井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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プレゼンテーション・パターン プロジェクト

「プレゼンテーション・パターン」を制作した、プレゼンテーション・パターン プロジェクト(Presentation Patterns Project)を紹介したいと思います。

プレゼンテーション・パターンは、井庭 崇(慶應義塾大学 総合政策学部准教授)をリーダーとして、総合政策学部・環境情報学部に所属する学部1~4年生、坂本 麻美、松村 佳奈、荒尾 林子、柳尾 庸介、濱田 正大、村松 大輝、松本 彩、下向 依梨、中野 えみり、仁科 里志、野村 愛、安浦 沙絢、原澤 香織、山口 祐加によって制作されました。プレゼンテーション・パターンは、SFC井庭研の学部生14人と僕でつくりました。

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このプロジェクトは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の井庭崇研究室のプロジェクトとして、2011年5月より始まりました(2011年度春学期 研究会シラバス 参照)。春からのメンバーは、坂本麻美、松村佳奈、荒尾林子、柳尾庸介、濱田正大、村松大輝、松本彩と僕の計8人です。この段階で、プレゼンテーション・パターンの種ができています。

秋(2011年度秋学期 研究会シラバス 参照)からは、春からのメンバーに加え、下向依梨、中野えみり、仁科里志、野村愛、安浦沙絢、原澤香織、山口祐加も加わりました。継続メンバーと新規メンバーで力をあわせ、パターンの内容と記述の洗練を重ね、今回のバージョンが完成しました。

冊子のイラストも編集も、すべてプロジェクトメンバーが行っています。

イラストは、井庭 崇、原澤 香織、荒尾 林子が担当し、手描きから始めて、最後にはAdobe Illustratorで清書しています。

冊子の編集は、中野 えみり、門谷 めぐみ、濱田 正大、井庭 崇が担当しました(門谷は、井庭研の別プロジェクトのメンバーですが、冊子の編集に参加しました)。冊子は、Adobe InDesignで制作しています。Presentation Patternsのロゴは、村松 大輝が作成し、井庭 崇が表紙デザインをしています。

このプロジェクトが井庭研の学部生で構成されているという話はすでにしましたが、学年構成は、1年生2人、2年生6人、3年生4人、4年生2人となっています(SFCでは学部1年生から研究会(研究室、ゼミ)に所属できるので1、2年生もメンバーにいるのです)。

プレゼンテーション・パターンの感想やコメントを、ぜひプロジェクト・メンバーにいただければと思います。メールにて、 presentpatterns [at] sfc.keio.ac.jp までお願いいたします。

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プレゼンテーション・パターン(Presentation Patterns)の紹介

あらゆる分野・領域でイノベーションが求められている現在、自分の考えや新しいアイデアについてプレゼンテーションすることが、ますます重要になっています。そこで求められているプレゼンテーションというのは、単なる「伝達」ではなく、そのこと自体が新しい「創造」であるような「創造的プレゼンテーション」(Creative Presentations)ではないでしょうか。

創造的プレゼンテーションは、聞き手が自身の経験・知識を混ぜ合わせた新しい認識や発見をつくることを誘発し、次なる行動を生み出すことで、未来をつくリ出します。そのような創造的プレゼンテーションは、一体どのように実現できるのでしょうか?

img359_PresentationPatterns230.jpg井庭研プレゼンテーションパターン プロジェクトでは、創造的プレゼンテーションのデザインの秘訣を「プレゼンテーション・パターン」というかたちにまとめました。ここには、プレゼンテーション・デザインの視点や方法が34個収録されています。

ホームページでは冊子のPDFを公開しているほか、twitterでもプレゼンテーション・パターンを発信しています。ぜひ、プレゼンテーション・パターンをみなさんのプレゼンテーション・デザインに活かしてみませんか。


■ プレゼンテーション・パターンの全体像

冊子『Presentation Patterns』には、プレゼンテーション・パターンが全部で34個収録されています。

中心には「創造的プレゼンテーション」(No.0) があり、それに続いて、創造的プレゼンテーションの本質である「メインメッセージ」(No.1)、「心に響くプレゼント」(No.2)、「成功のイメージ」(No.3)が続きます。

その後のパターンは、大きく分けて3 つのまとまりに分かれています。第一のまとまりは No.4 からNo.12 までの「内容・表現」に関するパターン、第二のまとまりはNo.13 からNo.21 までの「魅せ方」に関するパターン、第三のまとまりは No.22 からNo.30 までの「振る舞い」に関するパターンです。
 
そして最後に、「独自性の追求」(No.31)、「魅せ方の美学」(No.32)、「生き方の創造」(No.33) という3 パターンで締めくくられます。
 
これらのパターンが相互に関係し合うことで、創造的プレゼンテーションのデザインを支えます。

PresentationPatterns_Wholeness_Final420.jpg

↑プレゼンテーション・パターンの全体像(クリックで拡大)



■ プレゼンテーション・パターンの読み方

個々のプレゼンテーション・パターンは、ある一定の形式で記述されています。ここでは、パターンがどのような形式で記述されているのかについて説明しておくことにします。

各パターンの左ページには、そのパターンの内容をつかむための概要が書かれています。上から順にみていくと、「パターン番号」、「パターン名(日本語)」、「パターン名(英語)」、「導入文」、「イラスト」、「引用文」となります。

まずページの左上に書いてあるのが、各パターンにつけられた「パターン番号」(Pattern Number)です。それに続くのが、日本語と英語の「パターン名」(Pattern Name) です。パターン名は、パターンの内容を適切に表し、かつ魅力的で覚えやすいようにつけられています。

その次に来る「導入文」(Introductory Sentence)、「イラスト」(Illustration)、および「引用文」(Quotes) は、そのパターンの内容を生き生きとイメージできるようにするためのものです。

PresentPatternsFormLeft420.jpg


各パターンの右ページには、そのパターンの詳細、つまり学びのコツの詳細が書かれています。上から順にみていくと、「状況」、「問題」、「フォース」、「解決」、「アクション」、「結果」となります。

まず最初に、そのパターンをどのようなときに使うのかという「状況」(Context)が書かれています。

区切りを示す「▼ その状況において」の後、その状況において生じやすい「問題」(Problem)が、太字で書かれています。その下には、その問題の解決を困難にしている原因が「フォース」(Forces)として示されています。フォースとは、物事や人間についての変えることができない力や法則性のことです。問題の解決が困難なのは、これらの諸力をすべて解決しなければならないからです。

そして、区切りを示す「▼ そこで」の後、その問題に対する「解決」(Solution)の考え方が、太字で書かれています。「解決」は抽象的に書かれており、それを具体的なレベルに落とすとどうなるかが、「アクション」(Actions)の部分に書かれています。

再び区切りを示す「▼ その結果」が来た後、このパターンを適用したときの予想される「結果」(Consequences) が書かれています。

PresentPatternsFormRight420.jpg


ぜひ、「プレゼンテーション・パターン」ホームページから冊子のPDFをダウンロードし、実際に内容をみてみてください。詳しくはこちら。→ 「プレゼンテーション・パターンのホームページ&twitter bot」
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「プレゼンテーション・パターン」のホームページ&twitter bot

「プレゼンテーション・パターン」(Presentation Patterns;通称「プレパタ」)※ のホームページとtwitterアカウントをつくりました。


■「プレゼンテーション・パターン」ホームページ

このサイトから、プレゼンテーション・パターンの冊子PDFがダウンロードできます。A4用紙への印刷に適したバージョンと、iPad、kindleなどでの表示に適したバージョンがあります。媒体・目的に合わせてダウンロードし、ご覧ください。

http://presentpatterns.sfc.keio.ac.jp/

PresentationPatternsHP.jpg



■ 「プレゼンテーション・パターン」twitter bot

PresentPatterns100.jpgプレゼンテーション・パターンを定期的につぶやいてくれるtwitter botを用意しました。感想やRT、大歓迎です!

http://twitter.com/presentpatterns



プレゼンテーション・デザインに取り組むときに参照したり、他の人とプレゼンテーションについて話すときの語彙として、ぜひご活用ください。
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