井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

<< February 2011 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>

講演・対談「コミュニケーション・ランゲージ」(難波 和彦 × 井庭 崇)

明日2月14日(月)、建築家/東大名誉教授の難波和彦先生と対談する機会をいただきました。

難波和彦先生は、「箱の家」シリーズの住宅等で有名な建築家ですが、クリストファー・アレグザンダーの日本での建築プロジェクトに参加したり『まちづくりの新しい理論』の翻訳も手がけるなど、アレグザンダーの影響を受けながらご自身で独自の展開をされている方でもあります。

DIEP : 環境工学×建築デザイン研究会 第1回レクチャー
「コミュニケーション・ランゲージ」(難波 和彦 × 井庭 崇)
日程:2011年2月14日(月) 13:00~15:00
場所:東京大学本郷キャンパス 山上会館 001会議室
詳しくは、 http://d.hatena.ne.jp/DIEP2011/ 参照。


難波和彦先生の講演は『パタン・ランゲージから「箱の家」へ』という題目で、アレグザンダーの理論展開と「箱の家」に埋め込まれたパタン・ランゲージについての話をされる予定とのことです。

僕の講演は『方法としてのパターン・ランゲージ:学習パターンを事例として』ということで、パターン・ランゲージの方法の新しい分野へ応用について、これまでの自らの実践を交えて話したいと思っています。

アレグザンダーとパターンの話をするので、興味がある方はぜひお越しください。


NanbaIbaPoster.jpg
イベント・出版の告知と報告 | - | -

【春休みの宿題】研究会B2(社会システム理論)

春学期からの研究活動の準備として、春休み中に、以下の(1)(2)を各自やっておいてください。※(1)についてはレポート提出あり。


(1)ルーマンの『システム理論入門』を読み、社会システム理論の考え方を知り、自分の研究との関係を考える。

『システム理論入門:ニクラス・ルーマン講義録〈1〉』(ニクラス ルーマン, 新泉社, 2007)を購入し、二度読む。ルーマンの理論は、相互に複雑に関係する概念で構成されているので、一度全体を概観した後もう一度読むことが大切。二度目は理解度が変わるはずです。講義録なのでルーマンの他の著作よりはわかりやすいとはいえ、理論や文章はやはり難解なので、すべての箇所を理解しようと思わなくていいし、自信を喪失しないこと。

一回目は、わからないところは飛ばしてよいので、どんどん読み進める。ただし、どのようなキーワードがあるかは意識しながら読む。重要だと思う箇所に線を引くなどして、印をつけていく。

二度目は、自分の研究に関係がありそうな部分(あるいは、使えると思う部分)を中心に読む。→ その部分、つまり、自分の研究に関係がありそうな概念をレポートにまとめる。


(2)『創造的論文の書き方』を読み、テーマの詰め方と、研究の育て方を学ぶ。

来学期の個人研究では、自分の研究を自分で進めていく必要がある。そのための考え方とコツを学ぶため、『創造的論文の書き方』(伊丹敬之, 有斐閣, 2001)を購入し、読む。重要だと思う箇所に線を引くなどして、印をつけていく。

この読書によって、自分の研究のテーマを詰め、どのように研究の論理を構築していくのかのイメージを固める。→ 今回は特に提出しないが、4月のゼミで研究テーマ・計画発表を行なう。


【春休みの宿題レポートの提出】

提出〆切:2011年 4月5日(火)
提出先 :井庭研履修予定者ML
ファイル:PDF形式:ファイル名に半角アルファベットで名前を入れる
メール件名:春休みの宿題B2( 自分の名前 )


【補足】

●来学期読む輪読文献『社会の社会』を、春休みのうちに各自購入しておいてください。(余裕があるなら、興味があるところだけでも読んでおくと、学期中が楽になるでしょう。)

『社会の社会』〈1〉(ニクラス ルーマン, 法政大学出版局, 2009)
『社会の社会』〈2〉(ニクラス ルーマン, 法政大学出版局, 2009)


●個人研究をサポートする以下の重要文献についても、春休みのうちに各自購入し、読める範囲で読んでおくことをおすすめします。個人研究を進める計画・遂行にかなり役立ちます。

『創造の方法学』(高根 正昭, 講談社, 1979)
『考える技術・書く技術:問題解決力を伸ばすピラミッド原則』(バーバラ・ミント, 新版, ダイヤモンド社, 1999) [ B. Minto,
The Pyramid Principle: Logic in Writing and Thinking, 3rd Revised ed, Financial Times Prentice Hall, 2008 ]
井庭研だより | - | -

【春休みの宿題】研究会B1(パターン・ランゲージ)

春学期からの研究活動の準備として、春休み中に、以下の(1)(2)を各自やっておいてください。※(1)(2)ともにレポート提出あり。


(1)アレグザンダーの本『パタン・ランゲージ:環境設計の手引』を読み、パターン・ランゲージの書き方について学ぶ。

『パタン・ランゲージ:環境設計の手引』(クリストファー・アレグザンダー 他, 鹿島出版会, 1984)、もしくは、その原著の『A Pattern Language: Towns, Buildings, Construction』 (C. Alexander, S. Ishikawa, M. Silverstein, Oxford University Press, 1977) を購入し、以下の手順で読んで、レポートを作成する。

まず、「あるパターン・ランゲージ」(邦訳 p.ix〜xiii / 原著 p.ix〜xvii)を読み、パターン・ランゲージの書き方についてのポイントをまとめる(これをレポートの最初に書く)。

次に、「町」(邦訳 p.3〜5 / 原著 p.3〜7)、「建物」(邦訳 p.243〜p.245 / 原著 p.463〜p.466)、「施行」(邦訳 p.495〜497 / 原著 p.935〜938)を読み、全体像をつかむ。

そして、(すべてを読まなくてよいので)パラパラと見て、自分が面白そうだと思うパターンを3つ選ぶ。

その3つのパターンを、形式も真似してそっくりになるように書き写す。そっくりというのは、内容だけでなく、形式も真似るという意味。文字のボールド(太字)、センタリング、スペース、マークなども、ほぼ同じになるように心がける。写真や図もスキャン(あるいは簡単なやり方としては、デジカメで撮るなど)して載せる。(邦訳の二段組みや一行の文字数などは、真似しなくてよい。)

この課題の出題意図は、パターンの書き方/形式について、しっかり意識してもらうこと。単なる読む立場としてでなく、書き手の立場からパターンに接してほしいということ。なので、上述の「あるパターン・ランゲージ」に書かれていた形式の説明との対応関係を確認しながら、書き写してほしい。→ この3パターンの引用記述を、レポートに収録する。


(2)「魅力的」で「優れている」と思うプレゼンテーションを集めて、分析する。

来学期に取り組むパターン・ランゲージ作成のテーマは(広義の)「プレゼンテーション」。そこで、自分がよいと思う(広義の)「プレゼンテーション」を集め、そのどの点がよいのかを分析してまとめてください。

具体的には、「TED: Ideas worth spreading」( http://www.ted.com/ )など、講演=口頭プレゼンテーションの映像のなかから3つ、「魅力的」で「優れている」と思うプレゼンテーションを探して選ぶ。TEDでなくても、YouTubeやiTunesUなどの映像でも構いません。ただし、学期始めにみんなで見るので、長くない方がよい(30分以内)。

選んだ3つのプレゼンテーションについて、そのどこが「魅力的」なのか、またどのような点で「優れている」のかを分析してレポートにまとめる。講演タイトル、講演者、映像URLも明記する。

さらに、講演=口頭プレゼンテーション以外の、広い意味での「プレゼンテーション」=表現で、魅力的なもの、優れたものがあれば、それも加えて紹介してほしい。広告、ポスター、データの可視化、サイエンティフィック・ヴィジュアライゼーションなど、どのような表現でも構いません。


【春休みの宿題レポートの提出】

提出〆切:2011年 4月5日(火)
提出先 :井庭研履修予定者ML
ファイル:PDF形式:ファイル名に半角アルファベットで名前を入れる
メール件名:春休みの宿題B1( 自分の名前 )


【補足】

●2010年秋学期に僕の「パターンランゲージ」の授業を履修していない人は、SFC-GC (Global Campus) にアップされている授業映像を全回分、見ておいてください。ここで話したことを前提として研究会を始めます。

SFC-GC「パターンランゲージ」(担当:井庭崇, 2010年度秋学期)
http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/class/class_top.cgi?2010_25136


●パターン・ランゲージ作成のプロジェクトでは、創造的なコラボレーションの技法をいろいろ駆使します。そのプロセスやコツについて書いてある次の本も購入し、春休みから春学期末までに読むことをおすすめします。

『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』(トム・ケリー, ジョナサン・リットマン, 早川書房, 2002)
(原著:『The Art of Innovation: Success Through Innovation the IDEO Way』, Thomas Kelley, Jonathan Littman, Profile Business, 2002)
井庭研だより | - | -
CATEGORIES
NEW ENTRIES
RECOMMEND
ARCHIVES
PROFILE
OTHER