井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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一緒に学ぶ仲間とともに。

今学期の井庭研は、サブゼミも充実している。今週スタートしたサブゼミは、以下のとおり。

ルーマン サブゼミBook-Luhmann.jpg
ニクラス・ルーマンの社会システム理論を英語で読むサブゼミだ(もともとルーマンの著作はドイツ語で書かれているので、ここで読むのはその英訳版)。読むペースとしては、基本的には授業「社会システム理論」の宿題の進行に合わせて、その該当部分を英語で読んでいく。ルーマン用語の日本語-英語対応リストなども作成してみたいと思う。
『Social Systems』(Niklas Luhmann, Stanford University Press, 1995)

量子社会 サブゼミBook-Zohar.jpg
『The Quantum Society』という本を読みながら、量子力学と社会科学の関係づけを試みるサブゼミ。この本は、量子力学の考え方にもとづく社会観について1冊を割いている、世界で唯一の本だと思う。このサブゼミを通じて「量子力学にもとづく社会科学」を構想したいと思う。
『The Quantum Society: Mind, Physics and a New Social Vision』(Danah Zohar, Ian Marshall, William Morrow & Co, 1994)

ハイエク サブゼミ Book-Hayek.jpg
「自生的秩序」をはじめとして、フリードリッヒ・ハイエクの考え方を理解することを目指すサブゼミ。ハイエク自身の『法と立法と自由』などや、『ハイエクと現代リベラリズム』などの本を、参加者の興味に合わせて各自が読んできて、報告しあう。
『法と立法と自由〔Ⅰ〕:ハイエク全集1-8新版』(ハイエク, 春秋社, 2007)
『ハイエクと現代リベラリズム:「アンチ合理主義的リベラリズム」の諸相』(渡辺 幹雄, 春秋社, 2006)

英語 サブゼミ
スピーキング、リーディング、文法など、英語の勉強をしようというサブゼミ。この時間は英語でスピーキングを行うということにも挑戦。いま井庭研では英語熱が高まっていて、ゼミ生の約半分がこのサブゼミに参加している。

インターリアリティ プロジェクトBook-Network.jpg
サブゼミではないが、井庭・土屋・熊坂で担当する大学院プロジェクト「インターリアリティ」では、今学期はネットワーク科学やべき乗分布の理論について輪読する。また、大量のデータを扱うデータベースのスキルの向上も目指す。
『Scale-Free Networks: complex webs in nature and technology』(Guido Caldarelli, Oxford University, 2007)


これらのうち、時間的に参加できない英語サブゼミを除いて、僕は上記のほとんどに参加する。一緒に学ぶ仲間がいて、本当にしあわせだなぁ。

    SubSeminar2.jpg SubSeminar1.jpg
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天気がよかったので。

KamoikeSeminar.jpg天気がよかったので、今日のゼミは鴨池のほとりでやることにした。せっかくの晴天なのに教室にいると気分が滅入るかな、と思って。外が明るい分、部屋の中はどうしても影になってしまうから。
こうして、井庭研週2体制の最初の金曜ゼミは、芝生の上で行われることになった。風もあまりなく、とても気持ちよく過ごせた。とはいえ、5時半にはさすがに寒くなったので、共同研究室に移動したのだけど。

今日のゼミの内容は、研究テーマ発表。今学期取り組むテーマについて3分間語る。1枚のレジュメにまとめて、それを配って説明する。「テーマが曖昧な人は、事前に僕のところに相談に来るように」と言ってあっただけあって、みんなだいたいの方向性は定まっていた。新しい教育・学習支援の方法や、コミュニケーションの観点からの社会分析、e302Seminar.jpg自生的秩序の研究、生命・複雑系のアートなど、僕からみると、どの研究もとても面白そうなものばかり。今後の進展が楽しみだ。
来週から金曜ゼミでは、研究レビューが始まる。週3人ずつ自分の研究の中間報告をし、それをみんなでレビューするというものだ。一緒に研究を育てて、かたちにしていきたい。
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