井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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SFC「創造社会論2014」対談まとめ(全回 映像公開中!)

この春から新しくSFCに設置された科目「創造社会論」では、毎回ゲストの方をお呼びして、創造的な社会のあり方や生き方について語り合いました。

今年度は「デザイン」「空間」「商い」「教育」「地域」「文化」「生き方」をテーマに掲げ、以下の方々にお越しいただきました。

【デザイン】水野 大二郎さん(慶應義塾大学環境情報学部専任講師)
【空間】中川 敬文さん(UDS株式会社 代表取締役社長)
【商い】小阪 裕司さん(オラクルひと・しくみ研究所代表 / ワクワク系マーケティング実践会主宰)
【教育】市川 力さん(東京コミュニティスクール 校長)
【地域】飯盛 義徳さん(慶應義塾大学総合政策学部教授 / 特定非営利活動法人鳳雛塾ファウンダー)
【文化】ドミニク・チェンさん(株式会社ディヴィデュアル / コモンスフィア理事)
【生き方】四角 大輔さん(Lake Edge Nomad Inc.代表)


各対談の詳細や写真、対談映像などは、以下のページに掲載されています。

  • 水野大二郎×井庭崇 対談「デザイン」
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  • 中川敬文×井庭崇 対談「空間」
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  • 小阪裕司×井庭崇 対談「商い」
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  • 市川力×井庭崇 対談「教育」
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  • 飯盛義徳×井庭崇 対談「地域」
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  • ドミニク・チェン×井庭崇 対談「文化」
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  • 四角大輔×井庭崇 対談「生き方」
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  • 創造社会論 | - | -

    【映像公開】四角大輔×井庭崇対談「創造社会論:生き方」

    創造社会論」の7人目のゲストは、四角大輔さん(Lake Edge Nomad Inc.代表)でした。

    最終かにあたる今回は、四角大輔さんと「創造的に生きる」ということについて語り合いました。とても刺激的でクリエイティブな対談でした!

    東京とニューヨークを行き来しながら、ニュージーランドの湖畔で自給自足の生活を送っている四角さん。バリバリのミュージシャンのプロデューサーから、そのような生活にシフトできたのはなぜ?

    場所の制約を受けない働き方はどういう感じ?

    自分が暮らすために必要な「ミニマムライフコスト」を知る大切さ。

    街の中でのクリエイティビティと、自然の中のクリエイティビティ。

    稼ぐ力とは違う、本当の意味で「生きていく力」。

    左脳はマーケティングの嵐にやられている。

    まず、心で感じることを大切にして、それから左脳ですごく考える。

    頭のなかでのシミュレーションは大切。

    未来イメージは、漠然としているもの。具体的であったなら、疑ったほうがよいかもしれない。

    Future Mining=未来イメージを自分の中から掘り出していく。

    みんなそれぞれいびつで、普通なんてない。

    人生は実験だ。

    一人になって静かに考える場所(シンキング・プレイス)、つまり、「ザ・フォース・プレイス(第四の
    場所)」が必要だ。

    一緒に仕事をする仲間、「ゆるギルド」。

    プロデュースで大切なこと。

    などなど、かなり面白い話がたくさんできました!
    (上のリストは、四角さんが話したものと僕が話したものが混じっています。)


    創造社会論 第13回(映像&スライド)
    http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/flv/flv_play_gc.cgi?2014_38368+13+1

    創造社会論 第14回(映像)
    http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/flv/flv_play_gc.cgi?2014_38368+14+1


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    創造社会論 | - | -

    【映像公開】ドミニク・チェン×井庭崇対談「創造社会論:文化」

    創造社会論」の6人目のゲストは、ドミニク・チェンさん(株式会社ディヴィデュアル / コモンスフィア理事)した。

    「クリエイティブ・コモンズ」(CC)の話から始まり、「TypeTrace」をはじめとした開発ソフトウェアの紹介へ。そこから、ドミニク・チェンさんが重視しているヴァレラらの「autopoiesis」(オートポイエーシス)や、ギブソンの「active touch」(能動触)、エリクソンらの「generativity」(世代継承性)の概念へと移り、「始まりもなければ終わりもない」「学習は終わらない」「読むことは書くこと」という話に。

    さらに、創造とはどういうことか、創造とコミュニケーションの関係はどうなっているのかについて、僕(井庭)の創造システム理論の紹介も交えながら語り合った。

    変えることが難しい既存の制度の上に新たなレイヤーを重ねてそこで創造の連鎖が起きる仕組みをつくるということ、そして、対象の内側に入ってシステムの改変するということについて、考察・議論のための重要な一歩を踏み出した対談でした。まだまだ語り合い足りないので、次の機会もぜひつくりたいと思います。


    創造社会論 第11回(映像&スライド)
    http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/flv/flv_play_gc.cgi?2014_38368+11+1

    創造社会論 第12回(映像)
    http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/flv/flv_play_gc.cgi?2014_38368+12+1

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    【映像公開】飯盛義徳×井庭崇対談「創造社会論:地域」

    創造社会論」の5人目のゲストは、飯盛 義徳さん(慶應義塾大学総合政策学部教授 / 特定非営利活動法人鳳雛塾ファウンダー)でした。

    飯盛(いさがい)さんは、1990年代後半から、「自分で考えて、自分で決めて、行動できる人」を育てる「鳳雛塾」を立ち上げ、ケースメソッドを中心に人材育成に取り組んできました。鳳雛(ほうすう)というのは、未来の英雄という意味で、地域のリーダーになるような人を育てていきたいという思いがあったといいます。

    ケースメソッドのケースも、当初はビジネススクールで用いられるようなものを使っていたのですが、やはり自分たちと遠い大規模なビジネスのケースだとリアリティがないということで、自分たちの教材、しかも映像も駆使した新しいケース教材を開発してきたということです。

    現在、全国に「○○鳳雛塾」というのが広がっており、これから連携も進んでいくと思われます。対談では、ケースメソッドとパターン・ランゲージの類似点や違いなども多く語り合いました。


    創造社会論 第9回(映像&スライド)
    http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/flv/flv_play_gc.cgi?2014_38368+09+1

    創造社会論 第10回(映像)
    http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/flv/flv_play_gc.cgi?2014_38368+10+1


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    【映像公開】市川力×井庭崇対談「創造社会論:教育」

    創造社会論」の4人目のゲストは、市川力さん(東京コミュニティスクール校長)でした。

    「探究するコミュニティづくり」のために「自ら探究し続ける」「おっちゃん」市川さんと、これからの学びの場・教育のあり方についてアツく語り合いました。とても重要な話ばかりで、めちゃくちゃ面白かった!

    ●教育のWhat(何をやるのか)やHow(どうやるのか)ではなく、Why(なぜやるのか)を考えたい

    ●スクールフリー=脱『学校』的教育観

    ●みんなが頭グルグル、体イキイキ、心ワクワク

    ●「生成的な参加者」(Generative Participant, Generator)

    ●自己肯定感は、自己中から始まる

    ●ミッションの段階的発展「My Discovery」→「Your Discovery」→「Our Discovery」の My から
    Your にはどうやったら上がることができるのか?

    ●面白がる

    ●言葉の重なりから発想が広がる「だじゃれ発想法」

    ●キラキラワードの「個性」ではなく「変」が重要

    ●「みんなのそれぞれのマイノリティなところ」

    ●「偏差値」ではなく「変さ値」

    ●普通から差異をつくる

    ●ソクラテスのハチャメチャ感が重要

    ●挑発文化

    ●半教半X

    ●探究コミュニティ(TQ Community)

    ●探究者は偶然を必然にしていく


    創造社会論 第7回(映像&スライド)
    http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/flv/flv_play_gc.cgi?2014_38368+07+1

    創造社会論 第8回(映像)
    http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/flv/flv_play_gc.cgi?2014_38368+08+1


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