井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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慶應義塾大学SFC「クリエイティブ・ラーニング・ラボ」スタート!

慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)に「クリエイティブ・ラーニング・ラボ」(Creative Learning Lab)を立ち上げます! 慶應義塾大学SFC研究所の正式なラボラトリー※ として設置承認されました。

SFCの3学部・2研究科にまたがる多様な分野の、最高に魅力的なメンバーとともに取り組み、僕が代表を務めます。

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【クリエイティブ・ラーニング・ラボ 構成メンバー】

  • 井庭 崇(総合政策学部 教授:創造実践学, パターン・ランゲージ, システム理論)*ラボ代表
  • 鈴木 寛(総合政策学部 教授:教育政策, コミュニティ・ソリューション)
  • 今井 むつみ(環境情報学部 教授:認知科学)
  • 村井 純(環境情報学部 教授:インターネット, グローバル・インフラ)
  • 田中 浩也(環境情報学部 教授:パーソナル・ファブリケーション, ソーシャル・ファブリケーション)
  • 石川 初(政策・メディア研究科 教授:ランドスケープ・アーキテクチャ, 地理教育)
  • 小林 博人(政策・メディア研究科 教授:建築・都市地方設計, まちづくり, Student Build Campus)
  • 宮川 祥子 (看護医療学部 准教授:ヘルスケア情報学, FABナース)
  • 堀田 聰子(健康マネジメント研究科 教授:ケア人材政策, 人的資源管理, 地域包括ケア)
  • 熊坂 賢次(慶應義塾大学 名誉教授:ライフスタイル論, ネットワーク社会論)
  • 小林 正忠(慶應義塾大学SFC 特別招聘教授, 楽天株式会社 常務執行役員CPO (Chief People Officer))
  • 江渡 浩一郎(慶應義塾大学SFC 特別招聘教授, メディア・アーティスト, 産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 主任研究員)


    「クリエイティブ・ラーニング」(創造的な学び)は、「つくることによる学び」(learning by creating)、そして「つくるなかでの学び」(learning through creating)です。何かを生み出す創造実践に取り組むなかで、対象への理解や自分への理解が深め、新たな発見も得ながら、自分のなかで知識を構成していくという学びのあり方です。

    このような「クリエイティブ・ラーニング」の考え方は、まずは学校教育において、これからのあり方を考えるためにとても重要です。しかしながら、それにとどまらず、家庭、職場、地域、国際関係、物事への関わり・態度、人間関係、well-being、生き方などにおいても、とても重要な変革をもたらすものだと思っています。

    本ラボでは、僕たちの研究のあり方も「クリエイティブ・ラーニング」を体現するような、実際の取り組みのなかで理解を深め、知識を構成していくような実践研究を大切にしていきたいと思います。

    僕自身は、創造実践の理論・哲学とパターン・ランゲージの方法で研究していきますが、それぞれのメンバーはそれぞれのアプローチ、方法論、対象で、「クリエイティブ・ラーニング」のもつ可能性について探究していきます。
    また、世の中における実践・支援を実現・加速させるための試みもいろいろ仕掛けていきたいと思っており、そのための共同研究や、趣旨・活動に賛同していただける方の寄付も受けていきたいと思っています。みなさま、ぜひご紹介・お声がけいただければと思います。
    どうぞよろしくお願いいたします!

    なお、クリエイティブ・ラーニングについては、今年出したこの書籍をご覧ください。

    『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』(井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学出版会, 2019年2月)

    ※SFC研究所ラボについて
    SFC研究所では2001年から、先端的研究ミッションを持つ研究グループである「ラボラトリ(ラボ)」を設けています。ラボは同じ研究テーマを持つSFC研究所内の研究者により、横断的・融合的に構成された組織であり、研究ミッションの特定により、各ラボの研究活動目標、研究対象、活動領域をより明らかにし、国内外の民間企業や研究所、国、地方自治体、他大学などとの研究交流を促進することを目的としています。
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    慶應義塾大学SFC大学院AP「ラディカル・スクール・デザイン」2019シラバス

    「ラディカル・スクール・デザイン」(Radical School Design)
    慶應義塾大学SFC大学院 政策・メディア研究科 ACADEMIC PROJECT
    担当教員:井庭崇, 神保謙, 鈴木寛, 田中浩也, 玉村雅敏, 脇田玲, 矢作尚久, 藤井進也, (仲谷正史)
    開講:2019年度秋学期 特定期間集中
    単位:プロジェクト科目 1単位

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    【科目概要:主題と目標/授業の手法など】

    「教育者は他のどのような職業人よりも、遠い将来を見定めることにかかわっている」- かつて、実践的な教育哲学者ジョン・デューイは、このように述べた。SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)は創設時から、未来を見据えたラディカルな教育改革を創造実践してきた。正しくも「実験キャンパス」と位置づけられたこのキャンパスで生まれた新しい仕組みは、他の大学を始めとする教育機関に広がってきた。

    創立30周年を前に、私たちは再び、未来を見据えたラディカル(根源的かつ革新的)な学校・教育のあり方を構想し、先導的に進んでいくべきであると考える。このような問題意識のもと、本アカデミックプロジェクトでは、いわゆる教育研究ではなく、多様な視点でこれからの未来を想像し、それを見据えた大胆な発想の学校・教育のあり方・仕組みを模索・創造する。教員と学生のコラボレーションにより、これまでのSFCの延長でもなく、どこか海外にあるものの真似でもない、本当に新しいこれからの学校・教育のあり方を空想し、デザインし、実験し、表現することに取り組む。

    *   *   *

    今から30数年前、新しい学部をつくることを構想した石川 忠雄は、これからの教育について次のように考えていた。

    「過去に経験のあることが起こるのならば、過去の経験によって処理をすればよろしいのですが、過去に経験のないようなことが起こってきますと、過去の経験だけで問題を処理することはできません。したがって、当然そこではものを考えることによって、その問題を処理し、打開していくという方策をとらざるを得なくなります。……… 知識は非常に大切ですが、それだけでは間に合いません。どうしても豊かな発想で問題を発見し、分析し、推理し、判断して、実行をすることが必要になります。……… 人間が経験のない新しい現象に対応する時に使う最も重要な能力であります、『ものを考える力』を強くするという教育をどうしてもしなければならないと思います」(石川 忠雄, 『未来を創るこころ』, 1998)

    また、別のインタビューではSFCの意義について、次のように語っている。

    「藤沢みたいなところのもともとの考え方は、従来の考え方とは違うんだよね。古い学問やるんなら三田に来てやったらいい。だけど、あそこでは新しいメソドロジーで学問を展開しようという野心があったんだな。」(石川 忠雄, 相田研究会制作「SFCキャンパス革命」, 2000)

    総合政策学部初代学部長の加藤寛は、SFCのミッションを「知の再編成」とし、次のように述べている。

    「藤沢キャンパスでは …… 近代西欧が生み出した、『観照の知』、『分析の知』にあえて挑戦し、主体と客体が互いに変化する中で、問題を発見し、解決し、デザインする、『行動の知』を追求するのである。」(加藤 寛, 『慶應湘南藤沢キャンパスの挑戦』, 1992)

    2002年に書かれた「SFC21世紀グランドデザイン素案」においても、SFCの特徴として先端性と実験する精神が再確認されている。

    「SFCは、そこで実践されることが研究であれ教育であれ、つねに『先端性』にいさぎよく徹することこそ、SFCの使命であると確信しています。『実験する精神』で未知の領域に果敢に挑戦することにこそ、SFCの使命があると思います。またかつてのように、あらゆる意味で境界が明確であった二〇世紀的社会では、学問的なディシプリンに典型的にみられるように、分化と統合という方法が妥当有効であったのでしょう。しかし、今すでに展開されつつあるすべての境界が曖昧なネットワーク環境にあっては、新しい方法への模索が開始されなければならないはずです。ここでは先端性と表裏の関係として、融合という方法が価値あるものだと思います。」(小島 朋之, 熊坂 賢次, 徳田 英幸,『未来を創る大学』, 2004 所収)

    政策・メディア研究科の創設時(1994年)には、次のような目標も掲げられていたという。

    「新大学院構想委員会に期待された基本的な目標は、『今後の変化する社会において、「社会変革と自己変革を連動させることのできる競争力のある個人」を生み出す』ことは、いかにして可能なのか、そしてそれを保証する制度としての新大学院とは何かを追求することだった。」(孫福 弘, 小島 朋之, 熊坂 賢次 編著, 『未来を創る大学』, 2004 所収)

    そして、SFCについての本『未来を創る大学』では、次のような宣言が刻まれている。

    「SFCはこれからも、『未来を創る大学』として挑戦し続ける。」(孫福 弘, 小島 朋之, 熊坂 賢次 編著,『未来を創る大学』, 2004)

    *   *   *

    それでは、このような先端性と実験する精神にもとづく、これからの教育とはどのようなものになるのだろうか?

    本アカデミック・プロジェクトでは、これからの大学・学校・教育のあり方と仕組みについて、SFCを具体的ケースとして、大胆に構想し、実験しながら、実行可能な具体案としてつくり込むことに取り組む。


    【本年度の詳細 研究項目・スケジュール】

    学期中に何度か全体で集まる(いまのところ水曜日の夜を想定している)ほか、教員を含む小さなチームで活動をしていく。また、土曜日などに集中して発表・議論する場も設ける予定である。本アカデミック・プロジェクトは今学期からのスタートなので、ミーティングやプロジェクトのあり方・進め方・仕組みも、柔軟に創造的にアレンジしながら進めていきたい。


    【提出課題・試験・成績評価の方法など】

    チームでのプロジェクト活動のプロセスおよび成果、他のチームへのフィードバックや議論などにより総合的に判断する。


    【履修条件】

    与えられるものから学ぶのではなく、小さなチームで活動して成果を生み出していくなかで学んでいくスタイルをとる。各自の積極的な参加・貢献が求められるので、そのことを理解した上で履修してほしい。


    【履修上の注意】

  • 初回ミーティングの時間・場所については、SFC-SFS経由で連絡するので、この科目を登録しておくこと。


    【関連科目】
  • スチューデントビルドキャンパス(SBC)入門
  • スチューデントビルドキャンパス(SBC)実践
  • SFCスピリッツの創造
  • 創造社会論


    【教材・参考文献】

  • 『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』(井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学出版会, 2019)
  • 『未来を創る大学:慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)挑戦の軌跡』(孫福 弘, 小島 朋之, 熊坂 賢次, 慶應義塾大学出版会, 2004)
  • 『未来を創るこころ』(石川 忠雄, 慶應義塾大学出版会, 1998)
  • 『慶應湘南藤沢キャンパスの挑戦:きみたちは未来からの留学生』(加藤 寛, 東洋経済新報社, 1992)
  • 『教育改革論』(加藤 寛, 丸善, 1996)
  • 「ディジタル・メディア時代における「知の原理」を探る: 知のStrategic Obscurantism」(井関 利明, 『メディアが変わる知が変わる:ネットワーク環境と知のコラボレーション』, 井上輝夫, 梅垣理郎 編, 有斐閣, 1998, p.3~40)
  • 『社会科学をひらく』(イマニュエル・ウォーラーステイン+グルベンキアン委員会, 藤原書店, 1996)
  • 『KEIO SFC REVIEW No.32-33合併号、特集:未来を創造せよ!- SFC新カリキュラムの全貌』(湘南藤沢学会, 2007)
  • 『x‐DESIGN:未来をプロトタイピングするために』(山中 俊治, 脇田 玲, 田中 浩也 編著, 慶應義塾大学出版会, 2013)
  • 「SFC Culture Language:SFC らしさを表す言葉たち」(井庭崇研究室, 2015) https://culture.sfc.keio.ac.jp
  • 『教育の未来』(ジャン・ピアジェ, 法政大学出版局, 1982)
  • 『経験と教育』(ジョン・デューイ, 講談社, 2004)
  • 『民主主義と教育』(J・デューイ, 人間の科学新社, 2017)
  • 『探求の共同体:考えるための教室』(マシュー・リップマン, 玉川大学出版部, 2014)
  • 『川喜田二郎著作集 (第8巻) 移動大学の実験』(川喜田 二郎, 中央公論社, 1997)
  • 『社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法』(井庭 崇 編著, 宮台 真司, 熊坂 賢次, 公文 俊平, 慶應義塾大学出版会, 2011)
  • 『パターン・ランゲージ: 創造的な未来をつくるための言語』(井庭 崇 編著, 中埜 博, 江渡 浩一郎, 中西 泰人, 竹中 平蔵, 羽生田 栄一, 慶應義塾大学出版会, 2013)
  • 『プロジェクト・デザイン・パターン:企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32』 (井庭 崇 , 梶原 文生, 翔泳社, 2016)
  • 『創造性とは何か』(川喜田二郎, 詳伝社新書, 詳伝社, 2010)
  • 『ハイ・コンセプト:「新しいこと」を考え出す人の時代』(ダニエル・ピンク, 三笠書房, 2006)
  • 『独立国家のつくりかた』(坂口 恭平, 講談社現代新書, 講談社, 2012)
  • 『民主主義のつくり方』(宇野 重規, 筑摩書房, 2013)


    【連絡先】

    rsd [at] sfc.keio.ac.jp ( [at] を@に置き換えてください)
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    Seminar Syllabus: Iba Lab B (GIGA), 2019 Fall

    Iba Lab B (GIGA)
    Translating Pattern Languages into Various Languages

    (Wednesday 2nd period, 2019 Fall semester)
    Entry submission deadline: July 27

    We live in a complex and changing society, and the future will be determined by and based on our current actions and experiences. Therefore, methodologies and tools regarding the creation of a future where we can live well are significant. The research conducted in Iba lab consists of creating and sharing “pattern languages” throughout the world as these sorts of methodologies and tools.

    Pattern language is the method of and the tool for identifying common patterns of good practices embedded in specific domains and sharing this wisdom with others. It was originally proposed in the domain of architecture in the 1970s and has since been applied to various other domains such as software development, education and organizations.

    For the past 10 years, Iba Lab has created over 60 pattern languages on diverse topics that provide tacit practical knowledge of creative human actions, comprising over 1700 patterns in total. Topics include the following: learning, collaboration, presentation, project design, open dialogue, education, reading, cooking, living well with dementia, living well with working and parenting, employment of people with disabilities, welfare innovation, management of child care, social entrepreneurs, value-creation marketing, change making, community innovation, hospitality, life transition, beauty in everyday life, natural living, disaster prevention and public policy design. These pattern languages have been practically utilized to improve practices and generate dialogues among people in various organizations and communities.

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    Some of these pattern languages have been translated to languages such as Traditional Chinese, Korean and German and published as books overseas. An even larger number of these pattern languages have been published in English and are being used in other countries, with one even being written about in a newspaper in the UK. Our pattern languages are known throughout the world and have gathered many fans. However, with the majority of our pattern languages only available in Japanese or English, we are not yet able to reach out to the ordinary people of many countries.
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    In Iba Lab B (GIGA), we plan to work on improving this current situation by translating Iba Lab’s existing pattern languages. The translating of works of art are fundamentally considered to be “re-creations,” a work in one language re-created into a different language. García Márquez, the prominent novelist who received the Nobel Prize in Literature 1982, said “A good translation is always a re-creation in another language.” Because pattern languages are “languages,” this concept of “re-creating” the language is even more significant.

    In Iba Lab B (GIGA), students will learn the knowledge necessary for creating pattern languages (which are essential in re-creation as well) and in addition, work on actually translating pattern languages. There are two main types translating that will take place: (1) Translating from English (or Japanese) to Another Language, and (2) Translating from Japanese to English.

    (1) Translating from English (or Japanese) to Another Language
    This is for students whose native tongue is neither Japanese nor English. You will translate pattern languages written in English (or Japanese) to languages such as Chinese, Korean, Vietnamese, Malay, Indonesian, Thai, German, French, Spanish, Russian, etc. and gather the finished translation into a booklet. We will then continue by sharing and using these translations in countries or regions that use that language and, if possible, publishing them overseas. Additionally, we would like to hold dialogue workshops both in Japan and overseas using these translated pattern languages.

    (2) Translating from Japanese to English
    This is for students who can fluently read Japanese. You will translate pattern languages written in Japanese to English. We will aim to publish these English translations as books. Additionally, we would like to hold dialogue workshops both in Japan and overseas using these translated pattern languages.

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    Iba Lab puts an emphasis of a learning style we call “Creative Learning,” in other words, “learning by creating” and “learning through creating.” This is a learning style in which, by taking part in a creative practice where one makes something, one can construct knowledge within themselves while deepening their understanding of things and gaining new ideas. In Iba Lab B (GIGA), we will deepen our understandings of what pattern languages are and what is important in making them by translating (re-creating).

    If anyone would like to create their own original pattern language after gaining experiences re-creating with translations, you can consult with Prof. Iba about when and how that can be done.

    Number of Students
    15

    Requirement
    The theme for our lab is creativity. We are looking for prospective lab members who are willing to commit creatively to the future!

    Class Schedule
  • Official meeting will be on 2nd period of Wednesday.
  • Members are required to work on their projects outside of class time.

    Special Note
  • With regards to the timing of enrollment, we highly encourage students to join during their early years at SFC (1st years and 2nd years are welcome). Joining early will allow students to gain research experience and get more opportunities. We are looking for members who are willing to study together with us in a long perspective. Breakthrough in knowledge and skills can be expected through long-term commitment.

  • Join us on opportunities to go on overseas trips to attend workshops and academic conferences. This year we will be visiting Germany in July, Canada and Poland in October.

    Screening Schedule
    Entry submission deadline: July 27

    Entry Assignment
    After reading through this syllabus thoroughly, please submit the entry assignment described below via email by July 27.

    Email to: ilab-entry [at] sfc.keio.ac.jp (Please change [at] to @)
    Subject: Iba Lab B (2019 Fall) Entry

    Please attach your entry assignment in a Word, Pages or PDF file.

    Iba Lab B (2019 Fall) Entry
    1. Name, Faculty, Grade, Student ID, e-mail address
    2. Profile photo
    3. introduction of yourself (interests, future visions, Circles, activities, any other points to sell)
    4. Reason for your entry into Iba Lab, and your enthusiasm towards the research activity in Iba Lab
    5. Your native language and languages you can write well
    6. Skills/ things you are good at (graphic design, film editing, programming, music, etc.)
    7. Courses by Prof. Iba which you have taken before (if any)
    8. Favorite classes you've taken so far (Multiple answers are welcome)
    9. Labs (Kenkyukai) you have been a part of (if any)
    10. Other Labs (Kenkyukai) you are planning on joining next semester (if any)

    Assesment Method
    Grading will be based on participation, project, and final product.

    Materials & Reading List
    References

  • Pattern Languages Iba Lab created and published in English

  • Pattern Languages Iba Lab created and published in other languages

  • Important Introductory Papers from Iba Lab
    Other papers and information is provided at this page.

    Related Courses
    PATTERN LANGUAGE (GIGA)
    Iba Lab A: Natural & Creative Living Lab (in Japanese)

    Contact
    ilab-entry [at] sfc.keio.ac.jp

    Iba Lab B (GIGA) - Translating Pattern Languages into Various Languages
  • 井庭研だより | - | -

    慶應義塾大学SFC「クリエイティブ・ラーニング・ラボ」スタート!

    SFCに「クリエイティブ・ラーニング・ラボ」(Creative Learning Lab)を立ち上げます! 慶應義塾大学SFC研究所の正式なラボラトリー※ として設置承認されました。

    SFCの3学部・2研究科にまたがる多様な分野の、最高に魅力的なメンバーとともに取り組み、僕が代表を務めます。

    【クリエイティブ・ラーニング・ラボ 構成メンバー】
    井庭 崇(総合政策学部 教授:創造実践学, パターン・ランゲージ, システム理論)*ラボ代表
    鈴木 寛(総合政策学部 教授:教育政策, コミュニティ・ソリューション)
    今井 むつみ(環境情報学部 教授:認知科学)
    村井 純(環境情報学部 教授:インターネット, グローバル・インフラ)
    田中 浩也(環境情報学部 教授:パーソナル・ファブリケーション, ソーシャル・ファブリケーション)
    石川 初(政策・メディア研究科 教授:ランドスケープ・アーキテクチャ, 地理教育)
    小林 博人(政策・メディア研究科 教授:建築・都市地方設計, まちづくり, Student Build Campus)
    宮川 祥子 (看護医療学部 准教授:ヘルスケア情報学, FABナース)
    堀田 聰子(健康マネジメント研究科 教授:ケア人材政策, 人的資源管理, 地域包括ケア)
    熊坂 賢次(慶應義塾大学 名誉教授:ライフスタイル論, ネットワーク社会論)
    小林 正忠(慶應義塾大学SFC 特別招聘教授, 楽天株式会社 常務執行役員CPO (Chief People Officer))
    江渡 浩一郎(慶應義塾大学SFC 特別招聘教授, メディア・アーティスト, 産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 主任研究員)


    「クリエイティブ・ラーニング」(創造的な学び)は、「つくることによる学び」(learning by creating)、そして「つくるなかでの学び」(learning through creating)です。何かを生み出す創造実践に取り組むなかで、対象への理解や自分への理解が深め、新たな発見も得ながら、自分のなかで知識を構成していくという学びのあり方です。

    このような「クリエイティブ・ラーニング」の考え方は、まずは学校教育において、これからのあり方を考えるためにとても重要です。しかしながら、それにとどまらず、家庭、職場、地域、国際関係、物事への関わり・態度、人間関係、well-being、生き方などにおいても、とても重要な変革をもたらすものだと思っています。

    本ラボでは、僕たちの研究のあり方も「クリエイティブ・ラーニング」を体現するような、実際の取り組みのなかで理解を深め、知識を構成していくような実践研究を大切にしていきたいと思います。

    僕は、創造実践の理論・哲学とパターン・ランゲージの方法で研究していきますが、それぞれのメンバーはそれぞれのアプローチ、方法論、対象で、「クリエイティブ・ラーニング」のもつ可能性について探究していきます。

    また、世の中における実践・支援を実現・加速させるための試みもいろいろ仕掛けていきたいと思っており、そのための共同研究や、趣旨・活動に賛同していただける方の寄付も受けていきたいと思っています。みなさま、ぜひご紹介・お声がけいただければと思います。

    どうぞよろしくお願いいたします!


    なお、クリエイティブ・ラーニングについては、今年出したこの書籍をご覧ください。

    『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』(井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学出版会, 2019年2月)


    ※SFC研究所ラボについて
    SFC研究所では2001年から、先端的研究ミッションを持つ研究グループである「ラボラトリ(ラボ)」を設けています。ラボは同じ研究テーマを持つSFC研究所内の研究者により、横断的・融合的に構成された組織であり、研究ミッションの特定により、各ラボの研究活動目標、研究対象、活動領域をより明らかにし、国内外の民間企業や研究所、国、地方自治体、他大学などとの研究交流を促進することを目的としています。詳しくは、こちらをご覧ください。
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