シンポジウム
「太平洋国家アメリカ -国境を越える統治機構と文明-」
今年度開始となりましたG-SECアメリカ研究プロジェクトの
年次シンポジウムを開催いたします。ぜひご参加ください。
日 時 2012年3月27日(火) 14:00〜17:00(13:30 開場)
会 場 慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階G-SEC Lab.
【基調講演】
加藤 良三(元駐米大使)
【パネルディスカッション】
待鳥 聡史(京都大学大学院法学研究科教授)
阿川 尚之(慶應義塾常任理事)
駒村 圭吾(慶應義塾大学法学部教授)
<司会>
土屋 大洋(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授、
グローバルセキュリティ研究所副所長)
【概要】
「太平洋大統領」を自認するオバマ大統領のもとで、米国はアジア太平洋地域へ転換あるいは回帰しつつある。しかし、歴史を見れば、これまで何度も米国はアジア太平洋地域に、憲法、法制度、行政機構、金融・経済体制、教育、科学技術、さらには広く文明や文化のさまざまな側面において、大きな影響を与えてきている。アジア太平洋地域重視を進める米国の動きを、特に第二次世界大戦終了後から振り返り、米国の統治機構と文明が日本をふくむこの地域にどのような影響を残してきたかをさまざまな角度から検討する。
【お申込方法】
お申込情報登録フォームより、必要情報を入力の上、お申込ください。