井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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2019年を振り返る:成果発表・活動等一覧

2019年の最初には、僕のこれまでの教育実践・教育論の集大成と言える『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』を出版することができました。とても力を注いだので、序章が200ページもある「変」な本になりましたが、この本を世の中に届けることができて、本当によかったと思っています。これからの教育と社会について考えるために、ぜひ多くの人に読んでいただきたい一冊です。

また、夏には、秋田喜代美先生(東京大学教育学部長)たちと一緒につくったパターン・ランゲージの書籍『園づくりのことば:保育をつなぐミドルリーダーの秘訣』を出版することができました。

国際学会では、例年通り、井庭研メンバーと多くの論文を発表しましたが、僕は『クリエイティブ・ラーニング』序章を4本の英語論文として発表しました。今年は、中学生の娘と学会論文を書き、一緒にドイツの学会に参加したのも、よい思い出です。

2019年前半は、2018年夏からのサバティカルの後半戦ということで、単著執筆のための研究に専念しました。この本はいまも鋭意執筆中なのですが、自分にとってもこれまでのパターン・ランゲージ研究の集大成となる大著になります。こちらは引き続きがんばります。

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Books

  • 井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』, 慶應義塾大学出版会, 2019年

  • 井庭 崇, 中川 敬文, 『おもてなしデザイン・パターン:インバウンド時代を生き抜くための「創造的おもてなし」の心得28』, 翔泳社, 2019年

  • 井庭 崇, 秋田 喜代美 編著, 野澤 祥子, 天野 美和子, 宮田 まり子, 『園づくりのことば:保育をつなぐミドルリーダーの秘訣』, 丸善出版, 2019年

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    Pattern Languages

  • 「おもてなしデザイン・パターン:インバウンド時代を生き抜くための「創造的おもてなし」の心得28」(書籍カード

  • 「園づくりのことば:保育をつなぐミドルリーダーの秘訣」(書籍カード

  • 「探究PLカード:創造的探究のためのパターン・ランゲージ」(ベネッセ教材『探究ナビ』付属カード) / 「探究パターン・カード」(クリエイティブシフト一般販売カード)

  • 「アクティブ・ラーニング支援パターン・カード」(クリエイティブシフト一般販売カード)

  • 「感性科学マーケティング・パターン:実践・習得のコツのことば」 ※現在は、オラクルひと・しくみ研究所よりワクワク系マーケティング実践会会員向けに提供

  • 「ともに生きることば:最期までその人らしく生きる支援のためのヒント」(試作版 バージョン0.6)※今年は、Keio SFC Open Research Forum 2019 (ORF2019)にて限定配布

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    Style Language

  • 「日本の楽しみ方のスタイル・ランゲージ」


    Magazine

  • 井庭 崇, 【巻頭インタビュー】「改めて、「対話」とは何か」, 月刊『教職研修』2019年7月号


    Web Interview

  • 井庭 崇 × 市川 力, 「『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』 井庭崇氏×市川力氏 出版記念対談 <前編>クリエイティブな時代に向けた新しい教育観、クリエイティブ・ラーニングとは」, CreativeShiftインタビュー, 2019年7月

  • 井庭 崇 × 市川 力, 「『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』 井庭崇氏×市川力氏 出版記念対談 <後編>クリエイティブ・ラーニングを生み出すジェネレーター」, CreativeShiftインタビュー, 2019年8月


    Conference Keynote

  • Takashi Iba, “Creating Pattern Languages for Creating a Future where We Can Live Well”, INTERSECTION19 (Designing Enterprises for Better Futures), Lisbon, Portugal, 2019年9月 【スライド

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    Conference Papers

  • Takashi Iba, Konomi Munakata, “Pattern Language and the Future of Education in Light of Constructivist Learning Theories, Part 1: Consideration with Generic Epistemology by Jean Piaget“, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Takashi Iba, Aimi Burgoyne, “Pattern Language and the Future of Education in Light of Constructivist Learning Theories, Part 2: The Social Constructivism of Lev Vygotsky”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Haruka Iba, Takashi Iba, “A Pattern Language for Improving Foreign Language Skills when Studying Abroad”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Yuka Banno, Tomoki Kaneko, Takashi Iba, “A Proposal of Modular-Structured Pattern Language: Based on Pattern Language for End of Life Care”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Karin Iwata, Hinako Ando, Takashi Iba, “Patterns for Well-being in Life: 9 patterns for Being with others”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Takashi Iba, Aimi Burgoyne, “Pattern Language and the Future of Education in Light of Constructivist Learning Theories, Part 3: Consideration with John Dewey’s Concept of Pragmatism”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Takashi Iba, Karin Iwata, “Pattern Language and the Future of Education in Light of Constructivist Learning Theories, Part 4: Consideration with Constructionism of Seymour Papert”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Ryohei Suzuki, Mitane Umewaka, Yumiko Shimokawa, Takashi Iba, “A Pattern Language for Composing Film Music”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Ryusei Murasawa, Misaki Yamakage, Rioja Kuroda, Yumiko Shimokawa, Aimi Burgoyne, Hiromu Kasahara, Takashi Iba, “A Style Language for Enjoying Japan”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Hinako Ando, Karin Iwata, Rei Kono, Kohki Ogawa, Takashi Maeno, Takashi Iba, “Patterns for Well-being in Life - 9 Patterns for Loving the World”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Yuki Kawabe, Takashi Iba, “An Ecosystem for Collaborative Pattern Language Acquisition”, COINs (Collaborative Innovation Networks) Conference 2019, 2019


    Talk Sessions

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージがひらく世界観:多様な東洋と西洋の哲学の融合的展開」, 井庭研2018年度最終発表会 基調講演, 2019年1月

  • 村山 慶輔, 井庭 崇, 中川 敬文, 「インバウンド時代のビジネス成功のヒントを「創造的おもてなし」から学ぶ」, 新宿 INBOUND LEAGUE, 2019年2月

  • 井庭 崇 × 市川 力, 「面白がる力を育む:これからの創造的な生き方と世界観」, 有隣堂 アトレ目黒店, 2019年2月

  • 井庭 崇, 「未来をつくる言葉をつくる」, Portland Japanese Garden, 2019年5月

  • 井庭 崇, 「未来をつくることば:創造社会を支えるパターン・ランゲージ」, 人事院公務員研修(3年目フォローアップ研修), 2019年10月

  • Takashi Iba, “Creating Pattern Languages for Creating a Future where We Can Live Well”, Designing SFC Spirits, 慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス), 2019年10月 【スライド / 映像】

  • 井庭 崇, 「探究PLカードを活用し、生徒の『振り返り』を深める」, 探究ナビオンライン勉強会, 2019年10月

  • 井庭 崇, 「クリエイティブ・ラーニング:これからの学びと、学校・書店・図書館の新しい役割」, 図書館総合展2019, 2019年11月 【スライド / 映像

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージとは何か」, ワクワク系マーケティング実践・習得のコツを掴むセミナー, 2019年11月

  • 井庭 崇, 阿部 有里, 鎌田 安里紗, 長井 雅史, 金子 智紀, 「パターン・ランゲージの使い方徹底解説&体験ワークショップ」, Keio SFC Open Research Forum 2019, 東京ミッドタウン, 2019年11月 【映像】

  • 井庭崇, 熊坂賢次, 田中浩也, 石川初, 市川力, 小阪裕司, ACCI BABA, 小島希世子, 「クリエイティブ・ラーニング(創造的な学び)とは:考え方と実践事例」, Keio SFC Open Research Forum 2019, 東京ミッドタウン, 2019年11月 【映像】

  • 井庭 崇, 「創造社会の学び:クリエイティブ・ラーニングの世界」, DeST - こどもとデザインとまなび, 2019年12月

  • 井庭 崇, 「開かれた対話の心得:オープンダイアローグのパターン・ランゲージを体験する」, 日本コーチ協会 第21回年次大会

  • 井庭 崇, 「探究の学習効果をメタ認知する - パターン・ランゲージの活用」, 第2回ESIBLA教育フォーラム, 2019年12月


    Workshops

  • 井庭 崇+井庭研究室,「「日本の楽しみ方のスタイル・ランゲージ」を用いた観光デザイン・ワークショップ」2019年2月

  • Yusuke Shimoda, Aimi Burgoyne, Shuichiro Ando, Ryusei Murasawa, Misaki Yamakage, Rioja Kuroda, Yumiko Shimokawa, Hiromu Kasahara, Takashi Iba, "Idea Mining Workshop Using A Style Language for Enjoying Japan", 8th Asian Conference on Pattern Languages of Programs (AsianPLoP 2019), 2019年3月

  • Konomi Munakata, Tomoki Kaneko, Takashi Iba, “Pattern Illustrating Workshop”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019年7月

  • 井庭研究室, 「CDGs(Creative Development Goals)をみんなでつくろう」, Keio SFC Open Research Forum 2019, 東京ミッドタウン, 2019年11月


    Lectures

  • 「Designing SFC Spirits」(SFCスピリッツの創造), 慶應義塾大学SFC

  • 「ワークショップデザイン」, 慶應義塾大学SFC

  • 「ラディカル・スクール・デザイン」, 慶應義塾大学 政策・メディア研究科


    Conference Committee

  • Program Committee, AsianPLoP2019

  • Program Committee, EuroPLoP2019

  • Steering Committee, COINs2019

  • Program Committee, PLoP2019


    おまけ

  • 「日々の料理をつくる」※夏から、料理を始めました。その記録。
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    「2年後」の決意

    ちょうど2年前の今日、僕は脳出血で救急車で病院に運ばれ、入院した。その日は、なんてことない日だった。自宅の書斎で英語論文の仕上げ修正を行なっていた。そのあと大学で研究会(ゼミ)があり、その後、夕方からイベント登壇して対談の予定だった。その頃、いつものように毎日たくさん仕事し、とても疲れていた。その日、妻は、様子のおかしい僕を見て、もう仕事に復帰できないだろうと感じたという。それほどのひど状態だったということだ。

    脳出血の原因は最終的には特定できていないのであるが、状況から判断するに「疲れて血圧が高めだったところに、ストレスでさらに血圧が上がり出血したのではないか」というのが、最終的な診断だ。右脳の出血だった。僕が得意な領域を司る右脳。

    実は、救急車で運ばれたときも、入院したときも、僕自身はほとんど自覚症状がなく、「今日登壇の予定だったのに、対談相手と来場者に申し訳ない」ということと「来週、楽しみにしていた忘年会の予定があったのに、行けなそうで残念だなぁ」くらいの気持ちだった。でも、周囲に言わせれば、僕が話すとろれつがまわっていない(らしい)し、文字でのメッセージや投稿は、誤字脱字が相当ひどかった(これはあとで自分でも確認できた)。担当医師いわく、出血した箇所がマシだったので「この程度で済んだのだ」ということだった。

    そんなわけで、ことの重大さを自分が本当に実感したのは少し経ってからのことだった。後遺症は、左半身の麻痺、左半空間無視(視野では見えているのに認識の際に取りこぼされる)、高次脳機能障害。舌が思うように動かず、しゃべりは相当ゆっくりになり、元気がない。ちょっとしたことを忘れやすく、同時に複雑なことを並行してすることが困難になった。電車は逆方向に乗ってしまうし、降り損ねたり、違う駅であると気づかずに改札を出てから見知らぬ景色に呆然としたりする。僕の脳のなかでは、出血によってその周囲の脳細胞が死んでしまい、いろいろ不都合が起こっていた。認知症の方とその家族のためにつくったパターン・ランゲージ『旅のことば』が、自分自身と家族にとても役だったし、救いになった。

    その後3ヶ月は仕事は休ませてもらい週5のリハビリに通い、そのあとさらに3ヶ月は、最低限の仕事を再開しながら、週2〜3でリハビリを続けた。半空間無視があったので、運転免許は一度止まり、移動もしんどくなった(その後、リハビリが進んでから、医師の診断と運転試験場での操作検査の結果、許可が得られた)。

    幸いにも、倒れたあと約半年後(2018年8月)から1年間はサバティカル(在外研究)が決まっていたので、日本を離れ、米国オレゴン州ポートランドで研究に集中するという期間に入った。今回は、このような経緯もあったので、自分のペースで、休み休み研究・執筆をした。これも一緒のリハビリのようなもので、少しずつ少しずつできるようにしていった。

    それでも、30分集中して読書したり執筆したら、脳がオーバーヒートして、つっかえた感じで重く(痛く)なり、20分くらい横になって少しうとうとしないといけないような状況は、そのときも、いまもある。2019年末の今でも、そういう状態なのだ。

    ポートランドでは郊外に住んでいたこともあり、日本とはぜんぜん異なり、時間がとてもゆっくりと穏やかに流れていた。そのような環境で自分のペースで仕事ができたのは、僕の身体・精神的にもとてもありがたいことであった。話すことも、以前のようには楽ではないし、うまく舌がまわらない感じが(本人には)するのであるが、スピードはだいぶ戻った。1年間のサバティカルの期間はとても助かった。

    そういう生活を、サバティカル終了後(2019年8月〜)、日本でも心がけなければならない。予定が増えないように結構気をつけていたが、やっぱり実際には難しかった。実は、大学の執行部は、僕のことを心配して、重たい仕事を外してくれている(とてもありがたいことだ)。井庭研のメンバー(学生)たちも、僕のことを気遣ってくれている。みんな本当にやさしく、ありがたい。さっきも書いたが、依然として、後遺症を抱えた身なので。

    しかし、僕の状況を(おそらく)知らない外部の人たちは、どんどん依頼や打ち合わせや相談や面会を求めてくる。僕はもともと、そういうお願いには応えたいという気持ちが根底にある。そんなわけで、以前はすべて受けてきたし、相談にもほぼすべて乗ってきた。しかし、それゆえ、ひどく疲れ、ストレスが高まり、倒れたわけだ。なので、その応えたいという気持ちを抑えて、きちんといますべき対応をしていかなければならない。しかし、実際には、かなり控えるつもりでいた登壇や打ち合わせや相談や面会は、あれよあれよと膨れ上がり、倒れる前のように、ひどく疲れる生活に逆戻りしてしまった。このままでは本当にもたない。かなり厳しい状態だ。

    いまは薬を飲んでいるからとはいえ(入院後から2年間、血圧を下げる降圧剤を毎日飲んでいる)、以前と同じような生活をしていたら、また倒れてしまう。「二度目は一度目のようには軽くはなく、致命的になりやすい」と言われているし、本当に気をつけなければならない。このままでは、本当に死んでしまう。このような生活をしていてはだめなのだ。

    倒れてから2年目の今日。改めて心に誓う。来年は、本当に自分が疲れるような仕事・予定を入れないようにする。徹底的に排除する。たとえば、人に会うのはとても疲れるのだ。そして、予定にがんじがらめにならないように、ざっくりとしたスケジュールだけにして、細かく予定を入れ込まない。これは本当に死守しなければならない。

    そのことで「自分勝手な人だ」と思われても構わない。そんな人にそう思われないということよりも、死なずに生き続けることの方が圧倒的に重要だからだ(本当に近く理解してくれている人ならば、そんなことを思わないだろう)。「嫌われてもよい」という覚悟が今の僕には必要だ。そもそも八方美人的に誰にでもよい顔はできないのだ(つい、そうしようとしてしまって、自分の事情を後回しにしたりしわ寄せしてしまったりするが)。

    つまり、みんなに「いい人」であるのをやめようと思う。「いい人」であろうとして、死んでしまっては、「いい人」の「人」が抜けて、ただの「いい」だけになる。そんなこと、ぜんぜん意味がない。

    幸い、なんでも自分でやってしまおうとしがちな僕も、倒れてからは仲間により頼ざるを得なくなり、その結果、いろいろなことを仲間に委ねることができるようになった。そして、よいことに、それがかなりよい感じだということだ。だから、僕がこれまで一人でやってきたようなことも、いまはチームでしているし、そのことに新しい可能性を感じている。

    それゆえ、来年は、こういうことにしたい。

    講演やワークショップの機会自体はありがたいものも多いのだか、以上の理由により、講演やワークショップは僕自身がするのではなく、チームで受け、仲間にしてもらうようにする。さらに、僕やメンバーが予定でがんじがらめにならないように、講演に向けての打ち合わせは一切やらない。そういう事前打ち合わせをしないと不安な人・うまく実施できない組織からの依頼は受けないことにする。要望があるなら、メールでもらえれば十分。相談・面談なども、僕は受けない。仕事になるなら、チームですることになるので、僕でなくメンバーと打ち合わせてもらう。その人に応えたいとは思うが、それによって、本を書く時間が減れば、多くの人に届けることができなくなってしまう。だから、僕がやるべきことの全体を踏まえると、そうさせてもらいたい。

    得意なことはストレスを感じないし、疲れもたまりにくい。そのため、これからは、自分の得意なこと(周囲から見て得意そうなところではなく、僕がやりたいと思える得意なこと)に特化して、仕事を相当コントロールしていく。正直なところ、いまどんな小さな仕事でも、自分の命を削って差し出している気持ちが強い。みなさんにとってはたいしたことのない打ち合わせだとしても。だから、自分の時間と労力をどこにかけるべきかをかなり厳選し、大切にしていきたいと思う。

    このことを、自分自身、改めて決心するとともに、周囲・つながりのある人にも、しっかり伝えておきたい。みなさん、よろしくお願いします。

    p.s. なお、料理をしたり家事をしたり家庭菜園をしたりというのは、根を詰めることのないようにするための手段になっていて、集中していた頭を休め、身体の姿勢・動きを変えるためによい。「仕事」ばかりの日々に、ちゃんと「生活」を入れることは、今の僕にとってよいことだと感じている。どれも僕が疲れる対人的なものではなく、一人作業であるというのが、またよい。
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    SFC「創造社会論」対談映像 2014〜2018

    慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の授業「創造社会論」(担当:井庭 崇)では、毎週、これからの社会をつくる創造的な活動・生き方をしているゲストをお呼びして、対談をしてきました。

    この授業は、教員やゲストのモノローグではなく、その場で生成される「ダイアローグ」(対話)を聞き、参加するなかで学ぶという授業。そして、最後にはそれを、今後自分が実践したり語ったりしやすいパターン・ランゲージの形式でまとめるという授業です。

    2014年から始まり、5年行い、34回 計38人のゲストの方と語り合いました。

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    この授業は、すべての回の映像が公開されています。

    興味があるところから、ぜひご覧ください。

  • 「創造社会とパターン・ランゲージ」
    
井庭 崇 レクチャー (2017年4月)【映像:前半/ 後半】


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  • 「デザイン」
    水野 大二郎 × 井庭 崇 対談 (2014年4月)【映像:前半/ 後半

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  • 「空間」
    中川 敬文 × 井庭 崇 対談(2014年4月)【映像:前半/ 後半

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  • 「商い」
    小阪 裕司 × 井庭 崇 対談 (2014年4月)【映像:前半/ 後半

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  • 「教育」
    市川 力 × 井庭 崇 対談 (2014年5月)【映像:前半/ 後半

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  • 「地域」
    飯盛 義徳 × 井庭 崇 対談 (2014年5月 【映像:前半/ 後半

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  • 「文化」
    ドミニク・チェン × 井庭 崇 対談(2014年5月) 【映像:前半/ 後半

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  • 「生き方」
    四角 大輔 × 井庭 崇 対談(2014年5月)【映像:前半/ 後半

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  • 「Fab」
    田中 浩也 × 井庭 崇 対談 (2015年4月)【映像:前半/ 後半

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  • 「Algorithmic Design」
    松川 昌平 × 井庭 崇 対談 (2015年4月)【映像:前半/ 後半

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  • 「Internet」
    村井 純 × 井庭 崇 対談 (2015年4月) 【映像:前半/ 後半

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  • 「Community」
    加藤 文俊 × 井庭 崇 対談 (2015年4月)【映像:前半/ 後半

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  • 「Self-Build」
    小林 博人 × 井庭 崇 対談 (2015年4月)【映像:前半/ 後半

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  • 「Learning & Expertise」
    今井 むつみ × 井庭 崇 対談 (2015年5月) 【映像:前半/ 後半

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  • 「Mindfulness & Self-Management」
    井上 英之 × 井庭 崇 対談 (2015年5月) 【映像:前半/ 後半

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  • 「エネルギー・デザイン」
    オオニシ タクヤ × 井庭 崇 対談 (2016年4月)【映像:前半/後半

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  • 「高齢化社会の生き方」
    下河原 忠道 × 井庭 崇 対談 (2016年4月)【映像:前半/後半

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  • 「ソーシャル・ビジネス」
    山崎 大祐 × 井庭 崇 対談 (2016年4月)【映像:前半/後半

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  • 「ナチュラル & クッキング」
    鎌田 安里紗 × 伊作 太一 × 井庭 崇 鼎談 (2016年5月)【映像:前半/後半

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  • 「教育改革」
    鈴木 寛 × 井庭 崇 対談 (2016年5月)【映像:前半/後半

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  • 「学びの場づくり」
    岩瀬 直樹 × 井庭 崇 対談 (2016年5月)【映像:前半/後半

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  • 「超福祉とFab看護」
    須藤 シンジ × 宮川 祥子 × 井庭 崇 鼎談 (2016年6月)【映像:前半/後半

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  • 「ゆるい創発」
    若新 雄純 × 熊坂 賢次 × 井庭 崇 鼎談(2017年4月)【映像:前半/後半

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  • 「越境する生き方」
    蛭間 芳樹 × 三浦 英雄 × 井庭 崇 鼎談 (2017年5月)【映像:前半/後半

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  • 「組織と働き方のKAIZEN」
    須藤 憲司 × 井庭 崇 対談(2017年4月)【映像:前半/後半

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  • 「マインドフルネスと仏教3.0」

    山下 良道 × 井庭 崇 対談(2017年5月)【映像:前半/後半

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  • 「ひとりひとりが生きる介護」
    加藤 忠相 × 井庭 崇 対談(2017年5月)【映像:前半/後半

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  • 「これからの食とエネルギー」
    大津 愛梨 × 井庭 崇 対談(2017年6月)【映像:前半/後半

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  • 「日本中を楽しみ尽くす」
    加藤 史子 × 井庭 崇 対談(2018年4月)【映像:前半/後半

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  • 「これからの教育の哲学」
    苫野 一徳 × 井庭 崇 対談(2018年4月)【映像:前半/後半

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  • 「言葉を編む、世界をつくる」
    山本 貴光 × 井庭 崇 対談(2018年4月)【映像:前半/後半

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  • 「下宿 = 地方から考える教育の未来」
    瀬下 翔太 × 井庭 崇 対談(2018年5月)【映像:前半/後半

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  • 「これからの生き方・働き方」
    尾原 和啓 × 井庭 崇 対談(2018年5月)【映像:前半/後半
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  • 「新しい普通をつくる」
    本城 慎之介 × 井庭 崇 対談(2018年5月)【映像:前半/後半

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  • 「音楽をめぐる創造性」
    渡邊 崇 × 井庭 崇 対談(2018年5月)【映像:前半/後半

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  • 創造社会論2014 【授業ページ
  • 創造社会論2015 【授業ページ
  • 創造社会論2016 【授業ページ
  • 創造社会論2017 【授業ページ
  • 創造社会論2018 【授業ページ
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