情報セキュリティ政策会議を退任しました。

 個人的な事情があって、10月6日の任期満了をもって、情報セキュリティ政策会議を退任しました。

 2期4年務めさせていただきましたが、とても貴重な機会でした。

 この会議で機密情報にアクセスしていると勘違いされることもありましたが、そんなことはありません。この会議で出てくる資料はすべて内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)のウェブページで公開されています。議事要旨も公開されています。

 それでも、会議のメンバーであるということは、さまざまな政策決定の文脈を理解する機会があるということであり、日本政府の情報セキュリティないしサイバーセキュリティ政策が議論されるプロセスの理解にはとても役に立ちました。サイバーセキュリティだけでなく、政治システムの理解という意味でも、興味深い4年間でした。

 しかし、個人的には忙しすぎる4年間でした。この会議に任命を受けたのが2009年8月、その翌月からは総合政策学部の学部長補佐、グローバルセキュリティ研究所(G-SEC)の副所長の仕事も始まったので、会議漬けの4年間でした。本当に多かった。合計すると何時間会議室に座っていたことか。

 この三つの仕事が9月末から先週にかけて、すべて退任になり、重荷を下ろした気分です。

 お世話になった皆さん、どうもありがとうございました。

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