井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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『Presentation Patterns イラスト制作の軌跡』(Ver.α)

プレゼンテーション・パターンの各イラストが、どのような変遷を経て完成したのかをまとめた冊子『Presentation Patterns イラスト制作の軌跡』(Ver.α)を作成しました。300ページを超える大作です!

今回のパターン制作で描いたすべてのイラスト(約500点!)が掲載されているだけでなく、どのような発想でメタファーを思いついたかや、何を考え修正していったのかについても記述しました。

パターン・ランゲージのイラスト制作に関わる人はもちろん、プレゼンテーション・パターンのファンのみなさんにも楽しんでもらえると思います。また、創造プロセスの記録としても、興味深いのではないかと思います。

PPIllustrationBook.jpg『Presentation Patterns イラスト制作の軌跡』(Ver.α)
井庭 崇 × 原澤 香織 × 荒尾 林子
プレゼンテーション・パターン プロジェクト イラストチーム

冊子PDF(101 M Byte)

※プレゼンテーション・パターンのイラストは、井庭 崇(SFC 教員)と、原澤 香織(SFC 1年生)、荒尾 林子(SFC 3年生)の3人で描きました。


↓イラスト変遷例:パターン「ことば探し」の一部
PPIllustrationBookInside1.jpg

↓イラスト変遷例:パターン「最善努力」の一部
PPIllustrationBookInside2.jpg
プレゼンテーション・パターン | - | -

「創造」とはどういうことか?

先日の井庭研 2011年度最終発表会での僕の講演「創造社会の思想と方法」のスライドをアップしました。

この講演では、「創造」とはどういうことかについて、作家の言葉を紹介しながら迫っていきました。

僕のメインメッセージは、次の通り。

本格的な「創造」とは、自分と創造物との間の主客の境界があいまいになるなかで、意識の外にある必然的な流れをつかまえるということである。


講演では、このことに関係する発言をしている作家の言葉をたくさん取り上げました。取り上げたのは、宮崎 駿 氏、久石 譲 氏、ミヒャエル・エンデ 氏、村上 春樹 氏、スティーヴン・キング 氏、森 博嗣 氏、小川 洋子 氏、谷川 俊太郎 氏と、川喜田 二郎氏。

これらの作家たちの言葉を次のようなまとまりで束ねて、「創造」とはどういうことかについて語りました。

  • つくっているのではなく、つくらされているという感覚
  • つくるというのは、冒険である。
  • 必然的な流れ
  • 創造に求められるタフネス
  • 創造の“ふるさと”

「創造性」の探究 | - | -
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