井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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『三田評論』に『パターン・ランゲージ』本の「執筆ノート」を書きました。

慶應義塾機関誌『三田評論』(2014年1月号)の「執筆ノート」のコーナーに、『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』について書きました。ぜひご覧ください。

  • 井庭崇, 【執筆ノート】『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』, 三田評論, 2014年1月号, 2014

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    『三田評論』
    http://www.keio-up.co.jp/mita/
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    【告知】井庭崇×中埜博 対談「創造的なコミュニティをつくるための方法論」

    『パターン・ランゲージ』刊行記念トークイベントとして、下記のような対談イベントを行います。

    井庭崇×中埜博 対談「創造的なコミュニティをつくるための方法論」
    2014年1月23日(木) / 代官山蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース

    詳細情報&申し込み→ http://tsite.jp/daikanyama/event/003040.html

    応急処置的な社会から、創造的な社会にシフトするためには何が必要か? 組織や地域、社会が創造的に活動するための基盤となる「パターン・ランゲージ」の方法とその可能性について、『パターン・ランゲージ ―― 創造的な未来をつくるための言語』の著者である井庭崇と中埜博が語り合う。デザイン(設計)の本質、これからの町づくりの方法論、いきいきとした生き方のデザイン、創造社会(クリエイティブ・ソサエティ)へのヴィジョンなど、これからの社会のあり方と生き方について考えるためのヒントが盛りだくさん。お楽しみに!

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    井庭 崇(いば・たかし)
    1974年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部准教授。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、同大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。千葉商科大学政策情報学部専任教員(助手)、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院 Center for Collective Intelligence 客員研究員等を経て、現職。編著書・共著書に、『複雑系入門――知のフロンティアへの冒険』(NTT出版、1998年)、『社会システム理論――不透明な社会を捉える知の技法』(慶應義塾大学出版会[リアリティ・プラス]、2011年)、『プレゼンテーション・パターン――創造を誘発する表現のヒント』(慶應義塾大学出版会[パターン・ランゲージ・ブックス]、2013年)、『パターン・ランゲージ――創造的な未来をつくるための言語』(慶應義塾大学出版会[リアリティ・プラス]、2013年)など。

    中埜 博(なかの・ひろし)
    1948年生まれ。合同会社CEST代表。コミュニティ・アーキテクト。早稲田大学理工学部建築学科卒業。カリフォルニア大学バークレー校環境設計学部建築学科大学院修了。環境構造センター在日代表として、クリストファー・アレグザンダーの日本での建設プロジェクト「盈進学園プロジェクト」に参加(1982~1986年)。他にも、東京都台東区の谷中銀座商店街でのプロジェクト(1997~1999年)など、アレグザンダーの考え方にもとづく町づくりを手がけている。著書に 『パタンランゲージによる住まいづくり』(井上書院、1988年)、監訳書に クリストファー・アレグザンダー『パタン・ランゲージによる住宅の生産』(鹿島出版会、2013年)。電子ブックレットに 『やわらかいパタンランゲージ』シリーズ(2009年)。建築作品多数。

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    おすすめ本を選び、POPを書いたブックフェアを開催中!@代官山蔦屋書店

    代官山蔦屋書店では、僕がおすすめ本を選び、POPを書いたブックフェアを2つ開催中です。

    まずひとつは、昨年から継続中の『プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント』(井庭崇+井庭研究室, 2013)の棚で、一緒に読むとよい10冊を選び、POPを書きました。約1年間にわたり、この棚は好評とのことで、うれしい限りです。

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    また、新しい棚は、『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』(井庭崇 編著, 2013)の棚です。一緒に読むと理解が深まる30冊を選びました。パターン・ランゲージの考案者 クリストファー・アレグザンダーの邦訳書もすべてそろえました。

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    ぜひ、実際に書店に行って、手に取って見てみてください。

    代官山蔦屋書店 (代官山T-SITE)
    http://tsite.jp/daikanyama/access/
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    2014年度 井庭研 新規メンバー募集プロジェクト(最新)&井庭研説明会の日程

    井庭研究室では、以下の8つのプロジェクトで、2014年度の新規メンバーを募集します。

    エントリー希望者は、2013年12月26日(木)6限と、2014年1月9日(木)5限に開催される「井庭研説明会(新規履修希望者向け)」のどちらかに参加してください。どちらも、λ23教室で行います。

    この説明会のどちらかに参加することが、履修エントリーの条件になっているので、予定を調整して必ず参加するようにしてください。


    【2014年度 井庭研の新規メンバー募集プロジェクト】

    1. Future Language(未来ヴィジョンの言語化と創造的コラボレーションを実現するための支援)
    「複数人によるコラボレーションで未来ヴィジョンをつくり、実現する方法」を探究しながら、実際に学外でも実践活動を行っていきます。探究の成果は日々パターン・ランゲージとして記述・更新し、共同研究/コラボレーターの企業・地域・学校とともに実践していきます。キーワードは、「未来共創」「コラボレーション」「パターン・ランゲージ」「フューチャー・ランゲージ」です。

    2. Generative Films & Magazine(パターン・コミュニティの創造の軌跡を辿る映像・雑誌の制作)
    パターン・ランゲージやそのコミュニティに関する「雑誌」をつくるプロジェクトです。映像連動型の月刊誌「Generative Magazine」(仮)で、4月創刊号で月刊、そして、ORFで特集号を目指します。創造社会を支援するための手段であるパターン・ランゲージの方法・分野が、いかにしてつくられてきたのかを、関係者の語り(証言・思い)によって明らかにし、それをまとめた雑誌・映像を編集・制作します。またその雑誌のなかで、井庭研のプロジェクトや、それ以外のパターン・ランゲージ関係のプロジェクトやイベントを紹介するコーナーをつくったり、エディターがおすすめのパターンを紹介というコーナーなどもやりたいと思っています。パターン・ランゲージや創造性、コミュニティ・ビルディングに興味がある人で、雑誌の執筆や編集、映像の撮影や編集で腕を発揮したい人を歓迎します。


    3. CoCooking(協働料理による問題解決のパターン・ランゲージの制作)
    「料理」は、私たちの生活に一番密着した「つくる」行為です。料理はその行為においても成果物においても、様々な問題を解決する力を秘めています。そこで、日常の発想の中で料理が当たり前になったら、きっと素敵な世界観が待っているでしょう。例えば、友達同士や同僚間の「今日どこに飲み行く?」が、「今日は何の料理つくる?」になったら楽しいと思いませんか? このように「一緒に料理をする」という行為に注目して、料理がもっと当たり前に、カジュアルに行われる仕組みをつくっていくのが、CoCooking Projectです。

    4. Creative Learning(創造的な学びを実現するためのパターン・ランゲージの制作)
    創造性を育むことができる「つくることによる学び」やそのような力を育む教育のあり方について探究します。来年度は、小学生が使える「ラーニング・パターン」をつくったり、高校生や大学生と一緒にプロジェクト型の活動を行っているNPOとの共同研究など、創造的なプロジェクト活動での学びをよりよくする方法のパターン・ランゲージを作成していきます。教育や人材育成など、年齢や場を問わず、「人が学んでいく」ということに関心があり、使命感を持って積極的に活動してくれる人を歓迎します。

    5. Self Design(自分の生き方をつくるワークショップの実施)
    学校と家庭で多くの時間を過ごす学生は、必然的にそのコミュニティでの価値観や生き方にとらわれ、視野が狭くなってしまいがちです。しかし、 現代社会においては、固定的な価値観にとらわれることなく、多様性を踏まえたうえで自分が納得する行動を選択し、自分自身の生き方をつくっていく必要があるのではないでしょうか。Self Design Projectでは、高校生をメイン・ターゲットにパターン・ランゲージを用いたワークショップを通して、自分自身が自らの生き方をつくっていくための支援を行います。

    6. good old future(日本らしい「古き良き未来」をつくることの支援)
    欧米の手法を取り入れることにより成長してきた近代日本。これまでのようにお手本を見つけそのやり方をただ真似るのではなく、自分たちで自分たちの未来を生み出せるような手法を考え、実行していくことが必要ではないでしょうか。そのために私たちは、現代まで時を超え継承されてきた日本文化の質を探り、その質に内在する合理的な理由を”ことば”にし、未来の社会をつくるための仕組みづくりにその”ことば”を活用して取り組みます。私たちはこのような未来像を「古き良き未来」(good old future)と呼び、その実現に向けた研究活動を行っています。

    7. Survival Language(大地震で生きのびるためのパターン・ランゲージの制作、および新しい防災教育の実施)
    地震への備えや地震発生時のよりよい行動について考え、コミュニケーションをはかり、実践するための新しいタイプの防災支援ツールとして、「サバイバル・ランゲージ」と呼ぶパターン・ランゲージを制作しています。防災の実践的な知恵を「小さな単位」 にまとめ、それに覚えやすい名前をつけることにより、ひとつひとつの知恵を自分の生活に取り入れたり、語り合ったりしやすくなります。また、地震発生時においても、迅速な意思決定や行動ができるように、印象に残りやすい言葉やイラストにしています。なお、本プロジェクトは、井庭崇研究室・大木聖子研究室の共同研究プロジェクトです。

    8. Generative Beauty(いきいきと美しく生きることについてのワークショップの実施)
    「いきいきと美しく生きる」ことを支援するパターン・ランゲージであるGenerative Beauty Patterns を用いて、語り合ったり、自分なりの新しいパターンをつくったりするワークショップを開発・開催します。ワークショップは、国内で日本語で行うとともに、海外で英語でも行います。美や美容に関心がある人はもちろん、自分の英語力を活かし、海外で新しいタイプのワークショップのファシリテーターをやりたいという人も歓迎します。メンバーの卒業等に伴い、2014 年度からまた新しくプロジェクトを立ち上げます。


    【井庭研説明会(新規履修希望者向け)の日程】
     2013年12月26日(木)6限 @ λ23教室
     2014年 1月 9日(木)5限 @ λ23教室


    ※どちらかに参加することが、履修エントリーの条件になっているので、予定を調整して必ず参加するようにしてください。
    井庭研だより | - | -

    ドミニク・チェン× 井庭 崇 対談「創造のシステム」(2013年12月14日)

    2013年12月14日(土)に、ドミニク・チェンさんと対談します。

    SFC授業「複雑系の数理」の一環として行われますが、授業履修者以外の聴講も歓迎します!学外の方も含め、興味がある方はぜひご参加ください。

    ドミニク・チェン× 井庭 崇 対談「創造のシステム」
    2013年12月14日(土)13:00〜16:30(3・4限)

    慶應義塾大学SFC 大学院棟 τ11教室

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    ドミニク・チェン(Dominick Chen)
    1981年、東京生まれ、フランス国籍。2003年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)卒業、2006年東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、2013年同大学院博士課程修了(学府長賞受賞)。博士(学際情報学)。
    2004年より日本におけるクリエイティブ・コモンズの立ち上げ活動に携わり、2007年7月よりNPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(現コモンスフィア)理事。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを採用した多数のプロジェクトの立案・企画・支援に従事してきた。
    2008年4月に株式会社ディヴィデュアルをを共同設立、同年9月よりウェブ・コミュニティ『リグレト』の企画・運営・開発に携わる。タイピング記録ソフトウェア『TypeTrace』のウェブ版の提案で2008年度未踏IT人材発掘・育成事業スーパークリエータ認定(2009年5月)
    著書・編著書に、『SITE/ZERO vol.3―情報生態論──いきるためのメディア』(メディアデザイン研究所、2008年)、『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック―クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社、2012年)、『オープン化する創造の時代―著作権を拡張するクリエイティブ・コモンズの方法論』(カドカワ・ミニッツブック、2013年)、『インターネットを生命化する プロクロニズムの思想と実践』(青土社, 2013年)など。

    井庭 崇(Takashi Iba)
    1974年、神奈川生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、同大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。千葉商科大学政策情報学部専任教員(助手)、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院 Center for Collective Intelligence 客員研究員等を経て、慶應義塾大学総合政策学部准教授。
    1999年より、複雑系の視点から社会・経済シミュレーションを構築するための方法論とツール「PlatBox」を開発。2004年からは、ニクラス・ルーマンの社会システム理論や、複雑ネットワーク分析の研究に従事し、新しい社会・コミュニティ分析の研究に取り組んだ。2002年から、パターン・ランゲージの制作・研究を始め、2009年に「ラーニング・パターン」、2011年に「プレゼンテーション・パターン」、2012年に「コラボレーション・パターン」を発表した。また、パターン・ランゲージを用いた対話ワークショップなど、新しい活用方法を考案・実践している。
    2013年9月に株式会社 創造社会研究所を設立、パターン・ランゲージを用いた創造性の支援のための商品・サービスの開発・提供に取り組む。
    編著書・共著書に、『複雑系入門――知のフロンティアへの冒険』(NTT出版, 1998年)、『社会システム理論――不透明な社会を捉える知の技法[リアリティ・プラス]』(慶應義塾大学出版会, 2011年)、『プレゼンテーション・パターン――創造を誘発する表現のヒント[パターン・ランゲージ・ブックス]』(慶應義塾大学出版会, 2013年:2013年度グッドデザイン賞受賞)、『パターン・ランゲージ――創造的な未来をつくるための言語[リアリティ・プラス]』(慶應義塾大学出版会, 2013年)など。
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    ORF2013で僕が登壇するセッション一覧

    2013年11月22日(金)・23日(土・祝)に、東京ミッドタウンで開かれるORF(Open Research Forum)で、僕が登壇するセッションの一覧は、以下の通りです。


    11月22日(金)

    トーク・セッション「創造的プロジェクトを成功に導くパターンとメディア」
    11月22日(金)13:00 ~ 14:30(4階 Room 3+4)
    中埜 博 × 堀切 和典(富士ゼロックス)× 徳田 英幸 × 井庭 崇
    セッションの紹介
    Facebook Eventページ

    著書トーク『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』
    11月22日(金) 17:00 ~ 17:30(ホール B1F [openA])
    井庭 崇 × 古川園 智樹 × 仲田 未佳(井庭研)× 瀬下 翔太(井庭研)
    セッションの紹介


    11月23日(土・祝)

    トーク・セッション「高校生のためのSFC講座」
    11月23日(土・祝)10:00 ~ 11:30(4階 Room 3+4)
    井庭 崇 × 清水 唯一朗 × 森 さち子 × 植原 啓介 × 大木 聖子 × 高汐 一紀 × 内藤 泰宏
    セッションの紹介

    トーク・セッション「パターン・ランゲージを企業・経営にどう活かすか」
    11月23日(土・祝)15:30-17:00(4階 Room 5)
    井庭 崇 × 岩波 純生(DNP) × 亀田 和宏(DNP) × 小原 大樹(ウィルソン・ラーニング ワールドワイド) × 熊坂 賢次
    セッションの紹介
    Facebook Eventページ

    すべて入場無料・事前登録不要です。当日会場でお会いしましょう!
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    著書トーク『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』

    2013年11月22日(金)に東京ミッドタウンで開かれるORF(Open Research Forum)において、著書『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』にまつわるトーク・セッションを行います。本の紹介をするとともに、それを踏まえて井庭研のメンバーと語り合います。


    著書展示&トーク『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』
    日時: 2013年11月22日(金) 17:00 ~ 17:30
    場所: 東京ミッドタウン ホール B1F [openA]

       [ ORF(オープン・リサーチ・フォーラム)のひとつの企画 ]
    入場: 無料 / 事前登録不要

    井庭 崇  (総合政策学部 准教授)
    古川園 智樹(環境情報学部 講師(非常勤) 井庭研メンバー)
    仲田 未佳 (総合政策学部生 井庭研メンバー)
    瀬下 翔太 (環境情報学部生 井庭研メンバー)

    オープンなセッション会場で、「刺激的な内容」の「ゆるやかなトーク」をお楽しみください。

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    【書籍情報】

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    『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』
    井庭崇 編著
    中埜博, 江渡浩一郎, 中西泰人, 竹中平蔵, 羽生田栄一
    リアリティ・プラス シリーズ
    慶應義塾大学出版会, 2013年10月

    出版社HP
    Amazon
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    今年のORFの井庭研ブースは、すごいよ!

    2013年11月22日・23日に東京ミッドタウンで行われるORF(Open Research Forum)で、井庭研は、これまでにない全く新しい領域のパターン・ランゲージを9つ発表します!

    テーマも多様ですが、表現についても新しいスタイルばかりで魅力的です。ぜひ見に来てください!

    Survival Language(大地震で生きのびるためのパターン・ランゲージ)

    Global Life Patterns(グローバルな時代における自分らしい生き方のデザインのためのパターン・ランゲージ)

    A Pattern Language for a good old future(日本文化のマインド・方法をヒントに「古き良き未来」をつくるためのパターン・ランゲージ)


    Personal Culture Patterns(自分らしさを育てていくためのパターン・ランゲージ)

    Omotenashi Patterns(心地よさを生み出すためのパターン・ランゲージ)

    Tsukkomi Patterns(日常会話を盛り上げてつなぐ秘訣のパターン・ランゲージ)


    Creative Education Patterns(創造性を育む教育のためのパターン・ランゲージ)

    Clothing Design Patterns(愛着のもてる服をつくるためのパターン・ランゲージ)

    Wedding Patterns(自分たちらしい結婚式をつくるためのパターン・ランゲージ)


    また、パターン・ランゲージを活用する新しいシステムやワークショップ、映像も初公開します!

    The 4th Place(Generative Beauty Patternsをヒントに、自分を見つめ直し、自分をかたちづくるための新しいWebサービス)
    ORFの初日にサービスを開始します。展示ブースでは、リアルな場でその体験ができます。

    Generative Films(パターン・ランゲージの考え方や歴史についてのインタビュー映像)
    ORFの初日にサイトの公開を始めます。展示ブースでは、ORF用に収録・編集した紹介映像を流します。

    Collaboration Design Workshop(Collaboration Patternsを用いてよりよいチームづくりを行うためのワークショップ)
    コラボレーション・パターンのカードを初公開!これを用いた次回ワークショップの告知もあります。

    Pattern Diagnostic Systems(パターン・ランゲージを用いて自分の成長の把握と促進を支援するシステム)
    現在開発中のシステムの概要を紹介します。


    今年の井庭研はあまりにも幅広い分野の成果が生まれたので、ORF展示会場のすべての領域に、井庭研ブースを出展することにしました。そして、それらの井庭研ブースを巡るスタンプラリーを開催することにしました。この企画もぜひお楽しみください!
    創造社会へのパスポート(井庭研スタンプラリー@ORF2013)

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    最新刊『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』出版!

    ついに、出版されました!

    『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語[リアリティ・プラス]』 (井庭崇 編著, 中埜博, 江渡浩一郎, 中西泰人, 竹中平蔵, 羽生田栄一, 慶應義塾大学出版会, 2013)

    パターン・ランゲージの歴史から最新の動向までを語った対談本です。序章の解説は本書のために書き下ろした「パターン・ランゲージ入門」です。

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    応急処置的な社会から、創造的な社会へ

    ▼パターン・ランゲージは、建築家クリストファー・アレグザンダーが提唱した知識記述の方法である。アレグザンダーは、町や建物に繰り返し現れる関係性を「パターン」と呼び、それを「ランゲージ」(言語)として記述・共有する方法を考案した。彼が目指したのは、誰もがデザインのプロセスに参加できる方法だった。ある「状況」で生じる「問題」をどのように「解決」すればよいのかという「デザインの知」を記述したパターン・ランゲージは、創造的な未来をつくるための共通言語となる。

    ▼建築分野で考案され、ソフトウェア分野で大きく発展したパターン・ランゲージは、いま、あらゆる分野の創造を誘発する「クリエイティブ・メディア」として進化する。本書では気鋭の研究者・井庭崇が、中埜博、江渡浩一郎、中西泰人、竹中平蔵、羽生田栄一という各界のフロントランナーを迎え、「パターン・ランゲージ」の可能性について徹底討論。読者のリアリティに新たな知をプラスする!

    ▼「リアリティ・プラス」(Reality+)
    「プラス」は何かを加えるという意味であるが、「リアリティ」には二重の意味を込めてある。第一に、読者がもっている物事の見方のレパートリーに、新しい要素――アカデミックな分野での最先端の知と方法――を加えることで、それまで抱いていたものとは異なる現実感(リアリティ)を得られるようになることを支援したい。第二に、本書で提示される知と方法を踏まえた仕組みや道具、制度、組織をつくることで、現実(リアリティ)を変える力をもつことを支援したい。このような思いが、「リアリティ・プラス」という名称に込められている。



    『パターン・ランゲージ :創造的な未来をつくるための言語』 目次

    プロローグ

    序 章 創造的な未来をつくるための言語――パターン・ランゲージ入門(井庭 崇)
    適応しながら成長する全体 / 「名づけえぬ質」を育む / いきいきとした町や建物を構成するパターン / パターンはデザインを支援する / パターンの言語化 / パターン・ランゲージの三つの世代とその特徴 / パターン・ランゲージ再考

    第1章 建築におけるパターン・ランゲージの誕生(中埜 博 × 井庭 崇)
    建築、コンピュータ、メタボリズム / 「意識の文化」と「無意識の文化」 / 重なり合いを含むセミラティス構造をどうつくるか / 言語とそれが生み出す質 / アレグザンダーのパターン・ランゲージのつくり方 / 語りとパターン・ランゲージ / パターン・ランゲージによって世界の捉え方が変わる / パターン・ランゲージの背後にある倫理観 / ひとつの美学を確立する

    第2章 建築からソフトウェアへ――パターン・ランゲージの展開(江渡浩一郎 × 中西泰人 × 井庭 崇)
    利用者参加型設計プロセスと増改築の方法 / ソフトウエア開発の分野での展開 / パターン・コミュニティ / 名づけえぬ質 / パターン・ランゲージをつくってわかったこと / パターン・ランゲージの新しい可能性 / 名づけることの重要性 / 身体化と守破離

    第3章 政策言語=政策デザインのパターン・ランゲージをつくる(竹中平蔵 × 井庭 崇)
    パターン・ランゲージと政策言語 / 政策言語のつくり方 / どのような政策がよい政策か / 政策に関わるそれぞれの主体 / 戦略は細部に宿る / どういう順番で政策を打ち出すのか / 「よい社会」のパターン / 現場を信じて現場に任せる / 日本のこれからの課題 / 政策言語の可能性

     付録 政策言語(プロトタイプ・バージョン0.1)(井庭 崇 × 竹中平蔵)
     社会のパターン / 政策のパターン / 政策形成のパターン

    第4章 パターン・ランゲージとネイチャー・オブ・オーダー(中埜 博 × 羽生田栄一 × 井庭 崇)
    パターン・ランゲージの進化――建築、ソフトウエア、人間行為 /パターン・ランゲージをめぐるそれぞれの経験 / パターン・ランゲージをつくる・使う / 語りのメディア・対話のメディアとしてのパターン・ランゲージ / 普遍的・間主観的・個別的なパターン・ランゲージ / 「センター」という重要概念 / 「いきいきとした質」を生み出一五の基本特性 / パターン・ランゲージの背後にある東洋のシステム理論 / AシステムとBシステムの戦い / 震災復興をめぐるAシステムとBシステム / アレグザンダーから日本へのメッセージ

    エピローグ
    文献案内
    パターン名索引
    事項索引
    人名索引



    出版社HP:http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766419870/
    Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/4766419871/
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    今年も11月22・23日に、六本木でORFが開催されます!

    2013年11月22日・23日に、六本木・東京ミッドタウンで、SFCの研究発表フォーラムである「ORF」(オープン・リサーチ・フォーラム)が開催されます。

    今年は、僕と井庭研関係では、パターン・ランゲージについてのトークセッションが3つ、井庭研の展示ブースが6カ所、高校生向けのトークセッションが1つあります。

    それぞれの企画については、今後、詳細情報を書きたいと思います。

    まずはこの2日間、ぜひ会場にお越し下さい!


    慶應義塾大学 SFC OPEN RESEARCH FORUM "創のbazaar"
    2013.11.22 (金) - 23 (土・祝)
    東京ミッドタウン ホール&カンファレンス(六本木)

    http://orf.sfc.keio.ac.jp/

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    SFCを体現する言葉の一つに「創」があります。創には、創造、創発、創意、創見など、はじめる、つくるという意味があります。まさに、常に新結合がもたらされ、新しい知、価値が生まれいずる処であるSFCは創のキャンパスといえるでしょう。
    ORF2012では「知のbazaar」を開催し、たくさんの方々に来場いただきました。
    bazaarとは、多様な人たちが自由に行き交い、対等に、かつ自発的に交易するオープンなプラットフォーム。ORF2013では「創のbazaar」にシンカ(進化、深化、新化)して、さらに新しい価値や可能性を生み出し、知の創発をもたらします。そして、皆さまと一緒に社会を元気にするための「銀の弾丸(silver bullet)」を探り出して、自我作古(我より古を作す)の気概をもって未来を創ってまいります。
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