井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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ORF2007 トークセッション「新しい社会の捉え方」

2007年11月22日(木)に、Open Research Forum 2007 (ORF2007)のブックカフェにおいて、以下のトークセッションを行います。

bookcafe2トークセッション
「新しい社会の捉え方
 ~コミュニケーション・アイデンティティと現代~」
(井庭崇 + 国友美千留)
2007年11月22日 14:30~15:30
ORF2007ブックカフェ内

私たちは、流動的な現代社会を捉えるためには、従来のような主体概念に基づく把握から、「コミュニケーションの連鎖」によって把握するという視点への転換が必要だと考えています。このことは、コミュニティや組織、そして社会を、「存在するもの」(being)としてではなく、「絶えず生成されているもの」(becoming)―――しかも自分で自分を生成し続ける「自己生成的なもの」―――として捉えるということにつながります。

このトークセッションでは、ニクラス・ルーマンの社会システム理論にもとづく「コミュニケーションの連鎖」としての社会観について、お話したいと思います。その場を共有することでしか味わえないような体感的なトークセッションを予定しています。ふるってご参加ください。

Communication CommunicationSystem

SFC Open Research Forum 2007
「toward eXtremes: 未来創造塾の挑戦」


日時:2007年11月22日(木)  10:00~21:00
    2007年11月23日(金・祝)10:00~19:00
会場:六本木アカデミーヒルズ40(六本木ヒルズ森タワー40階)
   入場無料(お名刺をご持参ください)
主催:慶應義塾大学SFC研究所
HP:http://orf.sfc.keio.ac.jp/
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ORF2007 「SFCブックカフェ:知の生態系を育てる」

2007年11月22日(木)・23日(金・祝)に六本木ヒルズで開催されるOpen Research Forum 2007 (ORF2007)において、「SFCブックカフェ:知の生態系を育てる」をオープンします。

bookshelf「SFCブックカフェ」には、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の教員・学生・卒業生が書いた「本」を一堂に集めて展示してあります。まずは、書架を辿りながら、SFCで取り扱っている研究分野の広がりと深さを味わってください。さらにこの空間には、「本」というメディアをキーとして、「知」の関係性と広がりを感じることができるシステムが組み込まれています。

複数の本をテーブルに置くことで、どの本が選ばれたかをシステムが認識し、大型タッチディスプレイ上で「知の生態系」が進化をしていくさまを見ることができます。また、手元のモニターでは、お選びいただいた本の内容に関連した、おすすめのブースや著書の紹介が表示されます。

bookcafeこれらは、既存の分類上は一見バラバラに見えるSFCの研究領域が、どのように「つながっているのか/つながる可能性があるのか」を発見するとともに、本やブース展示などの見えない関係性を「知の生態系」としてとらえなおし、参加者が本を手に取りテーブルへ置くことで、その生態系がダイナミックに育っていくことを実感するためのものです。システムはすべて、ICタグの技術、メディアデザインの技術、関係性を解析する技術など、SFCで日頃から研究されている技術と知恵の組み合わせで実現されています。

また、ブックカフェには時おりブックマスターが現れ、SFCの知のつながりについて解説が行われたり、研究者がリビングルームで語るようなトークセッションの時間帯があります。コーヒーを片手に、実空間の「本」を手に取り、ソファーでくつろぎながら「知の生態系」が包み込む場所と時間をお楽しみください。

電子タグの高度利活用(Auto-IDラボ+NTTCom)
実空間とシステムの融合(國領二郎研究室+田中浩也研究室+プラットフォームデザインラボ)
選択によるネットワーク形成(熊坂賢次研究室+井庭崇研究室)
可視化エンジンNautilus(脇田玲研究室)
トークセッション企画/関連ブログ(加藤文俊)

bookcafe-logo展示場所:40カフェ内の「ブックカフェ」スペース
展示日時:11月22日(木)、23日(金・祝)ともに終日
HomePage: http://bookcafe.sfc.keio.ac.jp/


SFC Open Research Forum 2007
「toward eXtremes: 未来創造塾の挑戦」


日時:2007年11月22日(木)  10:00~21:00
    2007年11月23日(金・祝)10:00~19:00
会場:六本木アカデミーヒルズ40(六本木ヒルズ森タワー40階)
   入場無料(お名刺をご持参ください)
主催:慶應義塾大学SFC研究所
HP:http://orf.sfc.keio.ac.jp/
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ORF2007における井庭研ポスター発表

2007年11月22日(木)・23日(金・祝)に六本木ヒルズで開催されるOpen Research Forum 2007 (ORF2007)において、井庭研では、以下の4つのポスター発表を行います。両日とも研究会メンバーが常駐し、説明いたします。ぜひお越しください。

Poster「新しい社会の捉え方 ―コミュニケーションの連鎖とそのメディア―」
最新の社会システム理論にもとづいて、「コミュニケーションの連鎖」という新しい社会の捉え方を提案します。その捉え方によって、不特定多数の人 が自由に出入りしながら協調的に創造活動を行う「オープン・コラボレーション」のメカニズムなどについて考えていきます。

Poster「パターン・ランゲージによる暗黙知・ノウハウの言語化」
組織内やオープンなコラボレーションの場において、創造や実践のノウハウを共有・継承していくための手法「パターン・ランゲージ」の考え方を説明し、私たちの具体的な実践について紹介します。

Poster「複雑系科学にもとづく新しい市場分析手法」
「複雑系科学」のフロンティア領域である「ネットワーク科学」と「経済物理学」の知見を活かした「新しい市場分析手法」について提案します。また、モデリング・シミュレーションのためのツールと方法論についても紹介します。

Poster「3次元ヴァーチャル世界への冒険」
3次元ヴァーチャル世界「Second Life」での私たちの実験的試み―――Second Life上での授業や研究会、ヴァーチャル・ミュージアムの構築―――を紹介します。

SFC Open Research Forum 2007
「toward eXtremes: 未来創造塾の挑戦」


日時:2007年11月22日(木)  10:00~21:00
    2007年11月23日(金・祝)10:00~19:00
会場:六本木アカデミーヒルズ40(六本木ヒルズ森タワー40階)
   入場無料(お名刺をご持参ください)
主催:慶應義塾大学SFC研究所
HP:http://orf.sfc.keio.ac.jp/
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「隠れた関係性の可視化」展を開催します!

2007年11月22日(木)・23日(金・祝)に六本木ヒルズで開催されるOpen Research Forum 2007 (ORF2007)において、「隠れた関係性の可視化」展を開催します。

NetworkImage近年さまざまな分野で、現象の背後に潜む「隠れた関係性の可視化」とその解析が行われています。物事の関係性を「ネットワーク」として捉え、その全体像を把握したり、関係性の特徴を理解したりするわけです。対象となる現象の詳細を省き、「ノード」(点)と「リンク」(線)に抽象化して捉えることで、関係性そのものに注目した分析が可能になります。現在SFCにおいても、先端生命科学、情報社会学、国際関係論などのさまざまな分野において、このような「隠れた関係性の可視化」と解析が行われています。ORF2007では、その取り組みについて、展示・デモンストレーションを行います。「組織化」や「秩序形成」に関する、分野を超えた議論・研究のきっかけとなれば幸いです。

「インタラクトーム統合解析プラットフォーム eXpanda」(斎藤輪太郎研究室)
「クックパッドのレシピの構造分析と料理創発支援ツールの開発」(熊坂賢次研究室)
「ウィキペディアの各種ジャンルの時系列解析」(熊坂賢次研究室)
「SFCから生まれた本のネットワーク: 共著者/書籍ネットワーク」(井庭崇研究室)
「SFCブックカフェ「知の生態系」のネットワーク形成の仕組み」(井庭崇研究室)
「同盟ネットワークの歴史的変化」(井庭崇研究室/草野厚研究室)
「国際テロ組織のネットワーク理論からの考察」(神保謙研究室)

DemoPlace
【展示場所】
A04区画
(40カフェ内の「ブックカフェ」前のスペース)

【展示日時】
11月22日(木)、23日(金・祝)ともに終日


SFC Open Research Forum 2007
「toward eXtremes: 未来創造塾の挑戦」


日時:2007年11月22日(木)  10:00~21:00
    2007年11月23日(金・祝)10:00~19:00
会場:六本木アカデミーヒルズ40(六本木ヒルズ森タワー40階)
   入場無料(お名刺をご持参ください)
主催:慶應義塾大学SFC研究所
HP:http://orf.sfc.keio.ac.jp/
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セカンドライフ関連の講演をします。

今週末、2007年11月17日(土)に、産業技術大学院大学の「AIITマンスリーフォーラム」で、セカンドライフ関連の講演をします。よかったら、来てください。

テーマ: 「仮想世界での創造と実験:セカンドライフの何が面白いのか?」
語り部: 井庭 崇 氏
日時: 平成19年11月17日(土)18:30~20:30
会場: 産業技術大学院大学265演習室(2階東棟)
進行: 中鉢 欣秀 (産業技術大学院大学准教授)
参加費: 無料(但し、飲物代として実費分500円をいただきま事前申込は不要です。また、当日はお名刺をご持参ください。)

詳しくは、「AIITマンスリーフォーラム」のページ(http://aiit.ac.jp/279.html)を参照してください。
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パターン・ランゲージに関するチュートリアルセッションを開催します!

来る2007年11月22日に、「パターン・ランゲージ」に関するチュートリアルセッションを行います。特に、組織やプロジェクトの遂行に関するノウハウを記述・共有する方法について取り上げます。

PatternLanguage
SFC Open Research Forum 2007
チュートリアルセッション

「ナレッジ・マネジメントの新潮流:
パターン・ランゲージによる暗黙知の言語化」



  日程: 2007年11月22日(木)
  時間: 18:40~19:40
  会場: 六本木アカデミーヒルズ40(六本木ヒルズ森タワー40階)
  費用: 無料 (事前登録をお願いします)
  定員: 約100名
  締切: 2007年11月21日(水)
     (締め切り延長しました!ただし、定員になり次第、締切となります。お早めにお申し込みください。)
  主催: 慶應義塾大学 井庭崇研究室
  問合せ先:orf2007-pattern@sfc.keio.ac.jp

チュートリアルセッションの概要

 近年、ひとりでは到達できないような付加価値を、複数の人々で生み出す「コラボレーション」(協働作業)が重要視されています。コラボレーションの実現にあたっては、各メンバーが創造・実践の力を発揮することが求められます。そのためにはまず、各メンバーに創造・実践のノウハウが共有・継承されていることが必要となります。しかし、ノウハウを共有・継承するためのナレッジ・マネジメント手法は、いまだ確立されていません。本セッションでは、ノウハウの共有・継承の方法として、「パターン・ランゲージ」の方法の可能性を探り、ビジネスや研究開発に活かすためのコツを紹介します。

●パターン・ランゲージとは?
 パターン・ランゲージは、創造・実践の経験則を「パターン」という単位にまとめ、それを体系化したものです。パターンは、「状況」、「問題点」、「解決策」という三つの観点で構成されるルールといえます。かつて、建築家のクリストファー・アレグザンダーは、建物や街の形態に繰り返し現れる関係性を「パターン・ランゲージ」としてまとめました。そして、そのパターン・ランゲージを用いれば、住人たちが自分たちの住む建物の建設や街づくりに参加できるようになる、と考えました。その後、この考え方はソフトウェア開発の分野に応用され、「デザイン・パターン」として成功を収めています。

●パターン・ランゲージの意義
 パターン・ランゲージを記述し、共有することの意義は、大きく分けて二つあります。一つは、熟練者の経験則を明文化しているので、初心者であってもよりよい方法で創造や実践ができるようになるということです。もう一つは、共通の語彙を提供することが出来るので、これまで直接指し示すことが出来なかった物事について言及できるようになるということです。つまり、パターン・ランゲージは、創造・実践の場面において、思考とコミュニケーションの両面を支援してく
れるのです。

●組織・プロジェクトへの応用
 最近では、建築やソフトウェアの設計以外にも、いろいろな分野・内容に対して、パターン・ランゲージが作成され始めています。そのなかでも、本チュートリアルセッションで取り上げるのは、組織やプロジェクトの遂行に関するパターン・ランゲージです。これまでに提案されてきたパターンのほか、私たち井庭研究室で開発したパターン・ランゲージについても紹介します。

事前登録のお願い

 本チュートリアルセッション「ナレッジ・マネジメントの新潮流:パターン・ランゲージによる暗黙知の言語化」に参加をご希望の方は、事前登録をお願いいたします。定員になり次第締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
 事前登録は、電子メールにて次のアドレスに、以下の情報をお送りください。後日、こちらから当日の詳細情報が記載された「受講票」をお送りいたします。

宛先: orf2007-pattern@sfc.keio.ac.jp
件名: ORFチュートリアル参加希望

お名前:
ご所属:
メールアドレス:
このセッションをどこで知ったか:
参加理由・期待すること:

登録締切は、2007年11月21日(水)とさせていただきます。
なお、それ以前でも定員になり次第、締切となります。

お問い合わせ

 本チュートリアルセッションに関して不明な点・質問等がありましたら、セッションスタッフ宛て(orf2007-pattern@sfc.keio.ac.jp)にメールにてお願いいたします。
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