井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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新刊『プレゼンテーション・パターン』(プレパタ)をよろしく!

2月に新しく出した『プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント』(井庭崇+井庭研究室, 慶應義塾大学出版会)、出だしから売れ行き好調とのことです。

書店でも、学術系出版社からの本としては珍しく、平積みや面出でたくさん置いていただいていることが多く、書店の方や出版社の方に感謝です。


先日伺ったブックファースト新宿店さん(新宿駅西口)は、『プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント』の特設コーナーをつくっていただいていました!これは、とてもうれしいです!

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丸善 丸の内本店では、プレゼンのコーナーのたくさん平積みだけでなく、店頭の棚にも面出で置いていただいていました! 入口を入ってすぐ右の棚です。店員さん、「普通と違うプレゼン本が出たなぁと思っていました」と。まさにその通り、異色な本です!

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八重洲ブックセンター本店でも、2階にエスカレーターで上がってすぐの「ビジネス新刊・話題書」のコーナーに、面出で置いていただいていました。

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これ以外の本屋さんでも、平積みしていただいている本屋さんが多くて、うれしいです。書店の方、どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m

Amazon.co.jp 『プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント』(井庭崇+井庭研究室, 慶應義塾大学出版会)

Amazon.co.jpでも、一時期、「ビジネス企画」ベストセラー1位となりました。現在は順位が下がってしまっているので、ぜひ、みなさんご購入を!(^_-)☆

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※書店での写真は、書店の方の許可を得て撮影しています。念のため付記。
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【予告】HCD講演「パターン・ランゲージによる経験のマイニングと共有」

2012年5月19日(土)に、HCD(Human-Centered Design:人間中心設計)のHCD-Netフォーラムで招待講演を行います。この講演のなかで、ラーニング・パターンとプレゼンテーション・パターンを用いた対話ワークショップも行います。


「パターン・ランゲージによる経験のマイニングと共有」
井庭 崇(慶應義塾大学 総合政策学部 准教授)

各人がもつ暗黙的な実践知を、いかにして共有することができるのか? この問いに実践的に答えようとしているのが、「パターン・ランゲージ」による知識記述の研究です。パターン・ランゲージでは、どのような状況(Context)のときに、どのような問題(Problem)が生じやすく、それをどのように解決すればよいのか(Solution)の「パターン」が記述されます。ここで記述されるのは、単なるノウハウではなく、物事を見る視点と発想です。

ここで目指されているのは、暗黙的で実践知を完全に「ことば」で記述し尽くすことではありません。そんなことは到底不可能です。このことは、物や振る舞いを表す「ことば」が、物や振る舞い「そのもの」ではないのと同様です。パターン・ランゲージも実践知そのものではなく、それを指し示すためのインデックスにすぎません。それでも、パターン・ランゲージとして実践知を指し示す「ことば」をつくり共有することで、不可視の実践知をイメージしやすくし、他者と共有する道がひらけるのです。

パターン・ランゲージは、これまで「ユーザー参加型のデザイン」や「熟達者の視点・発想を学ぶ」ためのメディアとして用いられてきましたが、本講演では「多様な経験を掘り起こし、コミュニケーションの俎上に載せる」ためのメディアとして捉え直します。そして、そのメディアを活かした取り組みや、パターン・ランゲージの制作プロセスにも言及します。

本講演では実際に、「ラーニング・パターン」(創造的な学びのパターン・ランゲージ)と「プレゼンテーション・パターン」(創造的なプレゼンテーションのパターン・ランゲージ)を用いた対話ワークショップを体験していただきます(事前準備等は必要ありません。当日ペンなど筆記用具をお持ちください)。 お楽しみに!

●「ラーニング・パターン」 http://learningpatterns.sfc.keio.ac.jp/
●「プレゼンテーション・パターン」 http://presentpatterns.sfc.keio.ac.jp/



2012年度 HCD-Netフォーラム「HCD・UXの学びと人材」
■日 時:2012年5月19日(土)13時~17時30分
■場 所:東海大学 高輪校舎
■主 催:NPO法人 人間中心設計推進機構
詳細は、http://www.hcdnet.org/
を参照してください。
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NHKスーパープレゼンテーションの初収録……緊張した!

NHKの春からの新番組「スーパープレゼンテーション」という番組にレギュラー出演することになりました。

NHK Eテレ 毎週月曜日 23:00〜23:25
「スーパープレゼンテーション」
4月2日(月)より 放送開始
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/


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この番組では、あの有名なTEDカンファレンスから、毎週おすすめのプレゼンテーション(talk)を、解説つきで紹介していきます。

メインのMCは、伊藤 穣一さん(MITメディアラボ所長, Joi Ito's Web)。
そして、英語ナビゲータ―は、 Kylee さん(アメリカ在住の女子高生シンガー, Kylee OFFICIAL WEB)。

番組での僕の役目は、TEDトークを「プレゼンテーション・パターン」で読み解くというもの。プレゼンテーション・パターンは、創造的プレゼンテーションの秘訣を34個まとめたもの(慶應義塾大学井庭研究室 制作)。

このプレゼンテーション・パターンを見たディレクターの方から声をかけていただき、僕がプレゼン解説をすることになったというわけです。


そんなわけで、今日、初めての収録に行ってきました。

初めてのこと尽くしで緊張しましたが、なかなか面白かったです。

僕の出来としては、まあ、初めてだし、何ともお恥ずかしいかぎり。かみまくったり、恥ずかしくてニヤニヤしてしまったり……。笑

端的に重要なことを話す&かまずにきちんと話す、ということがいかに難しいかを痛感した1日でした。でも、スタッフの方も、対話相手のKyleeもとても親切で、なんとか乗り切れました。

プレゼンテーション・パターンでいうところの「最善努力」はできたと思うので、よいことにしちゃいます。次の目標は、「キャスト魂」ですかね。


今日の撮影スタジオでの写真を2枚ほど。

Presentation Tipsのコーナーで一緒に出演する Kylee と。とってもキュートでsmartな感じの子。話す言葉(英語)は、流石、聴いていて心地がいい。

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Kylee、この番組でファンがますます増えるんじゃないかな。みんなで応援しよう。早速来週、初の全国ツアーがあるということ(詳しくはこちら)。


スタジオの風景。照明もカメラもあちこちから。この写真を撮っているのは、ディレクターが見てる側。僕はこちらの方が落ち着くんだよねぇ。

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TEDのトークはもちろん、Joiの話も Kyleeの話もとても素敵な感じなので、お楽しみに!
プレゼンテーション・パターン | - | -

『Presentation Patterns イラスト制作の軌跡』(Ver.α)

プレゼンテーション・パターンの各イラストが、どのような変遷を経て完成したのかをまとめた冊子『Presentation Patterns イラスト制作の軌跡』(Ver.α)を作成しました。300ページを超える大作です!

今回のパターン制作で描いたすべてのイラスト(約500点!)が掲載されているだけでなく、どのような発想でメタファーを思いついたかや、何を考え修正していったのかについても記述しました。

パターン・ランゲージのイラスト制作に関わる人はもちろん、プレゼンテーション・パターンのファンのみなさんにも楽しんでもらえると思います。また、創造プロセスの記録としても、興味深いのではないかと思います。

PPIllustrationBook.jpg『Presentation Patterns イラスト制作の軌跡』(Ver.α)
井庭 崇 × 原澤 香織 × 荒尾 林子
プレゼンテーション・パターン プロジェクト イラストチーム

冊子PDF(101 M Byte)

※プレゼンテーション・パターンのイラストは、井庭 崇(SFC 教員)と、原澤 香織(SFC 1年生)、荒尾 林子(SFC 3年生)の3人で描きました。


↓イラスト変遷例:パターン「ことば探し」の一部
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↓イラスト変遷例:パターン「最善努力」の一部
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プレゼンテーション・パターン | - | -

プレゼンテーション・パターン プロジェクト

「プレゼンテーション・パターン」を制作した、プレゼンテーション・パターン プロジェクト(Presentation Patterns Project)を紹介したいと思います。

プレゼンテーション・パターンは、井庭 崇(慶應義塾大学 総合政策学部准教授)をリーダーとして、総合政策学部・環境情報学部に所属する学部1~4年生、坂本 麻美、松村 佳奈、荒尾 林子、柳尾 庸介、濱田 正大、村松 大輝、松本 彩、下向 依梨、中野 えみり、仁科 里志、野村 愛、安浦 沙絢、原澤 香織、山口 祐加によって制作されました。プレゼンテーション・パターンは、SFC井庭研の学部生14人と僕でつくりました。

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このプロジェクトは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の井庭崇研究室のプロジェクトとして、2011年5月より始まりました(2011年度春学期 研究会シラバス 参照)。春からのメンバーは、坂本麻美、松村佳奈、荒尾林子、柳尾庸介、濱田正大、村松大輝、松本彩と僕の計8人です。この段階で、プレゼンテーション・パターンの種ができています。

秋(2011年度秋学期 研究会シラバス 参照)からは、春からのメンバーに加え、下向依梨、中野えみり、仁科里志、野村愛、安浦沙絢、原澤香織、山口祐加も加わりました。継続メンバーと新規メンバーで力をあわせ、パターンの内容と記述の洗練を重ね、今回のバージョンが完成しました。

冊子のイラストも編集も、すべてプロジェクトメンバーが行っています。

イラストは、井庭 崇、原澤 香織、荒尾 林子が担当し、手描きから始めて、最後にはAdobe Illustratorで清書しています。

冊子の編集は、中野 えみり、門谷 めぐみ、濱田 正大、井庭 崇が担当しました(門谷は、井庭研の別プロジェクトのメンバーですが、冊子の編集に参加しました)。冊子は、Adobe InDesignで制作しています。Presentation Patternsのロゴは、村松 大輝が作成し、井庭 崇が表紙デザインをしています。

このプロジェクトが井庭研の学部生で構成されているという話はすでにしましたが、学年構成は、1年生2人、2年生6人、3年生4人、4年生2人となっています(SFCでは学部1年生から研究会(研究室、ゼミ)に所属できるので1、2年生もメンバーにいるのです)。

プレゼンテーション・パターンの感想やコメントを、ぜひプロジェクト・メンバーにいただければと思います。メールにて、 presentpatterns [at] sfc.keio.ac.jp までお願いいたします。

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プレゼンテーション・パターン(Presentation Patterns)の紹介

あらゆる分野・領域でイノベーションが求められている現在、自分の考えや新しいアイデアについてプレゼンテーションすることが、ますます重要になっています。そこで求められているプレゼンテーションというのは、単なる「伝達」ではなく、そのこと自体が新しい「創造」であるような「創造的プレゼンテーション」(Creative Presentations)ではないでしょうか。

創造的プレゼンテーションは、聞き手が自身の経験・知識を混ぜ合わせた新しい認識や発見をつくることを誘発し、次なる行動を生み出すことで、未来をつくリ出します。そのような創造的プレゼンテーションは、一体どのように実現できるのでしょうか?

img359_PresentationPatterns230.jpg井庭研プレゼンテーションパターン プロジェクトでは、創造的プレゼンテーションのデザインの秘訣を「プレゼンテーション・パターン」というかたちにまとめました。ここには、プレゼンテーション・デザインの視点や方法が34個収録されています。

ホームページでは冊子のPDFを公開しているほか、twitterでもプレゼンテーション・パターンを発信しています。ぜひ、プレゼンテーション・パターンをみなさんのプレゼンテーション・デザインに活かしてみませんか。


■ プレゼンテーション・パターンの全体像

冊子『Presentation Patterns』には、プレゼンテーション・パターンが全部で34個収録されています。

中心には「創造的プレゼンテーション」(No.0) があり、それに続いて、創造的プレゼンテーションの本質である「メインメッセージ」(No.1)、「心に響くプレゼント」(No.2)、「成功のイメージ」(No.3)が続きます。

その後のパターンは、大きく分けて3 つのまとまりに分かれています。第一のまとまりは No.4 からNo.12 までの「内容・表現」に関するパターン、第二のまとまりはNo.13 からNo.21 までの「魅せ方」に関するパターン、第三のまとまりは No.22 からNo.30 までの「振る舞い」に関するパターンです。
 
そして最後に、「独自性の追求」(No.31)、「魅せ方の美学」(No.32)、「生き方の創造」(No.33) という3 パターンで締めくくられます。
 
これらのパターンが相互に関係し合うことで、創造的プレゼンテーションのデザインを支えます。

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↑プレゼンテーション・パターンの全体像(クリックで拡大)



■ プレゼンテーション・パターンの読み方

個々のプレゼンテーション・パターンは、ある一定の形式で記述されています。ここでは、パターンがどのような形式で記述されているのかについて説明しておくことにします。

各パターンの左ページには、そのパターンの内容をつかむための概要が書かれています。上から順にみていくと、「パターン番号」、「パターン名(日本語)」、「パターン名(英語)」、「導入文」、「イラスト」、「引用文」となります。

まずページの左上に書いてあるのが、各パターンにつけられた「パターン番号」(Pattern Number)です。それに続くのが、日本語と英語の「パターン名」(Pattern Name) です。パターン名は、パターンの内容を適切に表し、かつ魅力的で覚えやすいようにつけられています。

その次に来る「導入文」(Introductory Sentence)、「イラスト」(Illustration)、および「引用文」(Quotes) は、そのパターンの内容を生き生きとイメージできるようにするためのものです。

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各パターンの右ページには、そのパターンの詳細、つまり学びのコツの詳細が書かれています。上から順にみていくと、「状況」、「問題」、「フォース」、「解決」、「アクション」、「結果」となります。

まず最初に、そのパターンをどのようなときに使うのかという「状況」(Context)が書かれています。

区切りを示す「▼ その状況において」の後、その状況において生じやすい「問題」(Problem)が、太字で書かれています。その下には、その問題の解決を困難にしている原因が「フォース」(Forces)として示されています。フォースとは、物事や人間についての変えることができない力や法則性のことです。問題の解決が困難なのは、これらの諸力をすべて解決しなければならないからです。

そして、区切りを示す「▼ そこで」の後、その問題に対する「解決」(Solution)の考え方が、太字で書かれています。「解決」は抽象的に書かれており、それを具体的なレベルに落とすとどうなるかが、「アクション」(Actions)の部分に書かれています。

再び区切りを示す「▼ その結果」が来た後、このパターンを適用したときの予想される「結果」(Consequences) が書かれています。

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ぜひ、「プレゼンテーション・パターン」ホームページから冊子のPDFをダウンロードし、実際に内容をみてみてください。詳しくはこちら。→ 「プレゼンテーション・パターンのホームページ&twitter bot」
プレゼンテーション・パターン | - | -

「プレゼンテーション・パターン」のホームページ&twitter bot

「プレゼンテーション・パターン」(Presentation Patterns;通称「プレパタ」)※ のホームページとtwitterアカウントをつくりました。


■「プレゼンテーション・パターン」ホームページ

このサイトから、プレゼンテーション・パターンの冊子PDFがダウンロードできます。A4用紙への印刷に適したバージョンと、iPad、kindleなどでの表示に適したバージョンがあります。媒体・目的に合わせてダウンロードし、ご覧ください。

http://presentpatterns.sfc.keio.ac.jp/

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■ 「プレゼンテーション・パターン」twitter bot

PresentPatterns100.jpgプレゼンテーション・パターンを定期的につぶやいてくれるtwitter botを用意しました。感想やRT、大歓迎です!

http://twitter.com/presentpatterns



プレゼンテーション・デザインに取り組むときに参照したり、他の人とプレゼンテーションについて話すときの語彙として、ぜひご活用ください。
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