井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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懐かしの竹中研時代、懐かしの研究会論文

今日、竹中研ミニカンファレンスで現役生にコメントをしているときに、ひとつ衝撃の事実に気づいた。


それは、僕が竹中研に入ったのは、なんと、15年も前だということ!

15年前? うそーーー。信じられない。

(そんなに年をとった覚えはない。。。ないよ、ぜんぜん。汗)


当時は、3年生になって初めて研究会に入るというカリキュラムだったので、ちょうど学部3年生の春のこと。

経済学をほとんど何も知らない僕が、環境問題のマクロ政策を考えたくて竹中研に入った。


本当に右も左もわからない。

だから、いつも「中谷マクロ」(中谷巌 著『入門マクロ経済学』)を片手にキャンパスを歩いていたのを覚えている。

経済理論もわからないし、計量分析のこともさっぱりわからない。

頭の回転が早い竹中先生の話にも、全くついていけない。

ゼミで同期の友達がする話も議論もよくわからない。
(これは僕だけのせいではなかったのかもしれないが。笑)


わからないから、必死で勉強するしかなかった。

毎日、メディアセンターが閉まる時間(夜11時)まで、机にかじりついていたのを覚えている。

そして、同じように竹中研の同期もみな、閉館まで残って勉強していた。


そんなこんなで、研究会に入って3ヶ月でミニカンファレンスの日がやってきた。

学校に何日も“残留”(キャンパスに泊まり込んで作業すること)したし、計量分析も論文執筆も当日の朝まで続いた。

完璧とはほど遠いが、なんとかカタチにはなった。


経済学の勉強も論文を書くのも初めてという状況で書き上げた論文。タイトルは、

「エネルギー価格が経済に与える影響:L, K, E を投入要素とする Two-Level CES 生産関数の推定」

同じくその春学期に研究会に入った同期の子との共著論文。


実にかたいタイトルの論文だが、内容もかなりハード。

数式展開がやたら続いている。

先行研究の論文から計量の式をもってきたものの、結果の式だけでは意味がわからなかったので、ゴリゴリと自分で数式展開して意味を理解する必要があった。

とはいっても、僕は高校数学までしかやってないから、微分の勉強などもしながら進めていく必要があった(夜までメディアセンターに籠ってウンウン唸っていたのは、この式の展開だったと思う)。


あまりに懐かしくなったので、昔のハードディスクを探してみたら、論文ファイルを発見!

「エネルギー価格が経済に与える影響:L, K, E を投入要素とする Two-Level CES 生産関数の推定」(PDF)

うーむ、懐かしい。。。

懐かしすぎる。

(1995年って書いてあるから、確かに15年前だね。。。ひょえ〜。)



この論文、うれしいことになかなか好評価だった。

竹中研ミニカンファレンスでは、先生がいくつかの研究を選んでAWARDを出すのだが、なんと、僕らの研究もAWARDをいただいたのだ。


それで調子に乗った(のか?)僕らは、この論文をベースに加筆・修正して懸賞論文にも出してみた。

そうしたら、これまた驚いたことに、河上記念財団懸賞論文(経済:学生の部)の賞をいただいた。

ビギナーズ・ラックってあるもんだ、と思った。


そんなわけで、最初に書いた論文はこんな感じのものだった。

僕が経済学らしい論文を書いたのは、後にも先にもこれ1本だけ。

次の学期からは、複雑系経済学というオーソドックスではない分析に取り組み始めたから。

(ちょうど、Paul Krugman の『The Self-Organizing Economy』の原著が出たころ。)


あいかわらず僕は経済理論についても経済の現状についても無知だけれども、こんな時代もあったんだぜ、という昔話でした〜。
ちょっと昔の話 | - | -

体験学習ゲームのパターン分析

学習パターンのカードゲームづくりの話に関連して、懐かしい話を思い出した。

井庭研の1年目(2004年)に、「体験学習のパターン分析」をするプロジェクトがあった。メンバーは、当時の学部3年生の3人チーム。もうみんな卒業してしまったが、個性的で面白いチームだった。

「ゲーミングのタイプとパターン分類:学習ゲームの作成を支援する」(赤石真依, 野田尚子, 斎藤卓也, 井庭崇研究室研究論文, 2004)

これは後に、以下の学会でも発表している。

「体験学習ゲームのパターン分析」(井庭崇, 赤石真依, 野田尚子, 斎藤卓也, 情報処理学会MPS研究会, 2006)


分析のプロセスとしては、自分たちで集められるだけ体験学習ゲームのやり方を集めて、それらがどのようなビルディングブロックで成り立っているのかを理解しようということだ。ここでいうパターンというのは、パターン・ランゲージのパターンという意味ではなく、一般的な意味での「パターン」として使っている(後にパターン・ランゲージ化しようという構想はあったが)。

文献を読んでは、とにかく、付箋(ポストイット)にそのゲームの重要な要素を挙げていく。それをたくさん出したのちに、KJ法のようなやり方で、全体のなかでの要素の関係性を見いだしていく。ここがこのプロジェクトの山場。一番大変なフェーズであり、創造的な瞬間でもある。

LG2.jpg

LG1.jpg

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体験学習チーム活動風景(2004)


当時はまだ共同研究室がなかったので、僕の研究個室の一角で活動をしていた。

模造紙にたくさんの紙や付箋を貼りながら、ああでもない、こうでもないと、思考とコミュニケーションの連鎖を続けていく。手をどんどん動かす。変化を起こし、変化を楽しむ。

こういうとき、ノートやパソコン上で、こちょこちょ作業してはだめ。目の前に広がる空間をめいっぱい使って、自分たちの考えていることをマッピングしていく。

考えるためのスペースの広さが、思考の大きさを決めるからだ。

ちょうど、昨日の「パターン・ランゲージ」の授業で話したね、これ。

↓ 昨日の板書。
SpaceOfThought.jpg
井庭研だより | - | -

MITの現状と Idea Bank

MITで行われたState of the Institute forumという会に参加してきた。教職員・関係者向けの集会だ。

MITの学長が現状と見通しを説明し、その後、理事らとともに対談をする。前半は、MITの最近の学術や政策への貢献というポジティブな話がほとんどだったが、後半は、やはり今の最大の問題である、金融危機の影響を受けたレイオフについても触れられた。質疑応答もそれに関することが多かった。しかし、全体的な運営状況としては、今年始めに発表したほど悪くはないらしい。

今のMITの学長は、Susan Hockfield。初めて話しているところを見たが、非常に頭が切れそうな感じの女性だった。テクノロジー系の大学のヘッドが女性というのは、象徴的な意味でもよいなぁと思った。

StatePhoto1 StatePhoto2

ところで、学長のまとめのスピーチで、"collective intelligence"という言葉が2回出てきた。みんなで知恵を合わせて取り組んでいこう、ということなんだけど、こういうふうに使えるんだ、と勉強になった。

それで、実際にどう進めるかというと、The Institute-wide Planning Task Forceというところが、MIT Idea Bankというのを開いている。日本で言う目安箱的なものであるが、意見・不満ではなく改善のアイデアを募集するという点でポジティブな仕組みだ。現在、200個近いアイデアが集まっているという。

IdeaBank



このIdea Bank話で、いまから10年くらい前に書いた「ボイスアブソーバー」の論文のことを思い出した。第四回読売論壇新人賞佳作(読売新聞社, 1998)をいただいた論文だ。

「自己変革能力のある社会システムへの道標:複雑系と無気力の心理学の視点から」(井庭 崇)

これを書いた当時は修士2年生で、『複雑系入門』の執筆時に考えていた政策的なアイデアを、本の出版直後に一気に書いたという論文だ。これを読み返すと、そのときからCollective Intelligence的な興味があったのだと気づく。当時は実現のメカニズムについての具体的なイメージはできていなかったら、あれから10年たち、情報インフラも情報技術も進化し、ようやく具体的な仕組みの実現や実験ができる時代になってきたということか。

詳しくは論文の方を読んでみてほしいけれど、どんな感じの話なのか、少しだけイントロダクションから引用。

本論で私は、複雑系と無気力の心理学の視点から、日本社会に自己変革能力を組み込むために以下の具体的な提言を行なう。

 (1)自律的なサブシステムへの分権化
 (2)ボイス・アブソーバーの設立、およびポリシー・インキュベーターの役割強化
 (3)効力感を育成する教育への改革
 (4)人々の心理コストを考慮したシステム設計の奨励


「創造的社会へ」ということを、もう10年も言っているのだ、ということに気づかされた。「10年ルール」でいうと、そろそろ煮詰まった成果が出ていい頃だ。引き続き、がんばります。
ボストン | - | -

幻のバンド !? リアル・ライフ・ファクトリー (その3)

僕が大学院生のときに組んだ即席バンド「リアル・ライフ・ファクトリー」の曲で、最後に紹介するのは「tsubomi」という曲。

この曲は、ライブの2週間ほど前に、植野が突然「1曲できた!」と持ってきたもの。恋の歌だ。ほかの曲と違って、この曲はアコースティックギター&ボーカルだけの曲。ライブでは、植野自らがギターを弾いた。


tsubomi

                       music by Ken UENO
                       words by Ken UENO & Takashi IBA

[1]tsubomi200.jpg
風に乗って あの星に代えて
光の粒を 水面に浮かべる
ふざけた恋なら どうでもよかった
占いなんかに うなされている

† せつない響きを
  たよりないコトバを
  君を想って
  そっと包み込む

‡ Ah はかない想いだけど
君に 咲かせてみせよう
Ah ささやき届くあたりで
君と 一緒に 一緒に

[2]
風を集めて ポケットにしまって
君の仕草を 夜空に浮かべる

やさしい声なら なんでもよかった
ふいにひとりで 微笑んでいる

†'せつない鼓動で
  たよりない両手で
  君の面影を
  キュっと包み込む

‡ Ah はかない想いだけど
  君に 咲かせてみせよう
  Ah ささやき届くあたりで
  君と 一緒に 一緒に

‡'Ah はかない想いだけど
  君に 咲かせてみせよう
  君に 咲かせてみせよう
  僕が 咲かせてみせよう

                 Copyright(C) 1999, The Real Life Factory


「tsubomi」の音源も、1999年の学園祭ライブで収録したもの。ちなみに、この曲は、「Sur Long Dayz」についで人気が高かった。

icon-face-mini.gif 「tsubomi」(MP3音源: The Real Life Factory, 1999)

僕らのバンドは、メンバー全員が大学院生だったので、昼間は各自研究や授業の手伝いなどでバタバタしていた。だから、活動はいつも夜中。メンバーの家で飲みながら作詞・作曲したり、スタジオでのバンド練習も、たいていは夜11時から朝4時まで、という感じで行われた。

初心者ばかりなので、演奏の良し悪しについては仕方がないところがある。それでもやはり、オリジナルの曲にチャレンジしてよかったと思う。このときつくった歌たちは、このときこのメンバーでなければつくれなかったものばかりだ。もしかすると、つくった張本人たちが、ほかの誰よりもこれらの歌のファンなのかもしれない。それでもいいかもしれない。

歌を自分たちでつくる。そして演奏する。こんな贅沢をさせてもらえたメンバーには感謝の気持ちでいっぱいだ。歌ってすごいな。ほんと。

band1-150.jpgband2-150.jpgband3-150.jpgband4-150.jpgband5-150.jpg
ちょっと昔の話 | - | -

幻のバンド !? リアル・ライフ・ファクトリー (その2)

僕が大学院生のときに組んだ即席バンド「リアル・ライフ・ファクトリー」で体験した「作詞」について書きたいと思う。そして、そのときの歌をあと2曲だけ紹介することしよう。

band6.jpg僕らは「曲先」(曲をつくった後、歌詞をあてる順番)で歌をつくっていった。まず植野がギターを引きながら、曲をつくる。ときに、僕らに相談したりしながら、少しずつつくっていく。そして、それをMDに吹き込む。僕は、そんな「できたて」の曲を、MDウォークマン(時代的にまだiPodではない)で何度も聴きながら、歌詞をあてていく。

実際にやってみると、歌詞をつくるのって難しいな、と痛感する。まだギターパートとメロディラインしかできていない曲を聴きながら、どういう世界観の歌詞が合うのかを考える(感じる)ことから始める。そして、そのメロディラインに言葉をのせていく。言葉選びのときは、イメージが合うかだけでなく、文字数も合っていないといけない。このときはまだ、歌いやすさを考える余裕はなかったが、本当はそういうことも考えないといけない。歌詞は、最終的には「音」として表現されるから、音としての響きは重要だ。

しかも、歌詞には2番があって、1番とトーンを統一するが、違う内容を歌わなければならない。これが難しい。とても難しい。あまりに難しいので、このころからJ-POPの歌詞を分析し始めた。ふだん僕らが聴いている歌の歌詞が、どのような構造・表現になっているのか、ということを分析してみるのだ。それでわかったことは、歌詞がうまい人たちは、本当にうまいということ。具体的な話はまた今度紹介したいと思うが、実に巧みにつくられていることがわかってくる。(ちなみに、このときわかったことを、僕は「コラボレーション技法ワークショップ」の授業で教えている。この授業には「J-POPの歌詞分析」の回があり、「共感」の仕組みについて考えるきっかけにしている。)

さて、今日紹介するのは、「Rail Way」。この歌は、僕が生まれて初めて作詞した歌だ。曲がとても素敵で、当時、こんな素敵な曲に歌詞をつけたり歌ったりできるなんて、なんて僕は幸せなんだ、と真剣に思った。それと同時に、これを作曲した植野は本当にすごい!と心から尊敬したものだ。(そして、この曲をライブでやったときの、おっちーのアドリブのギターもかっこいい。)


Rail Way
                                  music by Ken UENO
                                  words by Takashi IBA

[1]railway1-150.jpg
つめこまれた一本遅れの電車の中
奇妙な形で立ってる僕がいる

誰かの電話のベルで 夢から醒めては
背中の温かいものを 避けて向きを変える

僕もいつか 降りてみたいと思ってるんだ
すてきな場所(ところ) 光の射す世界

† だけど
 このままどこまで 僕は行けるんだろう?

 厳しい世界を 寝ぼけたままで
 でも今は もう少しだけ on the railway

[2]
あなたの言うことわかんない いつも言われる
君の言うこともわかんない そんなもんかな

誰かの軽い冗談で 意味に気づいては
左の温もりを抱いて 日々が過ぎていく

僕もいつか 見てみたいと思ってるんだ
君の奥に 広がる世界

†' だけど
 これからいつまで 僕らは行けるんだろう?railway2-150.jpg
 壊れそうな世界を 抱えたままで
 でも今は もう少しだけ on the railway

†'' このままどこまで 僕らは行けるんだろう?
 新しい世界を 夢見たままで
 そして もう少しだけ on the railway


                    Copyright(C) 1999, The Real Life Factory


「Rail Way」の音源も、前回同様、1999年の学園祭ライブで収録したもの。曲の最初の部分にノイズあり。後半演奏を間違ったりしているし、ボーカルの声の伸びも足りなかったりするけれども、そこは大目にみてね。

icon-face-mini.gif 「Rail Way」(MP3音源: The Real Life Factory, 1999)

この曲、すごくいい曲だと思うし、僕もいまだにすごく好きな曲だ。ちなみに、上の写真はアメリカで撮影したもの。大学院生らしく(笑)、学会発表に行ったときに、一緒に行ったバンドメンバーの島くんと撮影した。

当時、この歌詞を書くときに気にしていたのは、自分のことを歌うのではなく、聴き手のための歌を書くということだった。聴き手として考えたのは、僕と同じ年代の人たち。学部卒業後2、3年たって、だいぶ仕事にも慣れ、徐々に今後の人生のレールが見え始めた、そんな時期の僕らの世代に向けて書いたのだ。

「このまま定年までずっとこのレールに乗っているのかな?」「そういう安定は必要だけれど、もうずっと先まで決まっているというのも、少しさみしいな。」という声を、しばしば友達から聞いたりした。でも、「まだ勤めて2、3年だから、まだしばらくはこのレールの上をひたすら走るぞ」、そういう穏やかな決意も心に秘めているようだった。そんなことを、通勤ラッシュの電車のなかで思い出し、この「Rail Way」の歌詞が生まれたのだ。

そんなわけで、この曲は、僕から同世代のみんなへの応援歌なのである。
ちょっと昔の話 | - | -

幻のバンド !? リアル・ライフ・ファクトリー

最近ちょっとまじめな硬い話が多いので、少しくだけた昔話を。

僕が博士課程に入ったとき、先輩に「なにはともあれ、D1(博士1年)は遊べ」と言われた。それ以降は遊べなくなるから、という意味だったと思う。そうか、D1は遊んでいいのか、ということで、いろんな遊びをした(笑)。1999年だから、いまから約10年前のこと(いま思えば、この1年遊んだから、博士修了が遅れたのかもしれない)。

その遊びのひとつとして、即席の大学院生バンドを組んで学園祭(SFC秋祭)に出たことがある。メンバーは、同じ大学院プロジェクトのD1植野と、修士の島くん、ミゾエ、おっちー。僕は作詞とボーカルを担当した。このメンバーのなかで、バンド経験者は植野だけ。しかも、彼は本来はギタリストなのだけど、このときはドラムに初挑戦した。おっちーは趣味でギターを弾いていたが、バンド経験は無し。僕も、カラオケが好きという程度で、基本的に初心者(昔ロック研に半年だけいたけど)。ベースのミゾエは楽器経験全く無し、キーボード&コーラスの島くんも未経験者だ。

そんな未経験者ばかりの即席バンド(結成からライブまで3ヶ月!)にもかかわらず、僕らはオリジナル曲にこだわった。できるかわからないけど、とにかくやってみる。誰かがつくったありものの曲のコピーではなく、自分たちの言葉・音を届けよう。下手でもいいじゃないか、自分たちの言葉・音なんだから。そう考えて、自分たちで作詞・作曲した。なので、3ヶ月間は練習のためというよりも、曲づくりの時間となった。作曲は基本的には、植野がギターでつくっていった。本当にすごいと思う。曲をつくるということは、とてもすごいことだ。

TheRealLifeFactory420.jpg


僕らのバンドのバンド名は、「The Real Life Factory」(リアル・ライフ・ファクトリー)。「リアル」とか「ライフ」とか、僕の好きな言葉を入れたのと、歌を通じて「リアル」な「ライフ」(人生、生活、生命・・・)を生み出したいという思いがあった。だからこそ、僕らはリアルな日常を歌うし、歌によってライフがリアルになっていくことを願う。そんなイメージだ。

僕らの身の丈にあった僕らの生活圏を歌うということを、ある意味とことん突き詰めたのが、「Sur Long Dayz」という曲。これは、「シュール・ロング・デイズ」と読むのだけど、実際には歌では「シューロンデイズ」と聴こえる。そう、「修論」(しゅうろん)=修士論文の歌なのだ。僕らがこの歌を作る半年前に経験した修論執筆の日々を、歌にしてみたわけだ。半分以上冗談でつくった曲だけど、オーディエンスのなかでは一番人気だった。曲もメロディアスでいい感じだしね。僕もこの曲、お気に入りだ。本当の意味で自分たちの歌だしね。

あ、修論の日々を歌ったものなので、修論を抱えている修士2年生が聴くと「微妙にブルーになる曲」だということなので、ご注意を。提出してから聴きましょう(笑)。でも、提出したら、聴かないか。

歌詞は、こんな感じ。↓


Sur Long Dayz
シュール・ロング・デイズ

                   music by Ken UENO & Takashi IBA
                   arranged by Ken UENO & Tadashi OCHIDA
                   words by Takashi IBA

[1]
今日もいつもの寝癖のままで
つけっ放しの画面に臨む
とりあえずメールを軽く流して
平和な世間を抜け出すんだ

†きっと笑い話になるよなんて
 君の言葉を信じてみることにしよう

‡見えない記号が飛び交う中で
 見たことのない文字の流れを絞り出すけど
 曜日は僕らに何も伝えない
 のっぺりした 僕らの Sur Long Days

[2]
あの人に泣かされたあの夜の
カツ重弁当 ビミョウに旨かった
仲のいいレンジと一緒に
簡単ブランチ お茶漬け食べる

†きっと笑い話になるよなんて
 君の言葉を信じてみることにしよう

‡見えない記号が飛び交う中で
 見たことのない文字の流れを絞り出すけど
 曜日は僕らに何も伝えない
 のっぺりした 僕らの Sur Long Days

‡見えない記号が飛び交う中で
 見たことのない文字の流れを絞り出すけど
 曜日は僕らに何も伝えない
 のっぺりした 僕らの Sur Long Days


                   Copyright(C) 1999, The Real Life Factory


歌詞だけじゃ、あんまりよくわからないよね。「これ!」というよい音源がないのが残念なのだが、1999年の学園祭ライブの録音があるので、それを公開しよう。ビデオから採った音なので音質やバランスは、はっきりいってよくない。あと、あらかじめいっておくけど、僕ら、音をはずしたりするけど、それもまあ、ご愛嬌ということで(笑)。

icon-face-mini.gif 「Sur Long Dayz」(MP3音源: The Real Life Factory, 1999)

恥ずかしいけどさ、ま、昔のことだからいいかな、と思って。。
よかったら、聴いてみてね。そして感想をきかせて。

うーん、でも恥ずかしいな、やっぱり。。。(>_<)
ちょっと昔の話 | - | -
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