井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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イベント告知「不可視のパターンランゲージ」(池上高志 × 岡瑞起 × 井庭崇)

来週の12月11日(土)の「複雑系の数理」の授業では、池上 高志さんと岡 瑞起さんをゲストにお呼びして、対談を行います。

池上 高志 × 岡 瑞起 × 井庭 崇 「不可視のパターンランゲージ」
日時:2010年12月11日(土)3・4限(13:00~16:15)
会場:慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC) 大学院棟 τ(タウ)11教室


池上さんは、人工生命の研究に取り組む複雑系研究者で、『動きが生命をつくる:生命と意識への構成論的アプローチ』という知的刺激に満ちた本の著者でもあります。「つくって理解する」という構成的理解を、コンピュータ・シミュレーションや、実際の物質、芸術などを通じて実践しています。かつてから僕が刺激を受けてきた複雑系研究者のキーパーソンです。

岡 瑞起さんは、東京大学 知の構造化センターの pingpongプロジェクトのリーダーです。pingpongプロジェクトでは、行為の観点からデザインを構造化することを目指し、その手段として言語が用いられているようです。そして、人をセンサーにして環境を読み取ることで「動く地図をつくる」、ということに取り組んでいるそうです。

先日、pingpongプロジェクトの李明喜さんと、雑誌『思想地図β』創刊号の座談会でお話しする機会があったのですが、どうやら「パターン」や「パターンランゲージ」という概念の捉え方や取り込み方が、僕とは異なるようです。そして、僕の研究会では「動きの地図をつくる」(Mapping the Dynamics)というテーマで研究をしていますが、これは、pingpongの「動く地図をつくる」と一見近そうに見えるけれども、やはり根本的なところで目指すところが違うようです。

今回は、pingpongプロジェクトの紹介をしていただけるということなので、この機会にその差異がどこにあるのかを明らかにし、それぞれの特徴を理解したいと思います。

そして、池上さんには「パターンの不可視性」というテーマで語っていただけるということなので、どのような話になるのか、今から楽しみです。


この対談イベントは、授業の一環として行われますが、履修者以外の聴講も歓迎しますので、興味がある方はぜひお越し下さい。

なお、この対談については、現在のところ、映像配信の予定はありません(この対談は、タイトルに「パターンランゲージ」とありますが、「パターンランゲージ」の授業の一環ではなく、「複雑系の数理」の授業での開催となります)。

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イベント告知 「創造と想像のメディア」(江渡 浩一郎 × 井庭 崇 対談)

来週の12月9日(木)の「パターンランゲージ」の授業では、江渡浩一郎さんをゲストにお呼びして、対談を行います。

江渡 浩一郎 × 井庭 崇 「創造と想像のメディア」
日時:2010年12月9日(木)4限(14:45~16:15)
会場:慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC) 大学院棟 τ(タウ)11教室


江渡さんは、産業技術総合研究所で研究員をされているメディア・アーティストで、最近は『パターン、Wiki、XP ̶ 時を超えた創造の原則』という本の著者としても有名です。この本は、パターンランゲージの考案者であるクリストファー・アレグザンダーの思想の変遷と、そこから影響を受けたWikiシステムやソフトウェア開発手法のXP(エクストリーム・プログラミング)との関係を初めて明解に説明したという点で、この分野に大きな貢献をしました。

今回は、江渡さんのこれまでの作品を振り返りながら、いろいろお話を伺いたいと思います。僕からも、現在構想中の「創造システム理論」(Creative Systems Theory)を紹介し、それらを踏まえて、オープンなコラボレーションによる創造や、創造を支援するメディアの構築について、一緒に考えていきたいと思います。

授業の一環として行われますが、履修者以外の聴講も歓迎しますので、興味がある方はぜひお越し下さい。なお、当日の映像/資料は、後日、SFC-GC上で公開予定です。(とはいえ、映像ではなく、その場を共有するということは、ひと味違う体験となると思うので、ぜひ会場でお会いしましょう!)

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