井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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2011年度秋学期SFC 井庭対談・鼎談一覧

2011年度秋学期に僕が計画・予定している対談・鼎談は以下のとおりです。
魅力的なゲストをお迎えして、語り合いたいと思います!


■ 田所 淳さん × 井庭 崇 対談
「生成的なアートと表現」

10月18日(火)2限(11:10〜12:40) @ SFC ε11教室

アルゴリズミックな音楽制作を行い、また、openFrameworks の本も出版されてる田所 淳さんをゲストとしてお呼びし、生成的な表現について語り合います。
※授業「複雑系の数理」の一環


■ 合原 一幸先生 × 木本 圭子さん × 井庭崇 鼎談
「カオスの生成力」

11月5日(土)3・4限(13:00〜16:30) @ SFC大学院棟 τ11教室

日本におけるカオス研究の先駆者である合原一幸先生と、カオスの織りなす世界を探究し、作品をつくり続けている木本 圭子さんをお呼びし、カオスのもつ生成力について語り合います。 ※授業「複雑系の数理」の一環


■ 井上 英之さん × 中室 牧子さん × 井庭 崇 鼎談
「社会を変える仕組みをつくる」

11月12日(土)3・4限(13:00〜16:15) @ SFC 大学院棟 τ11教室

ソーシャルイノベーション分野のキーパーソンである井上 英之さんと、実践派の教育経済学者である中室 牧子さんをお招きし、「社会を変える仕組みをつくる」ことについて語り合います。 ※授業「パターンランゲージ」の一環


■ 山田 ズーニーさん × 井庭 崇 対談
「 内からのことばを生み出す」

11月28日(月)2限(11:10〜12:40) @ SFC ε12教室

文章表現・コミュニケーションインストラクターである山田 ズーニーさんをお招きし、内からのことばを生み出すにはどうすればよいのか、また「魅力があり、想像力をかきたて、人を動かすことば」を生み出すにはどうしたらよいのかについて語り合います。 ※授業「パターンランゲージ」の一環


■ 長谷川 敦士さん × 井庭 崇 対談
「ユーザーエクスペリエンスデザイン」

12月12日(月)2限(11:10〜12:40) @ SFC ε12教室

企業が抱えるコミュニケーション課題をデザインによって解決している長谷川 敦士さんをゲストとしてお招きし、ユーザーエクスペリエンスデザインとパターンランゲージとの本質的な関係性と、今後の展望を語り合います。 ※授業「パターンランゲージ」の一環


■ 田中 浩也さん × 井庭 崇 対談
「生成的な世界をつくる」

12月13日(火)2限(11:10〜12:40) @ SFC ε11教室 および
12月20日(火)2限(11:10〜12:40) @ SFC ε11教室

パーソナル・ファブリケーションの考え方を広め、実践している田中 浩也さんをお呼びし、生成的な世界をいかにつくるのかについて語り合います。 ※授業「複雑系の数理」の一環


このほかにもゲストをお迎えする予定です。

その場でしか味わえない、知的刺激に満ちた創造的で「生成的」な授業を目指します。乞うご期待!
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SFC授業「複雑系の数理」(2011 秋学期)シラバス

「複雑系の数理」(2011年度秋学期)@慶應義塾大学SFC
開講:火曜日2時限
担当:井庭 崇

■ 主題と目標/授業の手法など

科学は世界の仕組みを明らかにし、芸術は新たな世界をつくりだす。この二つの「世界との関わり方」が出会うとき、何が起きるだろうか。この授業では、生命・知能・社会を研究する「複雑系科学」(the science of complexity / complex systems)の探究で得られた概念/理論/世界観を用いて、自分なりにひとつの「世界」を構築することに挑戦する。言うなれば、"Complexity-Inspired Art and Design" である。

ここでのキーワードは、「生成的」(generative)というコトバである。それは、動的な発展・展開、状況に応じた反応、そして、収束することなしに変化し続ける、ということを意味している。そのような「生成的」な世界を表現・構築する。近年話題となっている ジェネレーティブ・アート(Generative Art)や アルゴリズミック・デザイン(Algorithmic Design)の活動・分野とも近い。

授業の進め方も、出来る限り「生成的」なかたちでいきたいと考えている。一方的に知識を伝達するのではなく、逆に、参加者の作品をレビューするだけでもない。授業の各回が、その場でしか生成し得ないような「一回性」を含むようにつくっていきたい。具体的には、ジェネレーティブ・アートや複雑系の分野で活動・活躍されている方々をゲストとお呼びし、その場かぎりの対話を重ねていくといった具合である。もちろん、参加者の側も生成的であることが期待されている。

最後にひとつ、注意点というか、補足を。「複雑系の数理」という授業名からもわかるように、この授業では多少の数式を扱う。また、コンピュータ上に「世界」を表現する方法として、簡単なプログラミングも行う。だからといって、恐れることはない。大切なのは、むしろ、概念/理論/世界観をひとつの世界として表現するというパッション(情熱)であり、自ら飛躍できるイマジネーション(想像力)である。いろいろなタイプの参加者が来てくれることを期待します。


■提出課題・試験・成績評価の方法など

学期を通じて、一人もしくは複数人で、"Complexity-Inspired Art and Design"の作品をつくってもらいます。成績は、その作品の出来と、その活動から得れれた学び、そして、授業参加への積極性などから総合的に評価します。


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■授業計画

第1回(9/27) イントロダクション
授業の内容と進め方について説明します。上限人数を超えた場合には、ここで履修者選抜を行います。

第2回(10/4) フラクタルとベキ乗分布
自然のなかに潜んでいる自己相似的なかたちや分布について学びます。

第3回(10/11) 力学系とカオス
規則に従っているにもかかわらず不規則な振る舞いをみせる「カオス」の現象/原理/特徴について学びます。

第4回(10/18) 生成的なアートと表現2(ゲスト:田所 淳さん)
アルゴリズミックな音楽制作を行い、また、openFrameworks の本も出版されてる田所 淳さんをゲストとしてお呼びし、生成的な表現について語り合います。

第5回(11/1) 表現手法・ツール1
生成的な世界を簡単に構築するためのツールとして、Processing の使い方を学び、実際に動かしてみます。

第6回(11/5 土) カオスの生成力1(合原 一幸先生 × 木本 圭子さん × 井庭崇 鼎談)
日本におけるカオス研究の先駆者である合原一幸先生と、カオスの織りなす世界を探究し、作品をつくり続けている木本 圭子さんをお呼びし、カオスのもつ生成力について語り合います。

第7回(11/5 土) カオスの生成力2(合原 一幸先生 × 木本 圭子さん × 井庭崇 鼎談)
日本におけるカオス研究の先駆者である合原一幸先生と、カオスの織りなす世界を探究し、作品をつくり続けている木本 圭子さんをお呼びし、カオスのもつ生成力について語り合います。

第8回(11/8) 表現手法・ツール2
生成的な世界を簡単に構築するためのツールとして、Processing を用いて実際に表現をしてみます。

第9回(11/15) 進化と遺伝的アルゴリズム
進化のメカニズムを模倣したアルゴリズムについて学びます。

第10回(11/29) 生成的なアートと表現2(ゲスト:魚住 勇太さん)
マルチエージェントによる音楽制作のシステムを開発し、それを用いたパフォーマンスも行っている魚住勇太さんをゲストとしてお呼びし、生成的な表現について語り合います。

第11回(12/6) 自己組織化・進化の工学的応用
自己組織化や進化など、生物にインスパイアされた考え方にもとづくシステム開発を行っている鈴木純一さんをゲストとしてお呼びし、複雑系の考え方の応用可能性について語り合います。

第12回(12/13) 生成的な世界をつくる1(田中 浩也 × 井庭 崇 対談)
パーソナル・ファブリケーションの考え方を広め、実践している田中 浩也さんをお呼びし、生成的な世界をいかにつくるのかについて語り合います。

第13回(12/20) 生成的な世界をつくる2(田中浩也 × 井庭崇 対談)
パーソナル・ファブリケーションの考え方を広め、実践している田中 浩也さんをお呼びし、生成的な世界をいかにつくるのかについて語り合います。

第14回(1/17) 作品発表会
学期を通して制作してきた"Complexity-Inspired Art and Design"の作品を発表してもらいます。

第15回(1/17) 作品発表会
学期を通して制作してきた"Complexity-Inspired Art and Design"の作品を発表してもらいます。


■履修上の注意

あらかじめ休講になる日が予定されています(休講:10月25日、12月27日)。土曜日に行われる補講(11月5日3・4限)にも参加できることを確認した上で履修してください。


■教材・参考文献

【教科書】
『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』(井庭崇, 福原義久, NTT出版, 1998)

【参考書】
『Generative Art: A Practical Guide Using Processing』(Matt Pearson, Manning, 2011)
『Form+Code in Design, Art, and Architecture』(Casey Reas, Chandler McWilliams, Princeton Architectural Press, 2010)
※邦訳『FORM+CODE -デザイン/アート/建築における、かたちとコード』(BNN, 2011)
『Built with Processing -デザイン/アートのためのプログラミング入門』(田中 孝太郎, 前川 峻志, BNN, 2010)
『Beyond Interaction:メディアアートのためのopenFrameworksプログラミング入門』(田所 淳, 比嘉 了, 久保田 晃弘, BNN, 2010)
『動きが生命をつくる:生命と意識への構成論的アプローチ』(池上 高志, 青土社, 2007)
『生命とは何か:複雑系生命科学へ』(金子邦彦, 第2版, 東京大学出版会, 2009)
『A New Kind of Science』(Stephen Wolfram, Wolfram Media, 2002)
『カオス的世界像:非定形の理論から複雑系の科学へ』(イアン・スチュアート, 白揚社, 増補新版, 1998)
『フラクタル幾何学(上)(下)』(B.マンデルブロ, 筑摩書房, 2011)
『自然界の秘められたデザイン:雪の結晶はなぜ六角形なのか?』(イアン・スチュワート, 河出書房新社, 2009)
『クリストファー・アレグザンダー:建築の新しいパラダイムを求めて』(スティーブン・グラボー, 工作舎, 1989)
『オートポイエーシス:生命システムとはなにか』(H.R. マトゥラーナ, F.J. ヴァレラ, 国文社, 1991)
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SFC授業「パターンランゲージ」(2011 秋学期)シラバス

「パターンランゲージ」(2011年度秋学期)@慶應義塾大学SFC
開講:月曜日2時限
担当:井庭 崇

■ 主題と目標/授業の手法など

この授業では、創造・実践のための言語として「パターンランゲージ」を取り上げ、その考え方と方法を学びます。パターンランゲージは、創造・実践の経験則 を「パターン」という単位にまとめ、それを体系化したものです。かつて、建築家のクリストファー・アレグザンダーは、建物や街の形態に繰り返し現れる関係性をパターンとしてまとめました。その後この考え方は、ソフトウェア開発の分野に応用され、成功を収めました。SFCでは、「SFCらしい学び」のパターンランゲージとして、「学習パターン」(Learning Patterns)が制作・配布されています。この授業では、パターンランゲージの考え方を学びながら、創造的コラボレーションや社会デザイン、ものづくりなど、新しい分野において、自らパターンライティングできるようになることを目指します。

今年度のグループワークのテーマは、「ソーシャルイノベーション/社会変革」、「まちおこし/地域活性」、「外国語習得」、「異文化理解・交流」、「子どもの学び」、「書くこと」、「ヴィジュアライゼーション」、「情報デザイン/情報アーキテクチャ」等を考えています。これらのいずれかに強いこだわりを持っているか、得意分野であることが求められます。(自分の興味・関心のある分野が、上記リストにない場合には、授業初回に提案してください。)


■ 提出課題・試験・成績評価の方法など

5人程度でグループを組み、パターンランゲージをつくるグループワークを行います。グループワークのテーマは、「ソーシャルイノベーション/社会変革」、「まちおこし/地域活性」、「外国語習得」、「異文化理解・交流」、「子どもの学び」、「書くこと」、「ヴィジュアライゼーション」、「情報デザイン/情報アーキテクチャ」等のパターン作成です。作成したパターンは、ライターズワークショップを通じて、グループメンバー以外の人からのコメントをもらい、ブラッシュアップしていきます。最終回には、最終的な成果を発表してもらいます。成績は、授業中の演習、宿題、最終発表/レポートから総合的に評価し、決定します。


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■ 授業計画

第1回(9/28) イントロダクション
この授業の内容と進め方と、パターンランゲージの背景にある考え方を説明します。

第2回(10/3) パターンランゲージの形式
パターンランゲージの方法と形式について解説します。

第3回(10/17) パターンマイニング1
グループごとに、自分たちのテーマにもとづく実践知を掘り起こしていきます。

第4回(10/31) パターンマイニング2
前回に引き続き、グループごとに、自分たちのテーマにもとづく実践知を掘り起こし、まとめていきます。

第5回(11/7) パターンライティング1
グループごとに、掘り起こして把握できた実践知をパターンとして書いていきます。

第6回(11/12 土) 社会を変える仕組みをつくる1(井上 英之さん × 中室 牧子さん × 井庭 崇 鼎談)
ソーシャルイノベーション分野のキーパーソンである井上 英之さんと、実践派の教育経済学者である中室 牧子さんをお招きし、「社会を変える仕組みをつくる」ことについて語り合います。

第7回(11/12 土) 社会を変える仕組みをつくる2(井上 英之さん × 中室 牧子さん × 井庭 崇 鼎談)
ソーシャルイノベーション分野のキーパーソンである井上 英之さんと、実践派の教育経済学者である中室 牧子さんをお招きし、「社会を変える仕組みをつくる」ことについて語り合います。

第8回(11/14) パターンライティング2
グループごとに、自分たちで書いたパターンをブラッシュアップしていきます。

第9回(11/28) 内からのことばを生み出す(山田 ズーニーさん × 井庭 崇 対談)
文章表現・コミュニケーションインストラクターである山田 ズーニーさんをお招きし、内からのことばを生み出すにはどうすればよいのか、また「魅力があり、想像力をかきたて、人を動かすことば」を生み出すにはどうしたらよいのかについて語り合います。

第10回(12/5) ライターズワークショップ
グループワークで作成しているパターンランゲージを、履修者同士でレビューし合う「ライターズワークショップ」を行います。

第11回(12/12) ユーザーエクスペリエンスデザイン(長谷川 敦士さん × 井庭 崇 対談)
企業が抱えるコミュニケーション課題をデザインによって解決している長谷川 敦士さんをゲストとしてお招きし、ユーザーエクスペリエンスデザインとパターンランゲージとの本質的な関係性と、今後の展望を語り合います。

第12回(12/19) プレゼンテーションについての対話ワークショップ
プレゼンテーションパターンを用いて、自らのプレゼンテーションの経験を掘り起こし、それを語り合うというワークショップを行います。

第13回(12/26) グループワーク成果発表会
グループワークで作成してきたパターンランゲージの発表を行います。

第14回(1/7 土) 共感を生むことば
共感を生むことばはどのようにつくられているのかを、J-POPの歌詞を事例に考えます。

第15回(1/16) グループワーク成果にもとづく対話ワークショップ
各グループが作成したパターンランゲージを用いて、対話のワークショップを行います。また、授業の総括を行います。


■ 履修上の注意

・途中で履修を取りやめることは、グループメンバーの迷惑になります。そのような事態にならないように、内容/進め方をしっかり読み/聴き、よく考えて履修してください。

・パターンランゲージを書くためには、その分野での実践について、強いこだわりがあるか、得意である必要があります。自分の興味・関心のある分野が、上記リストにない場合には、授業初回に提案してください。

・あらかじめ休講・補講になる日がわかっています(10月24日休講、11月12日3・4限補講)。土曜日に行われる補講(11月12日3・4限)にも参加できることを確認した上で履修してください。


■ 教材・参考文献

【教科書】
『The Timeless Way of Building』 (Christopher Alexander, Oxford University Press, 1979)
※邦訳:『時を超えた建設の道』(クリストファー・アレグザンダー, 鹿島出版会, 1993)

【参考書】
『A Pattern Language: Towns, Buildings, Construction』(Christopher Alexander, Sara Ishikawa, Murray Silverstein, Oxford University Press, 1977)
※邦訳:『パタン・ランゲージ"環境設計の手引』(クリストファー・アレグザンダー, 鹿島出版会, 1984)
『クリストファー・アレグザンダー:建築の新しいパラダイムを求めて』(スディーブン・グラボー, 工作舎, 1989)
『パターン、Wiki、XP:時を超えた創造の原則』(江渡浩一郎, 技術評論社, 2009)
『Fearless Change: Patterns for Introducing New Ideas』 (Mary Lynn Manns, Linda Rising, Addison-Wesley Professional, 2003)
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武田 隆 × 井庭 崇 対談「ネットコミュニティによる新しいマーケティング」

5月24日(火)に、CGM(コンシューマ・ジェネレイテッド・メディア)をマーケティングに活用しているエイベック研究所の代表取締役 武田 隆さんをお呼びし、コミュニケーションの連鎖の誘発による「新しいマーケティング」についての対談を行ないます。武田さんには、エイベック研究所の実践事例についてもご紹介いただく予定です。

新しいマーケティングというテーマに興味がある方はもちろん、この種の企業・業界への就職/インターンに興味がある方も、ぜひお越し下さい!

「ネットコミュニティによる新しいマーケティング」
(武田 隆 × 井庭 崇 対談)
2011年5月24日(火)5限(16:30〜)
慶應義塾大学SFC κ11教室


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武田 隆 さん
GCM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)をマーケティングに活用しているエイベック研究所の代表取締役。

井庭 崇
「コミュニケーションの生成・連鎖」を促進するメディアや、コラボレーションの研究に取り組んでいるSFC総合政策学部准教授。


※この対談は、井庭研究会B2主催の公開企画です。参加希望の方は、当日、直接会場にお越し下さい。
※5限は16:30~18:00ですが、多少延長する予定です。
イベント・出版の告知と報告 | - | -

江渡 浩一郎 × 井庭 崇 対談「パターン・ランゲージの思想と展開」

5月23日(月)に、産業技術総合研究所研究員/メディア・アーティストの江渡 浩一郎さんをお呼びし、パターン・ランゲージの基本的な考え方とその魅力について、対談を行ないます。江渡さんには、『パターン、Wiki、XP:時を超えた創造の原則』に書かれた内容もご紹介いただく予定です。興味がある方は、ぜひお越し下さい。

「パターン・ランゲージの思想と展開」
( 江渡 浩一郎 × 井庭 崇 対談)
2011年5月23日(月)5限(16:30〜)
慶應義塾大学SFC ε12教室


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江渡 浩一郎 さん
著書『パターン、Wiki、XP:時を超えた創造の原則』で、パターン・ランゲージの思想が、現在のソフトウェアの世界にどのような影響を与えているのかを示し、パターン・ランゲージに新たな光を当てた。産業技術総合研究所研究員/メディア・アーティスト。

井庭 崇
学習パターン」を始めとして、パターン・ランゲージの制作に取り組む一方、その思想と制作方法論の体系化に取り組んでいる。SFCでは、世界でも珍しい「パターンランゲージ」の授業を担当。SFC総合政策学部准教授。


※この対談は、井庭研究会B1主催の公開企画です。参加希望の方は、当日、直接会場にお越し下さい。
※5限は16:30~18:00ですが、多少延長する予定です。
イベント・出版の告知と報告 | - | -

市川 力 × 今村 久美 × 井庭 崇 鼎談「“自分”から始まる学びの場のデザイン」

今週末5月21日(土)に、東京コミュニティスクール校長の市川 力さんと、カタリバ代表理事の今村 久美さんをお呼びし、コミュニケーションの連鎖を誘発する「新しい学びの場づくり」に関する鼎談を行ないます。そのようなテーマに興味がある方は、ぜひお越し下さい。

「“自分”から始まる学びの場のデザイン」
(市川 力 × 今村 久美 × 井庭 崇 鼎談 )
2011年5月21日(土)3・4限(13:00〜16:30)
慶應義塾大学SFC大学院棟 τ11教室にて


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市川 力 さん
小学生が自律的・創造的・協調的に学ぶ「探究型学習」を実践している「東京コミュニティスクール」校長

今村 久美 さん
高校生が魅力的な大人と出会い、コミュニケーションを楽しむ場をつくる NPO「カタリバ」代表理事

井庭 崇
大学生が自分で自分の「学び」をデザインし実践することを支援する研究に取り組むSFC准教授


※この鼎談は、授業「社会システム理論」の一環で行なわれますが、履修者以外の聴講も歓迎します。
※ 3・4限は、13:00~16:15です。
※ この鼎談は、後にSFC-GC「社会システム理論」ページにて、映像と資料が公開されます。
イベント・出版の告知と報告 | - | -

2011年度春学期SFC 井庭対談・鼎談一覧【更新版】

2011年度春学期に僕が計画・予定している対談・鼎談は以下のとおりです。
魅力的なゲストをお迎えして、語り合いたいと思います!

興味がある方は、スケジュール空けておいてください。
聴講希望の方も、当日、直接会場にお越し下さい。
(変更が生じた場合など、最新情報はこのブログでお知らせします。)


■ 江渡 浩一郎 × 井庭 崇 対談
「パターン・ランゲージの思想と展開」

5月23日(月)5限(16:30〜) @ SFC ε12教室
※当初5月16日に予定されていましたが、5月23日に変更となりました。

産業技術総合研究所研究員/メディア・アーティストの江渡 浩一郎さんをお呼びし、パターン・ランゲージの基本的な考え方とその魅力について、対談を行ないます。江渡さんには、『パターン、Wiki、XP ̶ 時を超えた創造の原則』に書かれた内容もご紹介いただく予定です。※「井庭研究会B1」の一環


■ 市川 力 × 今村 久美 × 井庭 崇 鼎談
「“自分”から始まる学びの場のデザイン」

5月21日(土)3・4限(13:00〜16:30) @ SFC大学院棟 τ11教室

東京コミュニティスクール校長の市川 力さんと、カタリバ代表理事の今村 久美さんをお呼びし、コミュニケーションの連鎖を誘発する「新しい学びの場づくり」に関する鼎談を行ないます。 ※「社会システム理論」の一環


■ 武田 隆 × 井庭 崇 対談
「ネットコミュニティによる新しいマーケティング」

5月24日(火)5限(16:30〜) @ SFC κ11教室

CGM(コンシューマ・ジェネレイテッド・メディア)をマーケティングに活用しているエイベック研究所の代表取締役 武田 隆さんをお呼びし、コミュニケーションの連鎖の誘発による「新しいマーケティング」についての対談を行ないます。武田さんには、エイベック研究所の実践事例についてもご紹介いただく予定です。 ※「井庭研究会B2」の一環


■ 相磯 秀夫 × 井庭 崇 対談
「テクノロジー・人間・社会の関係性とそのデザイン」

6月18日(土)3・4限(13:00〜16:30) @ SFC大学院棟 τ11教室

SFC環境情報学部の初代学部長である 相磯 秀夫先生(慶應義塾大学名誉教授)をお呼びし、情報技術と人間・社会との関係を理解し、デザインする学問について対談を行います。※「シミュレーションデザイン」の一環


■ 中原 淳 × 井庭 崇 対談
「学びと創造の場づくり」

7月9日(土)3・4限(13:00〜16:30) @ SFC大学院棟 τ11教室

企業・組織における学習やコミュニケーションについて研究している中原 淳さん(東京大学 大学総合教育研究センター准教授)をお呼びし、対談を行ないます。※「社会システム理論」の一環


僕も今から楽しみです。ゲストスピーカーのみなさん、どうぞよろしくお願いします!
イベント・出版の告知と報告 | - | -

「シミュレーションデザイン」2011年度春学期シラバス

「シミュレーションデザイン」
(創造技法科目-ナレッジスキル:14160)※週2コマ4単位科目
【開講】火曜日3・4時限@慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)
【担当】井庭 崇、古川園 智樹
※東日本大震災の影響で、今年度春学期のSFCの授業は5月からの開始となります。そのため、授業が開講される曜日が一部変則的になっています。

■ 主題と目標/授業の手法など
複雑で動的に変化するシステム―――例えば生命や社会など―――を理解するためには、それに見合う道具立てが必要になります。そのような「思考の道具」として、本科目では「コンピュータ・シミュレーション」に着目します。コンピュータ・シミュレーションとは、理解したい対象の仮説的なモデルをつくり、そのモデルをコンピュータ上で動かしてみることで、その理解を深めるという方法です。
 本科目では、どのようにモデル化を行い、どのようにプログラムを構築するのか、どのようにシミュレーション実験を計画し、どのように実行・分析するのか等を、講義と演習によって身につけていきます。最終的には、各自の学術的研究で活用できる力をつけることを目指します。
 学期を通じてテーマとして取り上げるのは、「ネットワーク科学」(Network Science)の研究です。近年、自然や社会における物事の関係性の構造に共通の特徴があることがわかり、「スケールフリー・ネットワーク」として注目を集めています。授業では、スケールフリー・ネットワークの生成原理をめぐるシミュレーション研究等を追体験します。
 本授業の内容・手法は、個別学問分野に特化したものではありません。自然科学、社会科学、人文科学、工学、芸術・デザイン、数学など、あらゆる分野の人を歓迎します。

■ 教材・参考文献
本授業では、以下の本を教科書として使用します。
『新ネットワーク思考:世界のしくみを読み解く』(アルバート・ラズロ・バラバシ, NHK出版, 2002)
このほか、ネットワーク科学の英語論文を適宜配布します。

■ 提出課題・試験・成績評価の方法など
●授業中の演習への取り組み、宿題、ファイナルプロジェクトの発表/レポートから、総合的に評価します。
●ファイナルプロジェクトでは、ペアもしくは個人で、簡単なシミュレーション研究に取り組みます。

■ 履修上の注意
●この授業は、プログラミングの基本的な知識・スキルがあることを前提とします。
●授業中の演習やファイナルプロジェクトにおいて、各自のノート型パソコンを用いたシミュレーションデザインを実践します。各自PCを用意してください。
●6月12日(日)の授業は休講になります。補講を6月18日(土)の3・4限に行ないます。

■ 履修制限
履修人数を制限する(最大約30人まで):初回授業時に、志望理由と、簡単なプログラミングの知識を問うクイズを出します。

授業計画
第1回 イントロダクション (5/10 火)
授業の内容と進め方について説明します。

第2回 シミュレーション研究の基礎(5/17 火)
【前半】シミュレーション講義
【後半】シミュレーション実行体験演習

第3回 ネットワーク科学の基礎(5/24 火)
【前半】ネットワーク科学講義
【後半】ネットワーク科学講義・演習

第4回 ネットワークシミュレーションの基礎(5/31 火)
【前半】完全グラフ,リング
【後半】ランダム成長ネットワーク

第5回 ランダムネットワーク(6/7 火)
【前半】設計・実装
【後半】実行・分析

※6/12 休講

第6回 スモールワールドネットワーク(1)(6/14 火)
【前半】設計
【後半】実装

第7回 ゲストスピーカー対談「テクノロジー・人間・社会の関係性とそのデザイン」(6/18 土)
ゲストスピーカーとして、環境情報学部の初代学部長である 相磯秀夫先生(慶應義塾大学名誉教授)をお招きし、情報技術と人間・社会との関係を理解し、デザインする学問について対談を行います。
※補講日 6月18日(土)3・4限

第8回 スモールワールドネットワーク(2)(6/21 火)
【前半】実行
【後半】分析

第9回 スケールフリーネットワーク(1)(6/28 火)
【前半】設計
【後半】実装

第10回 スケールフリーネットワーク(2)(7/5 火)
【前半】実行
【後半】分析

第11回 ファイナルプロジェクト(1)(7/12 火)
【前半】アカデミックライティング講義
【後半】進捗報告

第12回 ファイナルプロジェクト(2)(7/19 火)
【前半】ネットワーク科学の最先端
【後半】進捗報告

第13回 ファイナルプロジェクト発表会(7/26 火)
ファイナルプロジェクトの成果を発表してください。また、授業全体を振り返り、シミュレーション研究のプロセスとコツについて再考します。
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「社会システム理論」2011年度春学期シラバス

「社会システム理論」
(先端導入科目-総合政策-社会イノベーション:30080)
【開講】月曜日3時限@慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)
【担当】井庭 崇
※この授業の映像は、SFC-GC (Global Campus) で公開されます(各授業実施日の数日後にアップ予定)。
※東日本大震災の影響で、今年度春学期のSFCの授業は5月からの開始となります。そのため、授業が開講される曜日が一部変則的になっています。

■ 主題と目標/授業の手法など
この授業の目的は、社会を「システム」として捉える視点を身につけることです。ここで取り上げるのは、最新の「社会システム理論」(オートポイエーシスの社会システム理論)です。その理論では、社会はコミュニケーションがコミュニケーションを連鎖的に引き起こすことで成り立つシステムであると捉えます。このような捉え方で、社会学者ニクラス・ルーマンは、次のような問題に答えようとしました。「社会的な秩序はいかにして可能なのだろうか?」と。個々人は別々の意識をもち、自由に振る舞っているにもかかわらず、社会が成り立つ(現に動いている)、この不思議に取り組むのが、社会システム理論です。
 社会システム理論の捉え方によって、既存の社会諸科学では分析できない社会のダイナミックな側面を理解することができるようになります。また、個別の学問分野を超えた視点で社会を捉えることができるようになります。この理論を考案した社会学者ニクラス・ルーマンは、この社会システム理論を用いて、経済、政治、法、学術、教育、宗教、家族、愛などの幅広い対象を分析しています。総合政策学的な/超領域的なアプローチの新しい基礎論として、社会システム理論を一緒に探究しましょう。

■ 教材・参考文献
教科書として以下の書籍を指定します。各自授業進行に合わせて読んでください。
『Social Systems』 (N. Luhmann, Stanford University Press, 1996)

主要参考文献としては、以下のものを挙げておきます。
『システム理論入門:ニクラス・ルーマン講義録〈1〉』(ニクラス ルーマン, 新泉社, 2007)
『エコロジーのコミュニケーション:現代社会はエコロジーの危機に対応できるか?』(ニクラス・ルーマン, 新泉社, 2007)

これ以外のルーマンの著作については、メディアセンターの授業指定図書棚に置いておきます。適宜、活用してください。

■ 提出課題・試験・成績評価の方法など
成績評価は、授業への参加、宿題、期末レポートから総合的に評価します。

■ 履修上の注意
● 講義中のPCの使用を原則禁止とします。
● 2011年度春学期は学事日程変更により、5月22日(日)および7月18日(月・祝)にも授業があります。また、補講として5月21日(土)および7月9日(土)には、2コマ連続授業があります。これらに参加できることを確認のうえ、履修してください。

■ 履修制限
履修人数を制限する(最大約150人まで):初回授業時に志望理由を書いてもらいます。

授業計画
第1回 イントロダクション (5/9 月)
ニクラス・ルーマンの提唱した「社会システム理論」の魅力はどこにあるのでしょうか? また、物事をシステムとして抽象化して考えるということには、どのような意義があるのでしょうか? この授業の目的と内容、および進め方について説明します。

第2回 学びの対話ワークショップ (5/16 月)
各自の学び方とその経験について語り合うワークショップを行ないます(学びのパターン・ランゲージである『学習パターン』を、コミュニケーション・メディアとして用いて、「コミュニケーションの連鎖」を引き起こすワークショップです)。

第3・4回 ゲストスピーカー鼎談『“自分”から始まる学びの場のデザイン』(5/21 土)
ゲストスピーカーとして、東京コミュニティスクール校長の市川力さんと、カタリバ代表理事の今村久美さんをお呼びし、鼎談を行ないます。
※補講日 5月21日(土)3・4限に実施

第5回 ダブル・コンティンジェンシーと社会形成 (5/22 日)
人は自由な意志にもとづいて考え、行動しています。それにもかかわらず、社会はある秩序をもって成り立っています。このようなことはいかにして可能なのでしょうか? 授業では、出来事や選択が「別様でもあり得る」(コンティンジェントである)ということ、そして、複数の人が集ると、お互いに相手を予測できないために自分の行為を決定できないという「ダブル・コンティンジェンシー」の問題が発生することを理解します。そして、「ノイズからの秩序」という考え方を用いて、社会形成の仕組みについて考えます。

第6回 行為とコミュニケーション (5/23 月)
社会システム理論では、「コミュニケーション」は、従来の社会学でいう「行為」の延長線上にあるものではないと捉えます(つまり、単なる社会的行為や言語的行為ではないと捉えます)。それでは、いったいコミュニケーションとはどのような出来事なのでしょうか? 授業では、従来のような「情報の移転」という捉え方ではない新しい「コミュニケーション」の捉え方について理解します。そのうえで、「コミュニケーション」が「行為」とはどのように異なるのかについて考えていきます。

第7回 コミュニケーションの生成・連鎖としての社会システム (5/30 月)
社会システム理論では、社会の構成要素は人ではなく「コミュニケーション」であるといいます。ここに、社会の捉え方に関する理論的革新があります。それでは、コミュニケーションを中心として社会を捉えると、どのように捉えることができるのでしょうか? 授業では、社会をコミュニケーションの生成・連鎖として捉える視点、および、人間の思考を意識の生成・連鎖として捉える視点を身につけます。また、自分で自分を生み出し続けるシステムを理解するうえで重要な「自己言及」(自己準拠)や「オートポイエーシス」(自己生成)の概念を学びます。

※ 6/6 休講

第8回 コミュニケーションの不確実性とメディア (6/13 月)
コミュニケーションにはいろいろな不確実性が伴うため、本来は成立が困難なものです。それにもかかわらず、日常生活ではふつうにコミュニケーションが成り立っています。いったいどのような仕組みでコミュニケーションが実現できているのでしょうか? 授業では、コミュニケーションにまつわる三つの不確実性(他者理解の不確実性、到達の不確実性、コミュニケーション成果の不確実性)と、それらの不確実性を確実性へと変換するメディア(言語、拡充メディア、コミュニケーション・メディア)について理解します。

第9回 近代社会の機能分化とシステム類型 (6/20 月)
社会システム理論では、近代社会は、経済、法、学問、宗教など、機能的な分化が起こったと捉えます。つまり近代社会では、経済システム、法システム、学問システム、宗教システムなどがそれぞれ自律的に動いているということです。それぞれの機能システムは、どのようなコードで動いているのか、また、それがどのように発展してきたのかを見ていきます。また、社会システムのいくつかの類型(タイプ)、つまり「相互行為」、「組織」、「(全体)社会」、「社会運動」の特徴について概観します。

※ 6/27、7/4 休講

第10・11回 ゲストスピーカー対談『学びと創造の場づくり』 (7/9 土)
ゲストスピーカーとして、企業・組織における学習やコミュニケーション、リーダーシップについて研究している東京大学大学総合教育研究センターの中原淳さんをお呼びし、対談を行ないます。
※補講日 7月9日(土)3・4限に実施

第12回 オートポイエーシスの考え方 (7/11 月)
ルーマンが引き継ぎ、精緻化した「オートポイエーシス」の考え方について再考します。

第13回 期末発表会 Part 1 (7/18 月・祝)
各自の期末レポートの内容を発表してもらいます。

第14回 期末発表会 Part 2 (7/25 月)
各自の期末レポートの内容を発表してもらいます。
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世界でも珍しい「パターンランゲージ」の授業、講義映像&資料公開

2010年度秋学期に慶應義塾大学SFC(総合政策学部/環境情報学部)で僕が行った授業「パターンランゲージ」の講義映像と資料が、全回分ネットで公開されている。パターンランゲージについての授業ということで、世界でもかなり珍しい授業だと思う。中埜博 氏、竹中平蔵 氏、江渡浩一郎 氏との対談も必見。興味がある方は、ぜひどうぞ。


「パターンランゲージ」@SFC-GC (Global Campus)
2010年度秋学期(担当:井庭 崇)

http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/class/class_top.cgi?2010_25136

この授業では、創造・実践のための言語として「パターンランゲージ」を取り上げ、その考え方と方法を学びます。パターンランゲージは、創造・実践の経験則 を「パターン」という単位にまとめ、それを体系化したものです。かつて、建築家のクリストファー・アレグザンダーは、建物や街の形態に繰り返し現れる関係性をパターンとしてまとめました。その後この考え方は、ソフトウェア開発の分野に応用され、成功を収めました。SFCでは、「SFCらしい学び」のパターン・ランゲージとして、「学習パターン」(Learning Patterns)が制作・配布されています。この授業では、パターンランゲージの考え方を学びながら、創造的コラボレーションや社会デザイン、ものづくりなど、新しい分野において、自らパターン・ライティングできるようになることを目指します。


授業内容

第01回 Introduction
この授業の内容と進め方について説明します。

第02回 Philosophy of Pattern Language
パターン・ランゲージの背景にある思想・哲学について学びます。

第03回 Pattern Forms / Case: Learning Patterns
パターンの形式について理解します。事例として、SFCで制作・配布されてい る「学習パターン」を取り上げます。

第04回 The Nature of Order
パターン・ランゲージを提唱したクリストファー・アレグザンダーの思想や その可能性について考えます。(ゲスト対談:中埜博 氏)

第05回 Pattern Mining
対象のなかからパターンを見つける方法について学びます。

第06回 Pattern Writing (1)
パターン・ランゲージを記述する方法について学び、作成演習を行いま す。

第07回 Toward a Pattern Language for Policy Making (1)
自生的な社会を実現するための「政策」をつくるパターン・ランゲージの可 能性について考えます。(ゲスト対談:竹中平蔵 氏)

第08回 Toward a Pattern Language for Policy Making (2)
自生的な社会を実現するための「政策」をつくるパターン・ランゲージの可 能性について考えます。(ゲスト対談:竹中平蔵 氏)

第09回 Pattern Writing (2)
パターン・ランゲージを記述する方法について学び、作成演習を行いま す。

第10回 Media for Creation and Imagination
パターン・ランゲージや、そこから派生したツール/方法論について考えま す。(ゲスト対談:江渡浩一郎 氏)

第11回 Writer’s Workshop
グループワークで作成しているパターン・ランゲージを、履修者同士でレビ ューし合う「ライターズ・ワークショップ」を行います。

第12回6 Final Presentation
グループワークで作成してきたパターン・ランゲージの発表を行います。

第13回 Final Dialogue Workshop
すべてのグループのパターン・ランゲージを用いて、対話ワークショップを行います。
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