井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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告知「カオスの生成力」(合原一幸先生 × 木本圭子さん × 井庭崇 鼎談)

今週末11月5日(土)に、東京大学教授の合原一幸先生と、アーティストの木本圭子さんをお呼びし、「カオスがもつ生成力」についての鼎談を行ないます。興味がある方は、ぜひお越し下さい(この鼎談は、授業「複雑系の数理」の一環で行なわれますが、履修者以外の聴講も歓迎します。)。

「カオスの生成力」
(合原 一幸先生 × 木本 圭子さん × 井庭崇 鼎談)
2011年11月5日(土)3・4限(13:00〜16:15)
慶應義塾大学SFC大学院棟 τ11教室にて


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合原 一幸先生
東京大学情報理工学系研究科、および生産技術研究所教授。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、東京電機大学工学部や東京大学大学院工学系研究科、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授等を経て、現職。脳の数理や、カオス工学、複雑数理モデルに関する研究に従事。著書に、編著書に、『ニューラルコンピュータ:脳と神経に学ぶ』、『カオス:カオス理論の基礎と応用』、『脳はここまで解明された』、『カオス学入門』、『複雑系がひらく世界:科学・技術・社会へのインパクト』等。

木本 圭子さん
非線形/カオスを用いたプログラムによる映像制作を手がけるアーティスト。現在、JST FIRST 合原最先端数理モデルプロジェクト技術員、および、武蔵野美術大学非常勤講師。多摩美術大学テキスタイルデザイン科卒業。著書に、『Imaginary Numbers』、『談 no.87』(津田一郎×木本圭子 対談「自然の内側にあるもの。なぜ人は時間に魅了されるのか」)等。文化庁メディア芸術祭 アート部門 大賞受賞(2006年)。

井庭 崇
慶應義塾大学総合政策学部准教授。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、同 大学院 政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。総合政策学部専任講師、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院 Center for Collective Intelligence 客員研究員等を経て現職。著書に、『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』(共著)、『社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法(リアリティ・プラス)』(編著)等。
イベント・出版の告知と報告 | - | -

涼しい風景たち

なんだかまだまだ暑い日が続くね。

気持ちだけでも涼しくなれるように、いくつか “涼しい” 写真を。

昨年住んでいたケンブリッジ/ボストンでのショット。


1枚目:凍っているチャールズ・リバー。流れゆく川も、まるごと凍るのだ。

2枚目:朝、通勤中に足元をみたら、氷づけの落ち葉が。赤いまま封じ込められている。

3枚目:純白の大地を歩く。

4枚目:雪化粧の木々は、たくましく見える。

5枚目:MITがあるケンドール駅周辺。氷点下7度くらいかな。


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Charles River, Cambridge, MA, USA. Photograph taken by Takashi Iba, 2009.

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Frozen Leaf, Cambridge, MA, USA. Photograph taken by Takashi Iba, 2009.

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Footprints on the Snow, Cambridge, MA, USA. Photograph taken by Takashi Iba, 2009.

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Snow-Frosted Tree, Cambridge, MA, USA. Photograph taken by Takashi Iba, 2009.

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Kendall, Cambridge, MA, USA. Photograph taken by Takashi Iba, 2009.
自然と美 | - | -

水と流れと不変性

「水」がある場所には、なんともいえない心地よさがある。

海でも、湖でも、川でもいい。

流れという「変化」と、いつも流れているという「不変性」が、

表裏一体となって、そこにある。


僕が特に好きなのは、波打ち際に樹木が立っている海の風景。

波に足元を洗われながらも、しっかりとその地に根を生やしている。

その樹木は、波と風とともに生きているのだ。


もうひとつの好きな風景は、建物が水に浸っている町。

持続的な建造物と、流れゆく水。

持続的ではない町と、存在しつづける自然。


無色透明の水が、きれいな青や緑の色を放つ。

ときおり見せる、なめらかな表情。

人類の歴史なかで、幾度となくメタファーとなり、

想像力をかきたててきたというのが、わかる気がする。


FloridaBeach.jpg
Florida, USA. Photograph taken by Takashi Iba, 2009.

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Venice, Italy. Photograph taken by Takashi Iba, 2009.

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Niagara Falls, Canada. Photograph taken by Takashi Iba, 2009.
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