マリーン・ワン

ナショナル空港が懐かしいと書いてしまったばかりに、帰りは足止めを食ってしまった。機内に入ってから2時間、機械の故障で待たされた。挙げ句にフライトはキャンセルになってしまい、全員おろされ、取り直しになったフライトは5時間後。それも機体のやりくりが付かなかったみたいで、さらに45分遅れ。かなり疲れた。

おもしろいことが一つだけ。ナショナル空港で待っている間に、ポトマック側の向こう岸でヘリコプターが3機並んで飛んできた。ワシントンDCの上空を飛行機やヘリコプターが飛ぶことはまずない。ナショナル空港に離着陸する飛行機はポトマック側の上を飛ぶことになっている(騒音対策でもある)。3機並んで飛ぶとは何事かと思ったら、1機はホワイトハウス辺りに着陸した。大統領のマリーン・ワンだったのだろう。大統領が乗る大型ジェット機はエアフォース・ワンという空軍の飛行機だが、アンドリューズ空軍基地からホワイトハウスまでは海兵隊のヘリコプターであるマリーン・ワンに乗る(このエントリーにレーガン大統領が乗っていたマリーン・ワンが写っている)。

帰宅して調べてみると、前日の10日にブッシュ大統領夫妻はテキサスの牧場で娘の結婚式に出ており、翌11日にホワイトハウスに戻ってきたところだったのではないだろうか(ホワイトハウスのプレスリリース。大統領の後ろにエアフォース・ワンが写っている)。

夏時間のせいで、午後7時にボストンに着いてもまだ明るいのが救いだ。でもやはりまだ寒い。まだ寒いのに、MITは今週で授業が終わり、試験期間の後、5月26日のメモリアル・デーからは夏休みだ。サマー・セッションもあるけど、長い人は9月1日のレイバー・デーまで3カ月の休みに入る。うらやましい(私はずっと休みみたいなものだけど)。

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