井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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井庭崇×江渡浩一郎 対談「創造の連鎖を引き起こす!」@ゲンロンカフェ

『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』 の出版を記念して、対談イベントを行います。第一弾は、本書でも対談している江渡浩一郎さんと、ゲンロンカフェにて!

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井庭崇×江渡浩一郎 対談

「創造の連鎖を引き起こす!
 ―― パターン・ランゲージとニコニコ学会β」

2013年11月12日(火)
19:00 〜 20:30



『パターン・ランゲージ ―― 創造的な未来をつくるための言語』の出版を記念して、編著者・対談者の井庭崇と江渡浩一郎が、最新の話題を交えて大胆に語り合う! 結局のところパターン・ランゲージって何? どう役立つの? 新しいジャンルのパターン・ランゲージって? クリストファー・アレグザンダーの思想と「ニコニコ学会β」の関係は? いま最先端の世界では何が起きているのか?などなど。お楽しみに!

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申し込み好評につき、客席を大幅に増設したため、まだ席があります。お早めに!

前売分:2500円 (1ドリンク付き)
当日券:3000円 (1ドリンク付き)
ゲンロン友の会または学生証のご提示:2500円(1ドリンク付き)

チケット購入はこちらから→ http://peatix.com/event/20230
ゲンロンカフェの行き方→ http://genron-cafe.jp/about.html#access


RP2PL-PR-200.jpg本対談イベントは、2013年10月末に出版された『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』の出版記念イベントです。

事前に読んできた方も、これから読もうと思っている方も、どちらも楽しめる内容の対談にするつもりです。

当日、開演前の17:30から本書の読書会が予定されているそうです。

当日会場での書籍販売も予定しています。


『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語[リアリティ・プラス]』 (井庭崇 編著, 中埜博, 江渡浩一郎, 中西泰人, 竹中平蔵, 羽生田栄一, 慶應義塾大学出版会, 2013)

出版社HP:http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766419870/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/4766419871/
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最新刊『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』出版!

ついに、出版されました!

『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語[リアリティ・プラス]』 (井庭崇 編著, 中埜博, 江渡浩一郎, 中西泰人, 竹中平蔵, 羽生田栄一, 慶應義塾大学出版会, 2013)

パターン・ランゲージの歴史から最新の動向までを語った対談本です。序章の解説は本書のために書き下ろした「パターン・ランゲージ入門」です。

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応急処置的な社会から、創造的な社会へ

▼パターン・ランゲージは、建築家クリストファー・アレグザンダーが提唱した知識記述の方法である。アレグザンダーは、町や建物に繰り返し現れる関係性を「パターン」と呼び、それを「ランゲージ」(言語)として記述・共有する方法を考案した。彼が目指したのは、誰もがデザインのプロセスに参加できる方法だった。ある「状況」で生じる「問題」をどのように「解決」すればよいのかという「デザインの知」を記述したパターン・ランゲージは、創造的な未来をつくるための共通言語となる。

▼建築分野で考案され、ソフトウェア分野で大きく発展したパターン・ランゲージは、いま、あらゆる分野の創造を誘発する「クリエイティブ・メディア」として進化する。本書では気鋭の研究者・井庭崇が、中埜博、江渡浩一郎、中西泰人、竹中平蔵、羽生田栄一という各界のフロントランナーを迎え、「パターン・ランゲージ」の可能性について徹底討論。読者のリアリティに新たな知をプラスする!

▼「リアリティ・プラス」(Reality+)
「プラス」は何かを加えるという意味であるが、「リアリティ」には二重の意味を込めてある。第一に、読者がもっている物事の見方のレパートリーに、新しい要素――アカデミックな分野での最先端の知と方法――を加えることで、それまで抱いていたものとは異なる現実感(リアリティ)を得られるようになることを支援したい。第二に、本書で提示される知と方法を踏まえた仕組みや道具、制度、組織をつくることで、現実(リアリティ)を変える力をもつことを支援したい。このような思いが、「リアリティ・プラス」という名称に込められている。



『パターン・ランゲージ :創造的な未来をつくるための言語』 目次

プロローグ

序 章 創造的な未来をつくるための言語――パターン・ランゲージ入門(井庭 崇)
適応しながら成長する全体 / 「名づけえぬ質」を育む / いきいきとした町や建物を構成するパターン / パターンはデザインを支援する / パターンの言語化 / パターン・ランゲージの三つの世代とその特徴 / パターン・ランゲージ再考

第1章 建築におけるパターン・ランゲージの誕生(中埜 博 × 井庭 崇)
建築、コンピュータ、メタボリズム / 「意識の文化」と「無意識の文化」 / 重なり合いを含むセミラティス構造をどうつくるか / 言語とそれが生み出す質 / アレグザンダーのパターン・ランゲージのつくり方 / 語りとパターン・ランゲージ / パターン・ランゲージによって世界の捉え方が変わる / パターン・ランゲージの背後にある倫理観 / ひとつの美学を確立する

第2章 建築からソフトウェアへ――パターン・ランゲージの展開(江渡浩一郎 × 中西泰人 × 井庭 崇)
利用者参加型設計プロセスと増改築の方法 / ソフトウエア開発の分野での展開 / パターン・コミュニティ / 名づけえぬ質 / パターン・ランゲージをつくってわかったこと / パターン・ランゲージの新しい可能性 / 名づけることの重要性 / 身体化と守破離

第3章 政策言語=政策デザインのパターン・ランゲージをつくる(竹中平蔵 × 井庭 崇)
パターン・ランゲージと政策言語 / 政策言語のつくり方 / どのような政策がよい政策か / 政策に関わるそれぞれの主体 / 戦略は細部に宿る / どういう順番で政策を打ち出すのか / 「よい社会」のパターン / 現場を信じて現場に任せる / 日本のこれからの課題 / 政策言語の可能性

 付録 政策言語(プロトタイプ・バージョン0.1)(井庭 崇 × 竹中平蔵)
 社会のパターン / 政策のパターン / 政策形成のパターン

第4章 パターン・ランゲージとネイチャー・オブ・オーダー(中埜 博 × 羽生田栄一 × 井庭 崇)
パターン・ランゲージの進化――建築、ソフトウエア、人間行為 /パターン・ランゲージをめぐるそれぞれの経験 / パターン・ランゲージをつくる・使う / 語りのメディア・対話のメディアとしてのパターン・ランゲージ / 普遍的・間主観的・個別的なパターン・ランゲージ / 「センター」という重要概念 / 「いきいきとした質」を生み出一五の基本特性 / パターン・ランゲージの背後にある東洋のシステム理論 / AシステムとBシステムの戦い / 震災復興をめぐるAシステムとBシステム / アレグザンダーから日本へのメッセージ

エピローグ
文献案内
パターン名索引
事項索引
人名索引



出版社HP:http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766419870/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/4766419871/
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「パターン・ランゲージを企業・経営にどう活かすか」(11月23日午後)

2013年11月23日(土・祝)に、パターン・ランゲージの活用についてのトークセッションを行います。

パターン・ランゲージとは何かという基本から、実際の企業での活用事例までを紹介しながら、これからの可能性を語り合います。


「パターン・ランゲージを企業・経営にどう活かすか」
日時: 2013年11月23日(土・祝) 15:30-17:00
場所: 東京ミッドタウン ホール&カンファレンス4階 Room 5

   [ ORF(オープン・リサーチ・フォーラム)のセッション企画 ]
入場: 無料 / 事前登録不要

井庭  崇(慶應義塾大学総合政策学部 准教授)
岩波 純生(大日本印刷株式会社 研修部)
亀田 和宏(大日本印刷株式会社 ソーシャルイノベーション研究所 所長)
小原 大樹(ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社)
熊坂 賢次(慶應義塾大学環境情報学部 教授)

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(写真は2011年のORFセッションの模様)


組織を「創造的な体質」に変え、創造性が発揮される状態をつくるためにはどうしたらよいのでしょうか?

本セッションでは、組織を創造的な体質に変える「クリエイティブ・シフト」を実現するために、「パターン・ランゲージ」という知識記述の方法を導入・活用することについて検討します。

パターン・ランゲージとは、創造活動の実践知を記述・共有するための方法です。もともとは建築の分野で考案され、ソフトウェア開発の分野で大きく発展し、最近ではより広い範囲の創造的な人間活動の支援に用いられているものです。

慶應義塾大学SFC 井庭研究室では、これまで、創造的なコラボレーションや創造的な学びのパターン・ランゲージ等をつくってきました。それらがどのようなもので、組織の体質改善にどのように用いることができるのかを紹介します。

また、企業・組織内に蓄積している暗黙的な実践知を掘り起こし、パターン・ランゲージとして記述・共有するという「新しいタイプの研修」について、大日本印刷株式会社(DNP)を始めとする具体事例を紹介し、これからの展開可能性について話し合います。

企業や各種組織で組織運営や研修・教育を担っている方、組織文化の醸成に関心がある方、新しい方法論に興味がある方は、ぜひお越し下さい。


【参考】
● 「クリエイティブ・シフト - パターン・ランゲージによる創造的な組織づくり」(井庭 崇, エンタープライズ・ジン「ビズジェネ」連載)
連載トップ:http://enterprisezine.jp/article/corner/287/

●『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』(井庭 崇 編著, 中埜 博, 江渡 浩一郎, 中西 泰人, 竹中 平蔵, 羽生田 栄一, 慶應義塾大学出版会, 2013)
出版社HP:http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766419870/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/4766419871/

●『プレゼンテーション・パターン: 創造を誘発する表現のヒント (パターン・ランゲージ・ブックス) 』(井庭崇+井庭研究室, 慶應義塾大学出版会, 2013)
出版社HP:http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766419894/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/4766419898/
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創造社会へのパスポート(井庭研スタンプラリー@ORF2013)

2013年11月22日・23日に東京ミッドタウンで開催されるORF(オープン・リサーチ・フォーラム)で、今年 井庭研は、展示ブースを会場全体に分散配置させることにしました。

そして、あちこちに点在している井庭研ブースを巡る「スタンプラリー」を実施します!

今年このような形態にするのには、ワケがあります。

現在、井庭研では20弱のプロジェクトが走っています。それらのプロジェクトのテーマはかなり幅広く、ORF会場でいうと全領域をカバーするくらいの多様なテーマがあるのです。

そうであるならば、それぞれのテーマを適した領域にきちんと置き、パターン・ランゲージの適用範囲の「幅広さ」を体感してもらいたい。そう考えたのです。

そこで、展示会場A〜Eのそれぞれの領域に井庭研ブースを配置しました。

名づけて「創造社会へのパスポート」。

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来場者の方には、井庭研特製のパスポートをお渡しします。

このパスポートを手に井庭研ブースを探し、研究の説明を聞いたら、そのブースのスタンプを押すことができます。

6カ所すべてのブースをまわると、素敵なプレゼントも用意していますよ!

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もちろん、発表形態だけでなく、発表内容も革新的・魅力的です。

今年も、まったく新しい領域のパターン・ランゲージや、パターン・ランゲージの活用方法やシステムなど、新しい成果が目白押しです。

創造的な未来に思いを馳せながら、ぜひ、井庭研ブースを巡っていただければと思います!

慶應義塾大学 SFC OPEN RESEARCH FORUM "創のbazaar"
2013年11月22日(金)・23日(土・祝)

東京ミッドタウン・ホール B1F
会場マップ→ http://orf.sfc.keio.ac.jp/jp/map

【ゾーンA】ユビキタス・インフラ・通信・技術—高信頼情報社会
A03 井庭崇研究室「創造社会へのパスポート:自発的な学び・成長を形づくる」

【ゾーンB】身体知・ヘルスケア・ライフサイエンス—健康高齢社会)
B04 井庭崇研究室「創造社会へのパスポート:状況に応じて臨機応変に行動する」

【ゾーンC】政策・文化・ガヴァナンス—国際戦略設計
C06 井庭崇研究室「創造社会へのパスポート:変わりゆく世界の中で自分らしく生きる」

【ゾーンD】社会・グローバル・地域・教育—社会イノベーション
D11 井庭崇研究室「創造社会へのパスポート:組織・コミュニティの言語をつくる」
D12 Generative Beauty Project「The 4th Place ~自分をかたちづくる第四の場所~」


【ゾーンE】デザイン・環境デザイン—環境共生
E09 井庭崇研究室「創造社会へのパスポート:つくり方をつくる・継承する」
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今年も11月22・23日に、六本木でORFが開催されます!

2013年11月22日・23日に、六本木・東京ミッドタウンで、SFCの研究発表フォーラムである「ORF」(オープン・リサーチ・フォーラム)が開催されます。

今年は、僕と井庭研関係では、パターン・ランゲージについてのトークセッションが3つ、井庭研の展示ブースが6カ所、高校生向けのトークセッションが1つあります。

それぞれの企画については、今後、詳細情報を書きたいと思います。

まずはこの2日間、ぜひ会場にお越し下さい!


慶應義塾大学 SFC OPEN RESEARCH FORUM "創のbazaar"
2013.11.22 (金) - 23 (土・祝)
東京ミッドタウン ホール&カンファレンス(六本木)

http://orf.sfc.keio.ac.jp/

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SFCを体現する言葉の一つに「創」があります。創には、創造、創発、創意、創見など、はじめる、つくるという意味があります。まさに、常に新結合がもたらされ、新しい知、価値が生まれいずる処であるSFCは創のキャンパスといえるでしょう。
ORF2012では「知のbazaar」を開催し、たくさんの方々に来場いただきました。
bazaarとは、多様な人たちが自由に行き交い、対等に、かつ自発的に交易するオープンなプラットフォーム。ORF2013では「創のbazaar」にシンカ(進化、深化、新化)して、さらに新しい価値や可能性を生み出し、知の創発をもたらします。そして、皆さまと一緒に社会を元気にするための「銀の弾丸(silver bullet)」を探り出して、自我作古(我より古を作す)の気概をもって未来を創ってまいります。
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